Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

地元のオープン大会にて

2008年02月18日 | 卓球
今日は地元卓球協会主催のオープン大会。この地区は昔県内の卓球界をリードしていた地域なので(なかには全日本学生チャンプや世界選手権代表になった選手もいたという)、レベルの高いオジさんたちに高校生がチャレンジするという雰囲気の大会だったが、最近少し様子が変わってきた。地元の中高を卒業した若者たちが、社会人になっても地元のクラブ等で卓球を続けて大会に参加するようになったのだ。また、東京の大学に進学して卓球を続けた者たちも帰ってきて、仲間を引き連れて大会に参加するなど、メンバーがずいぶん多彩になった。昔は腕自慢のオジサンたちにはね返された彼らだが、今では十分に力をつけ上位で活躍している。さて、そんな実力者がひしめくなか、我がチームの高校生たちはどこまで頑張れるか?
 競技はダブルスから始まった。高校生を一組けちらすと、すぐに地元の強いオジさんペアと対決だ。当方のエースダブルス、2番手ダブルスともにそんなオジさんペアの老獪さに1-3で敗退。コース取りや攻め方に経験がものを言うダブルス、まだまだ修行が足りないようだ。若者組はそんなオジさんたちを力でねじ伏せ上位に進出、決勝は若者組同士の対戦となった。ウチの3番手ダブルスは、優勝ペアに2回戦で対戦しフルセット9本と接戦していたので少し悔しい。
 午後からはシングルス。3人で予選リーグを行い、1位がトーナメントに進める。弱い選手でも2回試合できるのが嬉しい。予選を勝ち抜いたウチの選手たち、頑張ってる頑張ってる!
 県内の強豪校K高のエースだった選手とフルセットの激戦を繰り広げるもの、ダブルスで優勝した第一シードの選手から先に2セット奪うもの、若者組の最年長・試合巧者で鳴らす選手を前陣ブロックとスマッシュで撃破するもの、関東リーグ一部の大学に在籍したことがある選手を3-2でなんとか振り切り勝利するもの、激戦・接戦を制し、なんとかエースの選手1名だけベスト8に残ることができた。
 準々決勝の対戦相手は、東京の大学から帰ってきたばかりの若者。私にとっては忘れられないかつての教え子である。前任校の最後の3年間はこの子とともにあった。
「全国出場」と汚い字で大書した紙を練習場に張り出し、常に部員の先頭に立ち頑張った彼。団体戦で第2シードのチームを下し、初めて私を関東大会に連れて行ってくれた。この春からは、非常勤講師などをやりながら、公立学校教員を目指すという。
 一方今のエースの子も真面目にコツコツとよく頑張っている。中学時代シングルで県大会を勝ち上がったことはないが、少しずつ技術を向上させ、この秋ようやくベスト16に這い上がった姿が前任校の教え子のイメージとだぶることもある。この二人が対戦するなんてまったく不思議な縁だ。
「先生どっちを応援するの?」いきさつを知ってるオジさん選手がひやかし半分で聞いてきた。「もちろん今の教え子ですよ!」
 高校生が一生懸命大学生に向かっていく、そんな姿を後ろで応援しながら、私はなんともいえず幸せな気持ちに包まれていた。長いこと卓球指導してきて、辛いことも嬉しいこともあったけど、今日はまた格別だなあ!











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