ぺろぺろな攻防。

カラーも術後服も取ってもらってブラッシング。
それが終わると、勢いよくぺろぺろとはじまる。



手術痕をなめてしまわないように手でブロック。
格闘技さながらの攻防戦だ。



ジュルが一番なめたいのは手術痕。
なんとかブロックをかい潜ろうと必死だ。



こちらはこちらで、なんとしてもなめさせないように
左右両手を使って必死にブロック。



じりじりとジュルが後退して
ついには窓とソファのすき間に追い込んだ。


あっ！なにあれ？

乾燥している上に術後服なんて
かゆくてイライラすることだろう。


ぺろぺろ

洗い物をすると若干、手の甲がヒリヒリと痛い。

爆笑するのかな。

テレビを観て爆笑しているわたしを
不思議そうな目で見ているジュル。



たしかにジュルが爆笑しているのを
見たことも感じたこともない、かな。



表情には出ていなくても、
「あっ、いま笑っているな」と感じるときはある。


これはアクビ・・・

興奮するのだからきっと、爆笑もするのだろう。



爆笑するジュルが見てみたい。

ふたりの世界。

遊んでいたジュルたちが、ぴたりと静かになった。
どうやら疲れていっしょに寝転んでいるしい。



遊びの余韻が残るのか、ジュルの鼻が高揚して赤い。



思い出し笑いのように、遊びの興奮を
思い出したのかいきなり激しくネコキック！



キック、キック、キック！



調子に乗っていたら、グイっと抑えつけられた。



額をおしつけて反省のポーズ？



この顔は反省していない様子。



それとも邪魔しないでと、怒ってる？

やわらかカラー試着。

もう抜糸である。治りが早い。
手術痕もきれいなものだった。



途端にジュルがなめようとしているので
こんなのでいいのに、と思ってつくってみた
ソフトカラーを試してみた。



ランチョンマットみたいな防水の布を丸くカットしただけ（笑）
パリっとしているので、一応カラーっぽい。
内側を防水側にすると、汚れも落としやすいかなと。



エリザベスカラーは大きいだけならいいけれど
なにせ重そうで見ていてつらい。



ジュルもあまり気にしていない様子。
暴れるネコには通用しそうもないけれど
ジュルにはこれで充分かも。



しばらく様子をみてみよう。

お乳の思い出。

手術前夜、二度と見ることができなくなってしまう
ジュルのお乳を撮っておかねばと思った。



いまは無きお乳。
うちではインディカ米と呼んでいた。



産んだことがあるといわれている子達に吸われたからか
細くてしかもペチャンコで伸びきっていた。



保護したばかりの頃はグレーだった。
洗ったり、指でグリグリしたけれど落ちなかった。
すっかりそういうものなのかと思っていたら、
ある時ペロリと皮がむけて驚いた。
そこにはピンクのきれいなお乳が顔をのぞかせていた。



お乳ひとつにも思い出がある。
バイバイ、お乳。