Suさんの学球日誌

理科&日本語教師のSuさん(旧名SunQ)が、
国内・国外様々な学校を渡り歩き、
いろいろなチャレンジを試みます。

ずいぶん違うよね(国際学校の特徴)

2023年01月28日 | 学校生活

 先週学校の授業について記事をUPしたが、考えてみると今の学校のことを詳しく書いたことが、まだ無かった。

なので、今回はNew ISの特徴について説明しようと思う。

 これが理科の教室、雑居ビルの2階にある

 岩田学園ニューインターナショナルスクールオブジャパン(New IS)は2001年に創立、現在は3歳児から12年生(高3生相当)までを教育するカリキュラムを実施している。在学しているのは、在留外国人家庭の子女、国際結婚された家庭の子女。実は日本人家庭の子女も多数いる。

この学校をはじめ、多くのインターナショナルスクールは、学校教育法第一条に規定された学校ではない。つまり各種学校ということになる。なので、文科省の定める学習指導要領による制約はなく、独自の教育を展開できるのだ。

特徴その1「二言語教育」 

 授業は、英語と日本語の二言語で実施する。スコットランドの「卓越へのカリキュラム」に従い、テーマに基づいてカリキュラムを組んでおり、教材はそのカリキュラムに合わせて準備される。約20人の児童に対して2人の教員がチームティーチングで臨み、クラス全体での学習や個人で進める学習(センターやプロジェクト)を組み合わせている。

 ※センターとは、教員が一つのテーマに関連した複数の課題を用意し、生徒に自由に選ばせ学習させる形式

  プロジェクトとは、生徒がテーマに関連した課題を自身で設定し、探究し、成果を発表する学習形式

 というわけで基本二言語なので、私はふだん日本語で授業を行っているが、日本語がチョー苦手な生徒に対しては英語で説明することもある。

特徴その2「マルチエイジ教育」

 児童生徒は、Aクラス(プレスクール3-5歳)、Bクラス(1-3年生)、Cクラス(4-6年生)、アッパースクール(7-9年生)、シニアスクール(10-12年生)と5段階があり、各段階では3学年合同のクラスが組まれ、授業が行われる。

アッパースクールの理科の授業風景(中1-3相当の生徒が一緒に学ぶ)

学校のHPによると、「これは構成主義の考えに基づいた教育であり、子ども達は体験に基づいて知識や理解を構築し、教師から学ぶと同時に子ども達同士から学び、学年レベルという従来からの制約に妨げられることなく進歩できる」らしい

そんなわけでアッパースクールの授業は今までの高校生に行っていたのとは大分勝手が違う。特に7年生なんてほとんど小学生だから、騒いでやかましいヤツなんかもチョロチョロいて大変! それでもSuさん、以前小学校に出前授業を行っていた体験なんかを活かしながら、なんとかやり繰りしている。

 来週からは2月、いよいよ転職6カ月となるが、この学校に慣れるまではまだまだ時間がかかりそうだ。

コメント (2)
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