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JUNSKY blog 2015

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-10

2006-09-22 19:31:10 | 旅行記
  (写真はモーツァルトの住居跡Museum)

日本ガイド付きの観光バスでザルツブルグ市内観光

11:45 迎えのマイクロバスが到着。ロビーまで迎えにきた。
12:00 予定通り日本人ツアー開始。 
ガイドは矢花(やばな)さん(30代位の女性)。 長野県出身。
10年前からザルツブルグ在住のベテラン。 
運転手は Richardさん。

 ツアー参加者は5名。マイクロバスで出発。
前半1時間半は、市内観光だが、途中2ヶ所の下車だけで、いわゆる車窓観光が中心。 
それでも市内の位置関係の一部が解って良かった。

 ザルツブルグ祝祭大劇場は2700名収容という。
小ホールはリニューアルされたとのこと。
他にフェルゼンライトシューレと言う岩山を切り開いたホールがあるという。
祝祭大劇場とフェルザンライトシューレは、先ほどのチケットでコンサートを聴く予定のところ。

 この祝祭劇場近辺には、3000台収容の地下駐車場があるという。 
それでもコンサートがある時は収容できず、付近は大渋滞になるという。


  (祝祭劇場の一画)
 丁度、祝祭劇場横を通過中、交通整理の警察官に呼び止められた。
助手席の矢花さんがシートベルトをしていないとの指摘。
運転手もしていなかったのだが、御当地では助手席の方が規制が厳しいようだ。
 観光案内中につき徐行運転のさなかにである。
いつもなら注意だけで済むそうだが、この日は虫の居所が悪かったようで(矢花さんの言)きっちり罰金35ユーロ(5千円位)を払う羽目に。
「今日はタダ働きになった。会社は出してくれない」とのこと。 

(続く・・・)
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-10
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靖国神社の展示

2006-09-20 22:38:30 | 旅行記
   写真はロケット推進特攻機「桜花」

靖国神社の遊就館について幾つか書いてきたが、改めて展示内容を振り返る。
(但し、展示品の写真撮影不可ということで、写真はない。)

軍事博物館の性格であることは、前に述べた。

 一方で、歴史博物館でもある。
武器・武具については、古い鎧から近代兵器まで展示してあるが、パネル展示としては、明治維新前後からの歴史に重点を置いている。

 私も“尊敬する”坂本龍馬が大きな絵と伴に取上げられ、積極的な扱いを受けている。彼の本意とは関わり無く、坂本龍馬は靖国神社の宣伝役にもなっている訳だ。
 維新の功労者として、扱われているからである。

 いまや、明治維新そのものに様々な疑問が投げかけられている時代であるが、靖国神社では明治維新は正しいものと位置づけられている。
 従って、江藤新平は「征韓論」に敗れて下野という、既に毛利敏彦氏などによってその一面性が否定された話も、事実として押し通している。
 西郷隆盛や江藤新平は、靖国神社には祀られていないということだ。

 パネルは、次に19世紀から20世紀前半に掛けての欧米諸国によるアジア諸国の植民地支配の実態を詳しく描いてゆく。 それは確かに事実の一つの側面ではある。

 アジア諸国が、植民地支配に抗してそれぞれ欧米と戦い、「アヘン戦争」の結果に見られるように次々に敗北して完全に支配されてしまった様子を紹介する。

 前にも書いたが、この欧米列強のアジア支配を打破するために「わが国は、アジア解放のために、斯く戦えり」というのが、展示のスタンスである。

 そして日清戦争(第6展示室:以下⑥と表記)・日露戦争(⑦)・満州事変(⑧)と順に描いてゆく。パネルだけではなく、当時の戦意高揚のニュース映画なども活用して紹介する。
 日露戦争は、ロシアとの全面的戦争ではなく、朝鮮半島をめぐる利権の争奪戦と言う局地的な戦争であったことがわかる。
 
 シナ事変(⑩)をへて、中心的展示はなんと言っても、靖国神社の言う「大東亜戦争」であり、展示室11から15に至る大規模な展示となる。

 最後に、この無謀な戦争で死に追いやられた若き前途あった人々の「写真」と「遺品」を展示してある。その量は大したもので、展示室16から19の壁を埋め尽くすように写真が掲げられている。
 この方たちは、軍国教育のもと、真実や世界の情勢を知らされることなく、誤った国策と、軍部の拙い戦略と戦術によって、特攻攻撃などの無茶な作戦の犠牲になった人々である。もちろん、ここに掲げられたのは、極一部ではあろうと思うが、それでもこれだけ多くの若者を犠牲にする、戦争と言うものの怖さと残酷さを思わずにはいられない。
 なお、ここには空襲などで犠牲になった一般国民は、対象とされていないようである。


   (写真は艦上爆撃機「彗星」)
 これらの、展示室に囲われるように、中央に大型展示室があり、各種特攻兵器や艦船や航空機の模型が展示されている。
 前回写真を載せた「人間魚雷・回天」や特攻ロケット機「桜花」などが展示されている。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-9

2006-09-19 19:23:58 | 旅行記
    写真はカラヤン広場のモニュメント「馬の脚洗い場」
   ミュージカル「the Sound of Music」に出てきたという

8月17日(木)
目覚ましもならないのに6時ごろ目が覚めた。 日本では午後1時頃。真昼だっ。

盆休みも終わり、今日から仕事にでているはずだ。
もう一度寝ようとしたが、今度は目覚ましが鳴ったりで、結局しっかり目が覚めてしまい、またシャワーを浴びて、7時前に早めの朝食。
 パン、ハム・ソーセージ、チーズは各種あり豊富なメニュー。 ただ、サラダや卵料理はなかった。

 部屋に戻り、荷物を全部出して詰なおし。 結構な分量の荷物だ。この二つのコンパクトなバッグによく入っていたものだ。
 
 9:30チェックアウト。 係員がフロントデスクにおらず、まず捜しに行くところから始めなければならない。
 荷物を全部持って、9:40トロリーバスNo.1にのり、Herbert von Karajan Platz (カラヤン広場)へ。
Herbert von Karajan とは、一世を風靡したザルツブルグ出身の指揮者・帝王カラヤン氏のこと。

 後でわかったことだが、カラヤン広場に接してザルツブルグ祝祭劇場がある。
9:50 カラヤン広場に到着。
祝祭劇場の係員にチケットセンターの場所を聞くと、親切に教えてくれ、すぐにわかった。
 上の写真の「馬の脚洗い場」のモニュメントの左側を入り、背後の断崖を貫いているトンネルの手前とのこと。 すぐにわかった。
10:00 チケットセンターのオープンと同時に予約証を見せるとすぐに対応してくれ10:05には、予定の3公演のチケットゲット。

(写真はザルツブルグ音楽祭メイン会場となる祝祭劇場)

 ミラベル広場にトロリーバスで戻り、10:30にバス停近くのホテルに飛び込んだ。フロントで、ザルツブルグ市内とザルツカンマーグート観光バスのチケットを取ってもらえるかパンフレットを示しながら尋ねると、嫌な顔もせず、手続きしてくれる。バス会社に連絡を取り、チケットを発券。

 普通、宿泊しているホテルで予約するのだが、宿泊者以外にも便宜を図ってくれることがわかった。
正午出発なので11:45頃にもう一度ロビーに来てください、との案内。

 1時間あまりあるので、界隈をあるくことに。 絵葉書を買い、ミュンヘンの総領事館に昨日の御礼のはがきを書く。 近くの「ホルンマーク」の郵便局に入って窓口に出すと55セント(80円位)。郵政改革の時にドイツポストを参考にするという話しがあったが、この郵便局まるでコンビニ。この窓口に郵便を出して良いのか?という雰囲気だった。

 後で解ったのだが、このホテルの目の前にモーツァルトの記念館があった。1時間なら観覧できたかも。
(続く・・・)
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-9
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-8

2006-09-17 23:22:04 | 旅行記
    写真はミラベル宮の庭園と背後にホーフェン・ザルツブルグ城

ようやく午後7時に部屋に入る事ができた。
さすがに、置き忘れ事件と、駅から荷物を持ってのウォークで汗だく。
ほっとしたところで、シャワーを浴び、着替えて外出。

 19:50頃、ホテルのすぐ近くのバス停からバスに乗車。 この時点では方向感覚は全く無い。 ミラベル宮殿方面に行くであろう番号のバスに乗った。乗車したところでザルツブルグ・カードに日時を自分で記入。(この手のカードはウィーンでもブダペストでも機械で刻印ではなく、自分で記入する)
 そうこうしているうちに、すぐにミラベル宮殿近くらしきバス停に着いたので、下車。 よく見るとトロリーバスである。トラムに代わる電気モーターのバスによる交通機関だ。

20:00、ミラベル庭園に入る。 まだ明るい。


花壇がご自慢だそうで、装飾的に飾られている。ミラベル公演を裏側まで一巡。ミラベル宮殿は小さい(とはいってもウィーンのホーフブルグやシェーンブルンと比べての話で、小さいというのは語弊があるかも)。
 観光客向けの宮殿コンサート(8時開演)の受付けはすでに終了しているようだ。 「演奏の優劣」はともかく、『大理石の間』でのコンサートの雰囲気を楽しむものだそうだ。
20:15 庭園の一画で、楽器を鳴らしている一団があるので、素人の路上パフォーマンスかと思いながらも、近くのベンチに座り様子をみる。 団員が三々五々集まり結構大人数になってきた。
20:25 音合せを終わった楽団が、何故か宮殿の裏の方に引き上げてしまう。?????
20:30 ホイッスルの音と伴に打楽器が打ち鳴らされ、さきほど退場した楽団が演奏しながら行進してきた。 この行進のために、一時退場した訳だ。 


吹奏楽団の編成であるが、さすがに地元、ワーグナーチューバがユーフォニウムに代って使われている。
そこから1時間以上に亘る、マーチやポルカなどを中心に、モーツァルトやヨハン・シュトラウスのナンバーも交えた野外無料演奏会が続いた。 偶然この演奏会に出くわした私同様の聴衆がどんどん増えて行き、手拍子や掛け声などで大いに盛りあがっていった。 演奏の水準はそれほどではなかったが、時ならぬ演奏会に私も他の観衆もフィーバーし、何度もアンコールの声。 少なく見ても4曲はアンコールに応じていた。最後のほうでは聴衆も一緒に歌っていたから地元では有名な曲なのであろう。
 21:45 野外コンサート終了。 これが、この旅行での最初のコンサートであり、印象的な演奏会であった。

 ミラベル宮殿の一角と噴水がライトアップされていて良い雰囲気を創っていた。


 歩いてホテルに帰る。バスではあっという間のように思えたが、歩くと7・8分かかった。
22:00ホテル着。 さっきのキーで自分で開けて入る。 シャワーをもう一度浴びた後、ホテル併設の先ほどのレストランで遅い夕食。チップ込みで20ユーロ払う。
翌日は久しぶりにゆっくり寝られそう。 12時前に就寝。 本日はこれまで。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-8
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-7

2006-09-14 17:39:56 | 旅行記
   写真はミュンヘンからザルツブルグへの車窓から

  <しばらく、間が空いたので、前回の続きを>
 
 ヘルシンキからミュンヘンに到着し、空港から市内へと向かうSバーン(電車)にパスポートなど貴重品入りの、愛用のャケットを、置き忘れたという話です。

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 こういう場合は総領事館へ、とにかく連絡と思い、電話も面倒なので、タクシーで総領事館へ。
 入り口ですれ違った日本人女性外交官(一見おばさん風)に尋ねると、「たった10分前に郊外の警察から日本人のパスポートを預かっているとの連絡があったばかり」と言い。ちょっと待ってと言って、所轄の警察署の名称や私の名前やパスポート番号を書いた情報をプリントアウトしてくれた。
 親切な対応であるが、その警察署まで送ってくれる訳ではなく、「自分で行って!」という対応。
私はどうにかなったが、旅慣れない人には「不親切な対応」と思ったかも知れない。
  (ここまで、前回記述)
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 その警察署まで『行って帰って来る顛末』も長々とあるのだが、それは置いといて、ようやく郊外の警察署にたどり着くと、サインを2ヶ所するだけで、簡単に引き渡してくれた。
にこやかで親切な対応だった。 
中身は現金も含め全て無事だった。
 あのスポーツマン達が届けてくれたのであろうか?



 と、言う訳でミュンヘンでの一日は、この途上の風景を見ただけで終わってしまい、当初計画の『美術館巡り』などはできなかったが、とんでもない失敗をやらかした強度のストレスと、反対に現地の人々の親切に触れるという、めったにできない経験ができた。

15:50ミュンヘン中央駅着。ザルツブルグ行き切符を購入。



 16:22ザルツブルグ行き発車。
  → 17:05 Rosenheim → 17:40 Traumstein
  → 18:00 Freilassing → 18:05 Salzburg
1時間40分あまりのEC列車の旅であった。
ザルツブルグ駅のキオスクでザルツブルグ・カード(72時間)を購入。

 ホテルは地図に拠れば駅の近くだが、方向が良くわからない。 駅のインフォメーションでホテルの書類を見せて問うと、「駅を出て左へ真直ぐ、歩いて10分」とのこと。
18:45ホテル前にようやく到着した。

 ホテル前に着いたが、玄関のドアはロックされている。
ドイツ語で「本日満室」との表示が掛かっている。
こういう場合は国際ケイタイが要るなあ!と思う。

 入り口の右の方に、おそらくこのホテル併設と思われるレストランがあり、そこは、開いていたので、状況によっては『夕食』を食べれば良いとばかり、そこに入った。
 「ホテルは開いていないのか?」と英語で問うと、「予約はしているのか?」と尋ねるので、予約受付けメールのコピーを見せると、その場でキーを渡してくれた。
 このキーは玄関の鍵も兼ねていると言う。 自分で開けて入れと言う訳だ。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-7
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-6

2006-09-06 20:34:13 | 旅行記
   私が乗ってきたSバーン(郊外電車:S8ライン)

 【このところブログ閲覧数が千を切っていましたが、久しぶりに千を超え、ランキングも千位以内になりました。】

ミュンヘン到着早々、オオドジ

 8月16日 10:38
 車内でちょっと うとうとしていたが、空港から30分ほどのOstbanhof(東駅)についたようなので下車。
下車後、乗ってきた電車を見送って、その時気がついた。 ジャケットを社内に置き忘れてきたことを…

 そのうえ、そのジャケットにはパスポート、クレジットカード、現金(100ユーロ位)、免許証まで Most important things を、ご丁寧に入れていたのだ。 
荷物を置き忘れたり、置き引きにあったりすることもあるからと、いつも身に付けている“筈”のジャケットに貴重品一式を入れておいたのが裏目に出た。

 そこから、これを取り戻すまでの顛末は数回分もの長さになるので、ブログ上は簡単に留める。

 欧州ではこういう大きい駅でも駅事務所がない。
切符売り場があったので、そこに書けこみ事態を英語で説明。
すると、ホームの端に係員詰所があるから、そこへ行けと。 
確かに詰所はあった。 

 そこの係員に英語で説明。 役職者ではなく係員であるが英語は通じた。 
説明すると車両の前方か後方か?左側か右側か?など状況を確認。 
鉄道電話で、その時点で走っているであろう付近に連絡してくれている模様。
30分ほどで結果が解るはずだからちょっと待って、と親切な対応。

 30分以上待ったが、結局、この場では見つからず、「遺失物の情報が集中するHauptbanhof(中央駅)へ行って問い合わせて見て」とのことで、中央駅へ。
遺失物係をようやく見つけ出し、問い合わせるが情報無し。

 こういう場合は総領事館へ、とにかく連絡と思い、電話も面倒なので、タクシーで総領事館へ。
入り口ですれ違った日本人女性外交官(一見おばさん風)に尋ねると、「たった10分前に、郊外の警察から日本人のパスポートを預かっている、との連絡があったばかり」と言い、ちょっと待ってと言って、所轄の警察署の名称や私の名前やパスポート番号を書いた情報をプリントアウトしてくれた。

 親切な対応であるが、その警察署まで送ってくれる訳ではなく、「自分で行って!」という対応。 
 私はどうにかなったが、旅慣れない人には「不親切な対応」と思ったかも知れない。
 その郊外の町は、Sバーン【S8】沿線の駅であることが解った。

(次回に続く)

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-6
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-5

2006-09-05 00:06:09 | 旅行記
     写真は濃霧のヘルシンキ空港

8月16日

 早朝4:35起床。
 4:55 朝食。 早朝ではあるが、コーヒーも含めて一通り用意されていた。
 
 5:20 バス停に到着。 5:30定刻にバス発車。 

 僅か25分、5:55に空港に着き、6時にはチェックイン・カウンター前の列に並ぶ。
6:15にセキュリティチェックを受け、搭乗口へ。 
EU圏内なので、外国へもパスポート・チェックなし。

 外は、100m先も見えないほどの濃霧。 ゲートにとまっている機体も頭部のみしか見えない状況。
予定通りフライトできるのか? 出発予定は7:30なので、まだ1時間以上はあるから、この霧は消えるかも…

搭乗予定は、やはり30分ほど遅れて、7:40搭乗開始。
70人乗り位の小型機。 EMBAER170型。 7:50着席。
7:57ゲートを離れ、8:05離陸。 この頃の天候は晴れ。 機上からみると、周辺の森にはまだ深い霧が立ち込めているが、空港はスッキリ霧も晴れている。 離陸さへしてしまえば、雲に突っ込んでも平気なので、問題無し。
2時間20分のフライトで10:25ミュンヘン空港着陸。10:33ゲート着。
1時間の時差で現地時間9:33。

郊外電車Sバーンのチケット購入に若干手間取る。ガイドブックを見ながらではあるが、券売機の表示は当然ながら全部ドイツ語。 近郊一日券を8ユーロで購入。S8ラインに乗り込む。10:02ミュンヘン空港駅発。
 私の着席したブロックにはスポーツ遠征中らしい若者たちが周囲を取り巻いて座っていた。 空港からきたようで、外国からの遠征組らしい。 トルコ航空と思われるタグが付いていた。
 社内が少々暑かったので、ジャケットを脱ぎ荷物の横に置いたのだが…

(今回も私の覚書のような内容で、退屈させました。)


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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-5
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-4

2006-08-31 20:54:00 | 旅行記
   写真はクルーズ船からの風景(午後9時頃)

【ヘルシンキ(フィンランド)でのディナー・クルーズの続きです。】

クルーズ船に、乗船するのに、お金はいらない。
と、言っても無料ではもちろん、ない。
乗船後、ディナーを注文し、船内で支払うようだ。

一人だが、と言うと別にいやな顔もせず、4人席に案内してくれた。
混み合ってはいない。

さっそく、ビールを注文。
そしてメニューから、日頃日本で食べられそうも無い「鴨のステーキ」とやらをオーダーした。
ビールとオードブルが来た。 
時計を見ると午後7時15分だ。 まだ、日中のような明るさ。
そう、ここは北欧、そして夏の盛りである。 白夜とまではいかないが結構日は長い。
このオードブル、結構量が多い。メインディッシュと間違えるほど。

(オードブルの写真です)

要所・要所でフィンランド語(もちろん、さっぱりわからない)と英語(これもあまり明瞭には聴き取れなかった)で説明があるが、充分解るという訳ではない。船外の風景には、予想したほおの大きな変化はない。

次に、メインディッシュが来た。ワインを頼む。
味も良く、相当食べ応えがあった。分量も相変わらず多い。
7時45分だが、まだ明るい。

(メインディッシュの写真です
 右上隅は船外の明るさを示す)

一息ついた頃、デザートが来た。8時15分。
特大のチーズケーキ(日本の喫茶店の4倍位はありそう)だ。 これは重かった。
コーヒーを注文して、結局全部たべちゃった。太るぞ!

(デザートの写真です)

クルーズ海域の水質はクリアとは言いがたい。緑褐色で濁っている。魚も見えなかった。
島々は、波打ち際ぎりぎりまで、針葉樹で覆われている。
その一画を切り拓いてヨットを係留した別荘のようなものが、まばらに在る。

北欧の夕暮れは暮れそうでなかなか暮れない。9時過ぎてようやく夕方の景色になってきたが、そのまま日没とはならず、時間が過ぎる。長袖でもちょっと寒くなってきた。

船が帰途に着き始めてから、ボーイさんが清算書を持参。乗船料14ユーロを含め、53.5ユーロ(E)。

1ユーロ150円として8千円ほどであるから、手ごろな価格設定と思う。
(メイン:E28、ビール:E5、ワイン&コーヒー:E6.5)
チップを5ユーロ置いた。

9時半下船。
市内循環トラムで1周。
午後10時半、駅前に到着。明朝の空港行きリムジンバスの時刻を確認。
5:00,5:30,5:50,6:10
5:30乗車を目標にする。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-4
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-3

2006-08-28 23:10:05 | 旅行記
   ナイト・クルーズの船からヘルシンキ中心部を望む

ザルツブルグまでは、まだ先が長そう。

 ヘルシンキ駅からホテル「Arthur」までは、地図によるとすぐ近く。
駅前をそれらしき方向へ歩く。
ところが、しばらく歩いても見つからない。 屋外のカフェテラスの店員に道を聞く。

 ここフィンランドでも、英語は普通につうじるようだ。
ホテル名は印刷物を見せたので、活字で示せたからよかった。
「アーサー」ではなく「アルトゥール」と発音している。
 その店員の話によれば、さっき来た方向。
戻って反対側から見ると、ようやく、そのホテルは見つかった。
さっき既にホテルから数十mまで肉薄していたのだった。

 チェックインし、シャワーを浴び、着替えて表に出た。 
観光に出る前にフロントに「明日7:30のミュンヘン行きに乗りたいのだが」と尋ねると、ホテルを朝5時過ぎには出て、駅前からバスに乗った方が良いとの事。「朝食は5時に食べられるよう準備する」 との親切な対応。

 ホテルを出て、近くのトラム停留所から、市内循環の「3T」に乗車。
ナイトクルーズが午後7時からあるらしいので、船着場の方に向かう。 
乗車してから行き先を訪ねるとOKとのこと。トラムは2ユーロの均一料金。

 午後6時半頃、地図の船着場前の停留所で降りて発着場へ。 
ところが、閉まっている。目の前には大きなフェリーに車が搭乗中。
 どうもナイトクルーズの船着場では無く、フェリー埠頭に誤ってきたようだ。

 相当向こうのかなたに、それらしき船が停泊しているので、歩く・歩く・・・。
7時10分前ごろ、その船着場に着いた。
パンフレットでは30分前乗船とあったが、10分前でも気軽に乗せてくれた。

午後7時定刻通り出港。

これから2時間半のクルーズだ。 北欧の海岸線が楽しみである。

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-3
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-2

2006-08-25 21:10:55 | 旅行記
   写真は、ヘルシンキ中央駅正面

名古屋へ向かうのは、FINNAIRとコードシェア便となっているJALの機体(MD81・小型機)。
お盆休み中だというのにガラガラ。福岡から名古屋はやはり新幹線が便利なのでしょうか?

 8:45名古屋空港着。 FINNAIRのカウンターチェックインに約1時間掛かる。これは単に列が長かっただけで、テロ事件のせいではない。

その後セキュリティチェック。

 渡航数日前に、英国での大規模航空テロ未遂事件が発覚し、米国行き渡航者の荷物チェックが厳しくなったということで、どうなることやらと思っていたが、ペットボトルも乾電池も問題なく通過。
 旅行社によると、このテロ発覚で、アメリカ・ハワイ・グアムなどの方面の旅行を予定していた人達の対応に追われて大変だったとの事。
 ある意味ではFINNAIRを選んだのは正解だったかも。フィンランドは中立の立場を貫いているようだから。

10:00 パスポートチェック。 スムーズに進む。
10:30 GATE16Aから搭乗開始。(MD11・500人位乗れそう)
11:20 離陸。 これから9時間半の忍耐の空の旅。
12時ごろ 軽食(スナック)
12:45 昼食(ビーフカレー;産地は不明?) そば等
14:00 早くも強制睡眠タイムで暗転。
19;30 軽食(グラタン)。 ここで6時間時計を遅らせる。(時差マイナス6時間)
→ 13:30
14:15頃 着陸態勢に。 しかし、いつまでたっても厚い雲の層からは脱出できそうに無い。
 どうも、着陸待ちで雲の中を回っているようだ。
15:03 ヘルシンキ空港に着陸。 着陸態勢に入ったときは定刻に到着と思ったが、上空待機で結局30分遅れの着陸でした。
15:25 ターミナル着。 それから忍耐の荷物待ち。 16:15、50分も待って荷物受け取り。
 急いでバスに乗り込み、16:30 ヘルシンキ駅に向かって発車。 ところが、平日の夕方とあって都心部は渋滞。17:20ようやくヘルシンキ駅についた。
 
 今日はヘルシンキまでのタイムテーブルで終わってしまいました。
私の日記兼備忘録でもありますので、ブログに御来訪の方には退屈な話で申し訳ありませんでした。
 今後の記事に乞うご期待!

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-2
ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-1 へ
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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-1

2006-08-24 23:47:40 | 旅行記
    写真は名古屋国際空港から搭乗したFINNAIRの機体

 一昨年、5月の連休に急に思い立ってウィーンに行ったのですが、その時はまさに10日前に空きを捜し始めて、見つけたというきわどい旅でした。そのときは現地に深夜着き、翌日からの実質3日の観光でしたが、それなりに楽しめました。
 
 昨年は、一月ほど前から準備し、ネットで捜した『LTK福岡』という旅行代理店に大変お世話になり、ブダペスト>>>ウィーン>>>プラハの三都市を見て回りました。

 そして、今年はモーツァルト生誕250年祭でにぎわうザルツブルグに、その「ザルツブルグ音楽祭」のちょうど中間の時期にあたる 8月17日から19日の3日間訪問し、音楽祭の公式プログラム3本を見て(聴いて)きました。 

 これから、長期連載で、この旅行の模様を書いて行きますが、今日は出発からの旅程の一端を御紹介します。

 8月12日から、会社の夏休み期間が始まったのですが、この時期は超高値ということで、15日出発とし、後半は有給休暇を4日分取りました。これで、7万円ほど安くなりました。

 とはいえ、この時期の直前の予約に着き、ウィーン行きは確保できませんでした。去年のサポートが非常に良かった 『LTK福岡』 に今年もお願いしたのですが、無理な注文にも関わらず、ヘルシンキ>>>ミュンヘン経由ザルツブルグという、私には思いつかない“裏技”を御紹介頂き、往復3日ほど余分な日程にはなりますが、このルートを試してみることに。

 福岡>>>名古屋>>>ヘルシンキ(泊)>>>ミュンヘン(当日通過)>>>鉄道でザルツブルグ
 ということになりました。

 それで初めて知ったことですが、FINNAIR(フィンランド航空)は、欧州では老舗のエアラインで、ヘルシンキは欧州各地へのハブ空港となっており、多くの便を運行しているということでした。
 日本からも、名古屋、成田、関空から連日ヘルシンキ行きを飛ばしています。

 さて、そういう訳で、2006年8月15日、早朝7:30福岡発で名古屋セントレア空港へ向かいました。長くなりそうなので、今日はここまで。

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LTKライザビューロー福岡(ライゼは「旅」、ビューローは「事務所」)
ltkfuk@orange.ocn.ne.jp

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ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-1
ザルツブルグにモーツァルトを訪ねて-2 へ

ただいま帰宅

2006-08-22 13:24:47 | 旅行記
本日(22Aug2006)午前9時着で帰国し(名古屋セントレア)、乗り継ぎにて福岡に11時半着、ちょっと前に自宅にたどり着きました。

今回の旅行では、自らの不覚による大トラブル、小トラブルなど、さまざまありましたが、結果的には大過なく戻って来れました。

この間1週間以上に亘って、事実上ブログが更新されていませんでしたが、
(現地からの投稿は、まあ気慰み程度で・・・)
それでも訪問して頂いた方がたくさんいらっしゃったようで感謝!
(いまも連日500アクセスを超えています)
ありがとうございます。

旅行の模様はこれから書いてゆきます。
とりあえず、手帳に30ページほど走り書きのメモを取っています。
それから、膨大な写真と・・・
それでも昨年よりはやや少なめですが・・・
これから、折を見て旅行記に仕上げて行きます。

ちょっと小雨に降られたりしましたが、ほぼ天候は良好でした。
現地では25℃前後で爽やかでしたが、こちらは暑い(と言うよりは“熱い”)ですね。湿度も高いし・・・


今回は、これにて。
22Aug2006 午後1時半 JUNSKY

In Munchen

2006-08-21 01:23:39 | 旅行記
I'm in Munchen(Munich in English).
Now I drop in the InternetCafe in front of Center Station(Hauptbanhof).

I arrived at Munchen last night from Salzburug.

Today I visited some Museum in Munchen city.
There are many Chruch and Museum inside the city.

In th morning , it's raining,
I went to the Marienplatz ,
and there are several Large Churech(Kirch in Germany)
only 5 minutes walk.

In the afternoon I went to Residenz(it's a big home of King and Queen).
And some Museum are in there.

After visited the Residenz I went to the Neue Pinakothek(New Art Museum),
there are a lot of impressionism Painter's work.
The Museum closed at 5 o'clock so everyone sholud go out.
Now, It's fine ,rain is over. at 6.45 pm

In Salzburg

2006-08-19 07:42:34 | 旅行記
I am now in Salzburg Austria.
Today, I visited some Mozart memorial place.

Yestaday, today and tommorow, I listen to the classical music of Mozart.
Saltzburug Festival is runnig here, now.
There are a lot of performance not only Mozart but also many composers.

The weather is not bad, but it's some raining in the today's morning.
The temparature is good , about 23 degrees in the daytime. It's very clear and comfertable.

Time difference is 7 hours, so it is 1.00am in Salzburg now.

Good night, and good morning everybody.

ザルツブルグ旅行日程

2006-08-15 02:32:11 | 旅行記

 本日(2006Aug15)より、1週間の予定で、モーツァルト生誕250年で湧く、ザルツブルグ音楽祭の雰囲気を感じに、行ってきます。
 日程を決めるのが間際だったもので、遠周りですが、その分経由地の雰囲気も楽しんでくるつもり。

8月15日 7:30福岡発、名古屋セントレア経由ヘルシンキへ(フィンランド航空)。
ヘルシンキは希望ではなく、仕方なく経由するのだが、15日の午後3時過ぎにつくので、一泊し、シベリウスのゆかりの地を観光予定。

8月16日 早朝ヘルシンキからミュンヘンへ
これも致し方なく経由するのだが、夕方までミュンヘンを散策しようかと。
ビールは必須。
夕方鉄道で移動し、夜、ザルツブルグ着・泊

8月17日~19日 ザルツブルグ観光。小さい町らしいので、三日もあれば充分とのこと。
一日一回のザルツブルグ音楽祭公演を聴きます。チケットはネット予約済み。
空き時間は博物館・美術館、モーツァルト記念館などを見るつもり。

19日夜か20日朝、ミュンヘンへ。
ミュンヘンで一日観光。
21日早朝ミュンヘン発。ヘルシンキと名古屋経由で22日午後福岡着。

無事、帰りついたら旅行記を書きます。

では、皆みなさま、留守中よろしくお願いします。

コメントすぐに見られなくてごめんね。