きままなスポーツ日記

何事も広く浅く・・・
趣味のボウリングや、サッカー・野球などなど。

営業課長補佐、junがゆく!(ハードボイルド編)

2009年04月16日 | Weblog


ふらりと、海が見たくなった。

男は、自慢のバイクに火を入れた。
ドドドド・・・・・・と、エンジンは低い唸り声をあげている。

ブーツの紐をギュッと結び、黒いジャケットに袖を通し、ヘルメットを鷲掴みにする。
さあ、準備はOKだ。

男は、颯爽と愛機にまたがり、軽くアクセルを一捻りする。
グォン!と野太い声を発しながら、そのバイクは風のように走り出した。

・・・・・・・・・・・

人里離れた峠道を、マシンと一体となり駆け抜けてゆく。
男は、ニヤリと口元を緩めると、さらにアクセルを大きく捻った。

次の瞬間、バイクは狂ったように加速していく。
この、ビリビリとした緊張感がたまらない。

さあ、このトンネルを抜けると、海はすぐそこだ・・・・・・

・・・・・・・・・・・

海が見える公園で、そのバイクは停まっている。
傍らのベンチには、男が足を組んで座っている。
静かに、海を眺めながら。

junという名のその男は、熱いコーヒーを一口、飲もうとして・・・・・・・
めんどくさそうに携帯を取り出した。

jun 「・・・・・・なんだ、S男か。てっきり女からデートの誘いかと思ったぜ。」

S男 「ふん、相変わらず生意気だな。それより、ボスがお呼びだぜ。」

電話の相手は、S男という。
こいつとjunは、何度かヤバイ仕事を片付けてきた。腐れ縁というヤツだ。

今回もまた、例のブツを明日朝イチでボスに届ける、という内容だった。
junは、軽く舌打ちをしながら話を続けた。

jun 「そのブツなら、先週手配した筈だろう。ボスはボケてんじゃねーのか?」

S男 「文句があるなら、ボスに直接言いな。じゃあ、確かに伝えたぜ・・・・・・」

やれやれ、と首を振り、junはタバコに火をつけた。
静かに、海を眺めながら・・・・・・

・・・・・・・・・・・

ボスの事務所は、駅前の一等地のビルの中だ。
さすがにこの界隈を仕切っているだけあって、たいそう豪華な建物だ。

junは、受付の女性を軽く手を上げて静止し、おもむろに中に入っていった。
そして、仏頂面のまま、ボスの前にドカッと腰を下ろした。

ボス 「貴様には、礼儀から教える必要があるが・・・・・・まあいい。それで、例のブツは?」

jun 「・・・・・・先週、手配しただろう?オレは便利屋じゃあねーんだよ!」

二人の間にただならぬ緊張感が走ったのを感じたのか、
お茶を運んできた女性の足がすくんだ。

ボス 「・・・・・・ほほう。誰のおかげでメシが食えるのか、忘れた訳じゃあるまいな?」

jun 「・・・・・・チッ、夕方には届ける。それでいいだろう!」

そう吐き捨てると、junは事務所を後にした。
そして、街の雑踏の中へと消えていった・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

あらためまして、junのスポーツ日記へようこそ。

4月16日、木曜日。

えーとですね、私ことjunは、39歳になったばかりのしがないサラリーマン。
毎日毎日、会社と家を往復するだけの、淡々とした日々を過ごしております。

そんなだから、特に日記に書くような出来事もないので・・・・・・
試しに、「ハードボイルド風にしたらどーなるか?」なんて思ったワケでして。

ところで、さっきの文章は・・・・・・
内容事態はまったくのウソじゃないんですが、かなーり表現を歪めてあります。

それじゃ、真実はどーだったのか?
ありのままに、もう一度書いてみましょうか。

・・・・・・・・・・・

ふらりと、海が見たくなりました。

それじゃ、バイクに乗ってレッツゴー!
あ、もちろん安全運転で、ゆっくり走りますよ。

んで、海が見える公園で休憩していると、S男さんから電話がありました。
S男さんには、いつも仕事でお世話になっておりまして、ホントに頭が下がりっぱなしです。

ええ?専務から、例の仕事を明日朝イチで提出ですか?先週手配は済ませたのですが・・・・・・
はい、分かりましたー!ええ、直接専務にお伺いして、お話させていただきます!

・・・・・・・・・・・

専務のおられる本社ビルは、駅前の一等地にあります。
さっそく受付の女性に挨拶をして、丁寧にノックして入ります。

どうも、いつもお世話になっております!
はい、その件は・・・・・・ええ、夕方までに提出いたします。それでは、失礼します!

そうして、junは事務所へと足早に向かいました。
さあ、今日もお仕事ガンバルゾーッ!!

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

とゆーのが真実でして、まあいくらなんでもこのまま書いたのでは面白くな・・・・・・
ええ?まるっきりウソじゃねーか、ですか?

いやだから、ハードボイルド・・・・・・
そりゃ、私だってカッコ良く生きたいですよ?でも、ゲンジツは甘くないのよ!
サラリーマンなんですからぁぁぁぁぁぁ!!


・・・・・・それでは、今日はこの辺でサヨウナラ。


ああ、それから・・・・・・
前回は(ファンタジー編)とゆーコトで、私が見た夢を書いてみました。 ←2009年4月1日を見てね

それがですね!めでたくgooブログでランクインいたしまして!
まあ、証拠の画像をごらんください。



いやホントに、ありがとうございます!
上位10000件まで表示されるのでギリッギリもいいとこなんですが、それでも嬉しいですね!

ちなみに私のブログでは、普段は日常の出来事を細々を書いております。
それがランキングにかすりもせず、たまたま見た夢がこの順位とは、つまり・・・・・・

私の日常は、面白くも何ともないと? (ええ、自覚はあります)


営業課長補佐、junがゆく!(ファンタジー編)

2009年04月01日 | Weblog


山々に囲まれた、のどかな草原地帯。
麓へと続く一本道には、めったに馬車さえ通りません。

ここは、ヨーロッパの外れにある、小さな小さな集落。
街の活気や貴族の豪華な暮らしなど無縁で、ゆっくりと時が流れてゆきます。

そんな、のどかな村の人々は・・・・・・ある問題を抱えていました。

数年前を境に、ぱったりと子供が生まれなくなったのです。
いくらお祈りをしても、神様は助けてくれませんでした。

そのうち、人々は・・・・・・寂しさを紛らわすためか、仔馬を飼い始めました。
まるで我が子のように、愛情を注ぐようになりました。

そんな中、やはり子宝に恵まれないある夫婦のもとに・・・・・・・・
馬車に揺られて、2頭の仔馬がやってきました。

雄と雌、いえ夫婦にとっては、男の子と女の子です。

夫婦は、たいへん喜びました。なんと可愛らしい仔馬達でしょう。
この子達のために、部屋もベッドも用意しました。

仔馬達は、さっそく元気にぴょんぴょんと家の中を跳ね回ります。
そして、遊び疲れたのか、ベッドですやすやと眠りにつきました。

この日から、夫婦と仔馬達の生活が始まりました。まるで本当の親子のような。
すんなりと、それが当然のように・・・・・・

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・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

そこで、目が覚めた。
いつもは夢などすぐ忘れるのだが、今日は違う。はっきりと憶えている。

男は、売れない童話作家だ。

最近も、いやずっといい話が書けずに悩んでいたが・・・・・・
これは、何かのお告げなのだろうか?ともかく、ペンを走らせることにした。
夢の内容を、そのままに。

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それからも、仔馬達は元気に暮らしていました。
家の中を跳ね回っては家具を壊しましたが、それでも夫婦は幸せでした。

牧場にも教会にも、夫婦がどこに行く時も一緒でした。
そう、本当の家族のように・・・・・・

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・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

男は、童話作家としての成功を手にしようとしていた。
「仔馬物語」は、とうとう雑誌に連載されるようになったのだ。

牧場で羊を追いかけた話も、お城を見に行った話も、
仔馬達の生き生きとした姿が表現されており、なかなかの好評を得ていた。

もちろん、不安はある。
なにしろ、夢の内容を書いているだけなのだから・・・・・・

しかし、男の予想とは別の所で、問題が起きてしまった。
世界同時不況の影響で、雑記の発行が難しくなったてきたのだ。

それでも、この夢を見る限り・・・・・・仔馬達がいる限り大丈夫だ。
男は、そう自分に言い聞かせていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・

仔馬達と夫婦の、幸せな暮らし。それは、ずっと続くはずでした。
しかし、夫婦が体を悪くしてしまったのです。

仔馬達は考えました。

じゃあ、あの人に頼んでみようよ。
あの人なら、きっと何とかしてくれるよ。

僕たち、人間になりたいんだ。
働いて、お父さんとお母さんを助けたいんだ。

ねえ、ずっと見てたんでしょう?
あなたなら、願いをかなえてくれるよね?

だって、これは・・・・・・・




あなたの夢なんだから。




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・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

そこで、男はハッと目を覚ました。
体中、汗でびっしょりだった。

もちろん、夢の内容ははっきりと憶えている。
仔馬達が、こちらを見上げて・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

いや、しかし。

決断には勇気がいる。仔馬達がいなくなったら・・・・・・
いや、それでも・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

仔馬達は、じっと空を見上げていました。
広い広い草原の中で、「その時」を待っていました。

そして・・・・・・
暖かい光に包まれて、とうとう2人の願いは叶ったのです。

2人は、手をとりあって家に向かいました。
お父さん、お母さん。もう大丈夫ですよ。
それから・・・・・・・

ありがとう、今までずっと。


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・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

そこで、ハッと目が覚めました。
いや、童話作家の男じゃなくて、私が。junが。


あらためまして、junのスポーツ日記へようこそ。

4月1日、水曜日。


てゆーかね、変な夢を見ちゃいましたよ?
しかも、妙にリアリティーがありますよ?

そんでね、気がついたらパソコンのスイッチ入れて、さっきの文章書いてたのよね。
ええ、自分でも、理由はよく分からないんですが。

んんんー、皆さんの感想はどーでしょうか?
なんか意味不明の話ですが、まあ夢ですのでその辺は。

しかし、自分の見た夢をブログに書くってのは、どーなんでしょう?
確かに私が書いたんですが、考えたのは自分じゃなくて・・・・・・ま、まあいいか。


それでは、今日はこの辺でサヨウナラ。


ああ、それから・・・・・・
この仔馬って、私が言うのも変な話ですが、本当にカワイイんですよね。

だから、気がついたらペイント開いて描いてました。
えと、こんな感じなんです。



・・・・・・ねー?
どーです、カワイイでしょう?

つーかね、我ながら大丈夫かと。自分が心配になります。
夢診断とかあまり知りませんが、ストレスが溜まってるんでしょうか?

ここはひとつ、冷静に、客観的に考えましょう。

えーと、仔馬の夢を見たあげく、それをブログに書いて?
画像までアップして?カワイイとかのたまってる、ですか?

そりゃ、大丈夫ぢゃねーだろう! (仕事タイヘンなんてす、ホントに)