きままなスポーツ日記

何事も広く浅く・・・
趣味のボウリングや、サッカー・野球などなど。

営業課長補佐、junがゆく!(プロポーズ編)

2009年05月09日 | Weblog



「じゃあ、私がお嫁さんになってあげるからねーッ!」

・・・・・・まあ、マンガなどでありがちなパターンだ。

しかし、現実にこのようなセリフを言ってもらうことは、めったに無いだろう。
あったとしても、小さな子供のママゴトとか、そんな感じか。


さてここに、junという男がいる。
39才の平凡なサラリーマンで、数年前に離婚しており、現在は一人暮らし。

仕事が忙しいからか、離婚がトラウマになっているのか・・・・・・
ともかく、付き合っている女性などはいないようだ。

だが、結婚願望が全く無いわけではないらしい。
加えて、さっぱりモテないわけでもないらしい。

「こう見えても、若い頃にはそれなりに・・・・・・」
などと、本人はのたまっているのだが。


さて、そんなjunであるが、休日には時々実家に帰って過ごしている。
そして、3ヵ月ほど前に、その事件は起こった。

junには2つ上の姉がいるのだが、その姉の同級生である女性が、結婚相手を探しているらしい。
でも、なかなかいい相手が見つからず、どうしたものか・・・・・・とかなんとか。

「ふーん。」

食事をしながら姉の話を聞いていたjunであるが、さして興味があるわけでもなかった。
なにより、その女性のことはほとんど知らないのだから。

「そのA子ちゃんは、junを知ってるんだって。それでね・・・・・・」

クスクスと笑いながら、姉は話を続けた。
junは、せわしなく箸を動かしながら、話半分に聞いていた。が・・・・・・

「いいもーん!junのお嫁さんになるからいいもーん!だって。クスクス・・・・・・」

・・・・・・・・・・・

ぴたり、とjunの箸が一瞬止まった。
いや、どうリアクションしたらいいか、困っているようだった。

まあ、それも当然だろう。

junは記憶をたどってみたが、そのA子さんとやらに会ったことは・・・・・・・
姉の友人には何人か・・・・・・挨拶ぐらいはしたのか?

(ピンポーン)

唐突に玄関のチャイムが鳴って、姉がぱたぱたと席を外して、戻ってくると・・・・・・・

「あ、どうもおじゃましまーす。」

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・

A子さん登場である。









・・・・・・やられた。
姉の性格の悪さはもちろん知っているが、こう来るとは。

しかし、junとてダテに歳はくっていない。
すぐさまニッコリと笑顔を作り、ソツなく挨拶を返す。
さすがに離婚経験者、くぐりぬけた修羅場の数が違う。 ←自慢にならない

それにしても・・・・・・A子さんは、なかなかの美人だ。
長い髪はサラサラのストレートで、スタイルも良くて、背も高い。
まあ、自分も177センチあるから、釣り合いはとれて・・・・・・

などと、勝手に妄想にひたっているのを、気取られないようポーカーフェイスを作るjun。
その横で、やっぱり姉はクスクスと笑っていた。

・・・・・・くっ。

結局、その日A子さんと姉はすぐに出かけていったので、話す機会はなかった。
ホッとしたような、残念なような・・・・・・

・・・・・・・・・・・


そして、数日前。

例のごとくjunが実家に帰ると、A子さんと姉が茶の間でおしゃべりをしていた。
久しぶりの対面である。とりあえず、軽く挨拶をした。

それにしても・・・・・・
お嫁さんとかの話は、どこまで本当なのだろうか?

冗談半分で言ったことを、姉が面白がって話しただけ・・・・・・まあ、そんな所か。
もちろん、junに確かめる術はない。

・・・・・・つーか、気になる。

もし、A子さんが半分本気でカマをかけているなら、それなりの対応が求められるであろう。
つまり、軽快なトークをかまし、好印象を与える必要もあるワケだ。

こう見えても、junは若かりし頃、ナンパのひとつやふたつは経験がある。
まずは趣味などから、共通の話題をみつけるのが常套手段であるが、さて・・・・・・

・・・・・・・・

と、とりあえず新聞でも読もうか。
女同士でおしゃべりの最中、口をはさむのはあまりに無粋というモノ。

・・・・・・・・

え、えーと、テレビでも見るか?
今日のニュースは・・・・・・ほう、トヨタが大変らしいな。まったく、嫌な世の中になったモノだ!

・・・・・・・・

この時点で、みなさんもイライラされているでしょう。サッサと話さんかー!みたいに。
しかし、突破口を開いたのは・・・・・・以外にも、A子さんからだった。

「・・・・・・ねぇ、ちょっと痩せたんじゃないの?」

むぅ、それは・・・・・・実は、junをなにげにチェックしている?
いやいや、単なる話題のひとつだ。普通に返事をすればいいだけ。

痩せたといっても、散髪してスッキリしたのと、営業回りで日焼けしたから、そう見えるだけ。
まあ、普通に話をつなげよう。そう、普通、に・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

「いやぁー、ストレスで胃に穴が開いて、食べられなくなっちゃってアハハ。」

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・

それは去年の話だろーが!
3ヵ月前と比べて、っつってんだよ!このおバカ!

・・・・・・・・・・・・

歳は取りたくないモノです。
若かりし頃の軽快なトークは、すっかりサビついた様子でして。


んで、しばらくしてA子さんと姉は、買い物に出かけていきました。
ひとりポツンと残されたjunは、テレビを見ているとだんだん眠くなって・・・・・・

・・・・・・・・・・・ぐぅ。

気がつくと、あられもない姿で寝っころがり、ヨダレまで垂れ流していました。
じゅるじゅる、イカンなぁ。疲れているのかなぁ。

と、その横で・・・・・・
いつのまにか戻ってきたA子さんと姉が、クスクスと笑っていらっしゃる。

・・・・・・・・・・・・

好印象どころか、株価ストップ安ですよ!


・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・


あらためまして、junのスポーツ日記へようこそ。

5月9日、土曜日。

楽しかったゴールデンウィークも、もうすぐ終わりですね。
皆さんは、どこかへ出かけましたか?

ええ、もちろん私は、ずっと仕事でしたよ。
まあ、この不況の嵐が吹き荒れる世の中、仕事があるだけでもアリガタイと思わないとね!

・・・・・・・・・

ごまかしきれんな。

断っときますが、さっきの話は、あくまで事実を基にしたフィクションですので。
私の日記では、皆さんに楽しんでもらうため、あえて誇大な表現で書いておりますのよ。

・・・・・・まあ、今回に限っては、ほとんど事実なのがかえって痛い。

でもね、A子さんとjunは、これからどーなるんでしょうね?
それはもちろん、私にも誰にも分かりません。

・・・・・・ええ?どーにもならないだろう、ですか?
うーむ、ターニングポイントがあったとすれば、やっぱりヨダレ・・・・・・かな?


それでは、よく分からないけど今日はこの辺でサヨウナラ。


ああ、それから・・・・・・
私の実家には、中学生になったばかりの姪っ子がいるんですよ。

まだまだ子供なので、ちょっとした話でも大笑いしてくれます。
たとえば、ネットで知ったこんなのでも・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

ある人が、ホラー映画を見ていた。とても怖い、怨霊の話だ。
あまりに怖いので、音を小さくしようとボリュームを下げた。

すると、テレビ画面には、「オンリョウ」の文字が・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

ケケケケケ!「オンリョウ」だって! (オチが思いつかなかったので、借り物で)