気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

'14. 選挙になるとやって来る遠い知り合い

2014年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

何故か選挙が始まるとやって来る

 選挙の公示が発表されると、急に姿を現す知人達がいる。普段は何の音沙汰も無いのに、この時期になるとまるで思い出したかの様に連絡を取ってくる。すぐに用件は把握出来る。どこの政党を応援している人達も、やはり同じ事をしているのでしょう。しかし(名前は出しませんが)彼等の場合は些か辟易としてしまいます。とある宗教団体が支持母体の為か、・・・あらあら言ってしまった様ですね。何処の町内にも必ず数人は生息しているみたいで、いわゆるご近所付き合いをこの時に限ってフルに利用して近づいてくるのです。中には数年来会っていない知人からも、連絡が来ます。用件はやはり〇△党に、或いは□▽さんに投票して欲しい…というものです。多分、多くの人達がこの様な経験をしていると思います。

 うんざりしませんか? 普段殆ど付き合いも無いのに、こういう時ばかり、自分達の都合だけで押し寄せて来るのです。選挙、つまり自分が誰を選ぶかと云う思想・感情・社会観という、到って個人的な義務と権利の中に、いきなり自分勝手な理屈で迫って来るのです。私の経験では、「付き合いますから前日投票に一緒に行きましょう…」と迄言われた事が有ります。大きなお世話ですよねぇ。そうは思いませんか?

 大体その〇△党は消費税10%を認めている・推し進めようとしているのですよ。それも只与党の座に居たいというだけで。自分達の主張を通す為なら人の迷惑も考えない・・・としか思えません。本当に厚かましいとしか言えません。

 もっともイヤな面は、それ程一票を欲しがっているのに、接近してくるのは選挙当日迄なのです。たとえ私が□▽候補に投票しなかったであろうと思っていたとして、その候補が落選しても、「せっかくお願いしたけど今回はダメだったね。また次の機会にもお願いします」とか、当選したらしたで「アナタの一票が役に立ちました。またお願いします」と、何かしらの連絡が有って当然だと思うし、それが常識である筈。とは言え、私はそんな事を期待してはいないし、求めてもいないし、投票もしていません。ここで私が言いたいのは、彼等・あの団体はその様な常識すら持ち合わせてはいないのだ・・・という事なのです。頼むだけ頼んでおいてどの様な結果になろうと「もう知らない」と云う集団だという事なのです。20歳で選挙権を取得して以来この歳になる迄、それは全く変る事が有りませんでした。

 おそらく今の状況だと、今回は議席を減らすでしょう。現状的にはそうですよね。なにしろ全く具体性の無い「軽減税率」だけを旗印に10%にUPですからね。しかしまぁ、どこの党が舵取りをしようと、今の日本、そう容易く変るものでもありませんよね。

 この師走の寒くて忙しい中、いくら義務であり権利であるとは言え、ちょっぴり億劫な事に変りが有りません。せめて期待薄の中から少しでもまともな人が選ばれればいいな・・・と思うだけです。

 

 


 

 


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