きままなスポーツ日記

何事も広く浅く・・・
趣味のボウリングや、サッカー・野球などなど。

迷馬物語(競馬を知らない方もゼヒどうぞ)

2005年09月05日 | Weblog
junのスポーツ日記へようこそ。

9月4日、日曜日。

カチャカチャカチャ。

いつものように、何気なくネットでスポーツの記事を見る私。
すると・・・・

「ハルウララが初勝利!」

えええ~!ついに勝ったんですか?
でもこの馬は、負け続けるからこそ価値がある・・・

ああ、なんだ。
勝ったのは、ハルウララの妹だったんですね。

ちなみに、競馬ファンでなくても「ハルウララ」はご存知ですよね。
高知競馬で、デビュー以来負け続けて話題になりました。
(現在113連敗中。まだまだ記録は伸びそう)

あの天才ジョッキー武豊をもってしても勝てなかったとか、
100戦目(もちろん100敗目)には全国からツアー客が押し寄せたとか、
数々の伝説を持つ名馬(迷馬?)です。

そのハルウララの妹(母馬が同じ)は「ミツイシフラワー」といって、
なんでもデビュー40戦目で初勝利だとか。
おめでとう、と言っていいのか?

どーせなら、連敗記録を伸ばしてもらった方が良かったような・・・
関係者も心中はフクザツでしょうか。


さて、競馬といえば・・・・
最近はブームもすっかり下火になっちゃいましたね。

少し前なら、「オグリキャップ」や「ナリタブライアン」などは
誰でも知ってましたし。

※ジャイアンツの長島監督は「ナリタブライアン」と呼んでましたが、
正しくは「ナリタブライアン」です。ブライアントは近鉄じゃ~!

私の学生時代(90年代前半)は、そりゃあもう競馬の全盛期でして、
通学途中の高校生も、電車の中で競馬新聞を読んでました。(マジで)

その頃は、スターホースばかりでなく、一癖もフタクセもある
個性的な馬がいたもんですが・・・・

スポーツでは、(個性的で記憶に残る選手)がいるもんですね。
まあ、馬とヒトとは違いますが。

今日は、そんな(記憶にのこる迷馬)をご紹介します。
あくまで私の記憶が頼りなので、思い違いもあるかもしれませんが。

競馬を全く知らない方も、ゼヒどうぞ。

それでは、えーと・・・


(ナイスネイチャ)

ハイ、やっぱりコイツの名前がまっさきに浮かびました。(笑)
まずは、軽く経歴を紹介すると・・・

90年代前半に活躍。生涯成績41戦7勝、総賞金6億2300万円。
G1は未勝利ながら、数々の重賞レースに勝利。

これだけでも、リッパな成績ですね。
競走馬としては、大成功といえるでしょう。

でも、この馬を語る上で、そんなコトはどーでもいいんですよ。

とにかくコイツは、やたらと3着が多い。

相手が強豪揃いのG1レースでも3着。
ショボい相手の草レースでも3着。
とにかく、何が何でも3着。

当時の競馬ファンにこんな質問をすると・・・

「ナイスネイチャといえば?」

「3着!」

ハイ、即答ですね。(笑)

そして、いまだに破られるコトのない(永遠に破れないかも)
偉大な記録が誕生しました。

そう、それは・・・・・

有馬記念3年連続3着!

有馬記念とゆーのは、その年の最強馬決定戦でして、
いわゆるオールスターレースです。

そんなレースでも3着、しかも3年連続とは・・・・
ここに、永遠に語り継がれるであろう伝説が誕生しました。

負けて悔しい2着でもなく、ボロ負けの4着でもなく・・・
3着とゆー微妙なポジションを貫いたナイスネイチャ。

そんなアナタが大好きだ!とゆーファンはいまだに多いですよ。
もちろん私も大好きです。


次、いきましょう。

(マチカネタンホイザ)

世の中には、運の悪いヤツとゆーのがいますね。
せっかくの修学旅行に熱出してキャンセルとか。
コイツもそんなタイプです。

ではまた、当時の競馬ファンに質問してみましょう。

「マチカネタンホイザといえば?」

「鼻血ブー!」

「それにジンマシン!」

ハイ、やっぱり即答ですね。(笑)

このマチカネタンホイザも、当時けっこうなツワモノでして、
G1制覇も時間の問題、と言われてました。

そして、94年のジャパンカップ。
世界の強豪馬を相手にしても、マチカネタンホイザの評価は高い。

調教師も、「生涯最高のデキ!」と強気です。
これなら勝てるかも!

さあ、いよいよレースが始まって・・・・・
あれ?マチカネタンホイザはどこだ?

ざわめく場内に、アナウンサーの声が。

「マチカネタンホイザは、鼻血が出たので棄権します。」

ドワッハッハッハッハ!(場内大爆笑)

いやいや、笑っては気の毒です。
幸い鼻血は大したコトはなく、次のレースへの影響はなさそう。

それから1ヶ月後の有馬記念。
日本のオールスターを相手にしても、マチカネタンホイザの評価は高い。

調教師も、「生涯最高のデキ!」とやっぱり強気。
こんどこそ勝てるかも!

さあ、いよいよレースが始まって・・・・・
あれ?マチカネタンホイザはどこだ?

ざわめく場内に、アナウンサーの声が。

「マチカネタンホイザは、ジンマシンが出たので棄権します。」

ドワッハッハッハッハ!(やっぱり大爆笑)

いやいや、笑っては気の毒・・・って、笑わずにいられるか!

結局、マチカネタンホイザはG1を勝てませんでした。
鼻血やジンマシンがなければ、今頃名馬として語り継がれてたかも。

でもまあ、ある意味伝説を作った馬ですから。
普通に走るより、良かったんじゃないでしょうか?
(走っていませんが)


うーん、まだまだ他にも面白い馬はいるんですが・・・・
今日はこの辺にしましょうか。

それでは、サヨウナラ。



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