ジュルのしっぽ-猫日記-

おっとりネコ・ジュルとのほげほげした毎日。

旅行後記

2008-07-16 | 旅行日記
今回の旅行でわかったこと・思ったこと・使ったモノを
忘れてしまわぬうちにまとめておこう。

まずは質問が多かった“使ったモノ”から。

【お問合せのあった旅道具】

◆ペットスリングは、
「抱っこだワン」



スリングは流行っているのか、たくさん売っています。
旬はバスや電車にも乗れるフタ取り外し式タイプのようです。
[参考URL]
ジュルはもともと散策で疲れた時やイヌに出くわした時に入る避難バッグを使ってきたので、
すんなりとなじむことができました。

◆キャリーバッグは、
「OUTDOORのメッセンジャー」(メーカー:スリーアローズ)


ふつうのキャリーケースとしてはもちろん、横に倒すとくつろぎスペースになるバッグです。
電車の旅では膝の上に乗せているのでとても重宝しました。
[参考URL]

【旅の道具】

どんなものを持っていっているのか質問がありましたので、
ジュルの道具を列記しておきます。

・キャリーバッグ
・スリング(散策やちょっとした移動に重宝します。)
・リード(宿や車の中で使う短いリードと、散策用のリールリードの2種類)
・携帯トイレ
・替えのトイレシート
・うんち袋(宿では捨てないことにしています)
・レジャーシート(必需品です!車や宿で毛をつけないようにしたり、日除けにもなります)
・コロコロ粘着ローラー(宿や車の掃除用)
・ゴハン
・おやつ(言う事をきいてもらう時の必需品です)
・食器
・シリンジ(夏場は特に脱水症状に気をつけ、水をこまめに補給するようにします)
・ブラシ(ジュルのリラックスにはなくてはならないものです)
・いつも使っているネコじゃらし(旅先でも遊びます。その方が早く宿にもなじむようです)
・またたびの粉(めったに使いませんが、ジュルが緊張した場合に使うため常備しています)

【旅のトイレ事情】

特にトイレについて質問がありましたので、お答えします。


※これは昨年1月の写真なので砂を使用しています。

トイレは合羽橋で購入したアルミバットです。
小さいものだと大きめのキャリーバッグの底に入るので邪魔になりません。

トレーの底に吸水トイレシートを1枚敷くだけです。
ジュルが用を足したニオイがついている砂をほんのひとつまみシートの上に撒いておきます。
移動のたびにジュルを一度、トレーに入れてニオイを嗅がして、
「ジュルのトイレはここに置いたよ」と教えてあげれば、ジュルは覚えます。
予行練習として旅行に出発する前に家で2~3日前から慣らしておくと安心です。


次に、わかったこと・思ったこと。


【電車を利用する場合】


●ネコやイヌなどの小動物(ヘビは除く)まで。
●長さ70センチ以内、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースまで持ち込みできる。
●ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内。
●ペットの運賃は「手回り品料金」という。キャリーケースを駅員さんに見せて改札を通る際に手回り品切符を購入。
1匹につき270円。どこまで行っても、新幹線に乗っても270円。
●駅構内や車内では、ケースから出してはいけない。
●ケース内に入っている状態で、かつリードでつながれていて、周りの乗客に迷惑がかからなければ、ケースを開けている程度は常識の範囲で問題はないとのこと(JRコールセンター)。
ただし、車掌からみて注意が必要、またはクレームが発生するような状態であれば、当然やめていただくことになるとのこと。
念のため、車掌さんに確認した時も同じことをいわれた。
●新幹線や特急列車では、トイレのスペースやアレルギーの乗客への配慮を考え、車両の一番前の席を予約すると便利。
●乗車して落ち着いてきたら、まずはじめにトイレを足元に設置して場所を教えてあげる。

【自然の中にペット同伴で行く場合】

●森林や山地、または自然公園に行く場合は、保護区や指定公園であることも多いため、ペット同伴の場合は念のため同伴してよいか、管理施設に確認する。
●例えば高尾山は国定公園に指定され、山の自然や動物が保護されていてもまったく問題はない。規制はロープウェイの車内だけ。世界遺産をはじめとした保護区域は、原則同伴不可な場合が多々ある。
●同伴不可な所は糞尿、獣毛、吠え声が生態系に影響を及ぼす可能性があるので許可されていない。
●通常、同伴するペットというとイヌなので、ネコの場合は条件つきで同伴可能な場合もある。
●条件つきで同伴してみたけれど、ペットにとっても同伴者にとっても行動が制限されて結局居心地が悪い。
行くならやっぱり、自由に歩ける場所を選んだ方が気持ちよく楽しめると思い知った。


【宿について】



●ペット同伴だからといって、ペット可の宿のみに選択肢をしぼるのではなく、今回は自分が泊まりたい宿にまずは聞いてみることにした。
問い合わせてみると、公表はしていないけれどペットを容認している宿は意外とみつかった。
ただし、イヌは吠えるので他の宿泊客の手前NGだけれど、ネコやウサギのような小動物ならOKということだった。
●ただ、「ケージ内」が条件になる。シート持参の場合、敷いた範囲のみ受け入れられることもある。
実際泊まってみると、リードで係留をしているのは、やはりかわいそうだった。結局、わたしがシートの上でいっしょに寝た。
●やっぱり、ペット同伴は行動範囲が自由な宿が一番だと思い知った。

【レンタカーを使う場合】

●レンタカー各社によるペット同乗の条件は概ね以下の2点。
・ペット同伴であることをレンタルする前に申告。
・ラゲッジスペースか後部席の床に敷いたシートの上に置いたケース内。



うちの場合はもともと、後部座席にわたしが座り、空いたもう1つの後部座席を畳んでラゲッジスペースと繋げてジュルを乗車してきた。
たいがい寝ているので必然的にキャリーケースの中にいることが多かった。
掃除も入念にして返してきた。それでOKをいただいてきた。
けれど、外を見たがるジュルを許容してしまったり、慣れてきたせいか気が緩んでケースから出たジュルをそのまま放置しているのはよくないこと。反省しなければ。

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今回の旅行はいい意味で、とてもいい経験になった。
わたしはやっぱり、土の上を歩き、鼻をクンクンして、
好奇心に満ちあふれたジュルの姿が好き。
宿の部屋の中でも、やっぱり自由にさせてあげたい。

どちらもうまくできなかった今回の旅行は、
今後のジュルとの旅行の指針になることは間違いない。
これからは制限の多い宿や自然域に行くことはないと思う。
それでも素敵な所はきっとたくさんあるだろうし。
どんな素敵な場所があるか、探すのも楽しみのうち♪



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コメント欄で意見をくださった方、それに対して不快に感じられた方、
同感された方、静かに見守ってくださった方、ありがとうございます。

わたしがブログをはじめた理由は、いろんな人からのアドバイスを受けたいからでした。
それはいまでも変わらない、わたしにとってブログをやっている一番の理由です。
たとえ考え方や視点が違っていたとしても、正論であるコメントを削除するのであれば、
わたしにとって、日記を公開する意味、ブログ自体の意味がなくなります。
どう考えても悪意のある誹謗中傷は気分を害するだけなのでサクッと削除しますが、
アドバイスや意見、忠告は、今後も受けていくつもりです。
わたしは人間ができているわけではありませんから、間違いも犯すし、ご心配もお掛けします。
あたたかく見守っていただければとうれしいです。

2008夏の旅[3日目]

2008-07-15 | 旅行日記
最終日に向かう先は山形県。あの「しろいねこ」のすっちゃんのお宅。
道中、秋田県の名物、板そばの発祥の地である
最上川三難所そば街道(→ガイド)の「あらきそば」で昼食。



なんといっても十割そばの極太麺。


すごいボリュームでおなかパンパン。

そしていよいよ、すっちゃんのお宅に到着。
期待通りのお出迎え。


おめ、だれ?

「しろいねこ」・・・というと、わたしはブログではなく、ホームページを思い浮かべる。
ブログが流行りだす前からホームページを開設していた有名なサイト。
きっかけは忘れてしまったけれど、たまたまホームページにたどり着き、
お笑いのセンスとすっちゃんの愛くるしさ、めわさんの愛情の深さに魅了されてきた。

すっちゃんにもマザーツリーのようなパワーを感じる。
スレンダーな体と子ネコのような表情を併せ持つ美ネコさん。



リアル「すえこの部屋」はネコらしいご対面となった(^^;)




すっちゃんとジュルが鼻キスをした瞬間を撮り損ねたダメダメなわたし・・・。
ダンナがリードを握っていたので、撮影はわたしだったのに…(泣)
(さすがめわさん。その瞬間は「しろいねこ」7/12の記事の上から3枚めです)

ほどなくすっちゃんはお昼寝のため2階へ。
行ってしまったすっちゃんが気になるジュル。



すっちゃんの居ぬ間にめわさんにキスでご挨拶。



ちゃっかり抱っこまでされて、なかなか世渡り上手。



戻ってきたすっちゃんにご挨拶。16歳のお婆さまとは思えないふわふわな感触。



すっちゃんがまっさーくんにいることをいいことに、
ジュルが姫様ベッドを占拠するという暴挙!



しまいには、天使のブラまで拝借する始末。



そんなジュルを見守ってくれていたすっちゃん。


ありがとね、すっちゃん♪

初対面とは思えないほど話に夢中になりすぎて、
挨拶もそこそこに大急ぎでおいとまして、新幹線の出発2分前に滑り込みセーフ。
汗だくだくのわたし達をよそに、新幹線の中でくつろぐジュル。



マザーツリーとすっちゃんのパワーにあやかれて、長生き決定だね♪




*** 後記 ***
すっちゃんとめわさん、顔がそっくりでした(笑)
16年もいっしょにいると似るものなのですね。
ジュルがおじゃましているのに気づいたすっちゃんは、
アオアオと鳴きだして、本当にしゃべっている様。
いや、あれはしゃべっているのだと思います。
めわさんにしかわからない山形弁のネコ語で。

2008夏の旅[2日目]

2008-07-14 | 旅行日記
目覚めたら、昨夜の雨がそのまま降り続いていた。
晴れ男をもってしても、やや小降りになった程度。
宿を出発して日本海沿いをひた走り、十二湖(→ガイド)へ。


晴れているともっときれいなのだそう。

十二湖の中でも有名なのが、この青池。
「森林浴の森日本100選」のひとつで、津軽国定公園にある十二湖。
原生林の中にある30以上の湖沼群がある。


マイナスイオン浴びまくり。

土がぬかるみ、水溜りもあるので、ジュルも降りたがることはなく散歩は断念。



ジュルはちょっとがっかりぎみ。
まさか長靴を履いたネコにはなれないものね。



雨が降ってジュルも歩けないのでコースを飛ばして、同じエリアにある日本キャニオンへ。
まるで恐竜やらキングコングが出てくるんじゃないかと思わせるような光景が広がる。



※「十二湖」エリアは、原則ペット禁止です。
管轄している深浦町役場観光課に事前に確認をとり、「ネコであれば多少は
散策してもいいですが、奥十二湖(青池辺り)より向こうに入るのであれば
キャリーバッグに入れるようにしてください」と限定的な許可をいただいた上で
行っています。行かれる場合は必ず事前に確認してマナーを守るようにしましょう。


さて、ここで白神山地とはお別れして、秋田県へ南下。
宿の夕飯時間が17時30分なので、間に合うようにお昼は車の中で済ますことに。
白神山地の腐葉土の酵素から誕生したという「白神こだま酵母」でつくっている
パン屋さん「BOSCHETTO」に立ち寄る。



軽くてふわふわ・もちもちでおいしかった!
写真を撮る間もなく、気づいた時にはもうお腹の中だった(笑)。

さらに秋田県を南下。ジュルはきもちよくお昼寝中。



秋田県といえば、稲庭うどん。
店を構える住所もそのまま「稲庭町字稲庭」にある
万延元年(1860年)創業『佐藤養助商店本店』
時間がないので食べられず、おみやげ用と自分達用に購入。


買って正解。おいしゅうございました♪

さらに秋田県の山渓の奥へ奥へ。
山奥にある秘湯度がかなり高い宿を目指す。


鼻をヒクヒク、緑の香りはやっぱりいいね♪

なんとか夕飯前に旅館に到着。
この宿はペットOKとは一切宣伝していないので宿名公開不可。



じつは従業員の方がネコ好きで、特別に許可をいただいた。
旅館の裏にもネコさんの姿が。



なんとこの露天風呂。右にある一段高い所が普通の露天風呂。
下に流れている渓流そのものも、底から湧き出る源泉で露天風呂になっている。



入ったダンナいわく、「硫黄と苔のにおいが混じった、
なんともネイチャーな気分にさせてくれるにおい」だったそう。

ジュルにはつまらない旅になっちゃったかな。
大好きな森の中を散策させてあげられなかったから。
最後の望みだった旅館横の散策道も、岩手・宮城の地震で崩れて立ち入り禁止に。



明日、ネコ界の大御所に慰めてもらおうね。




*** MEMO ***
ジュルは旅行中、いつもきらりと光らせている鼻水を垂らさない。
「くしょん、くしょん」と、鼻水を飛ばすこともなくなる。
たぶん、空気がきれいだからではないかと思われ、
つくづく東京の空気は汚れているのだな、と思い知らされる。
室内に2台の空気清浄機を使っても、自然には敵わない。
帰宅して翌日にはいつものとおり、「くしょん、くしょん」とくしゃみをする姿を見ながら、
旅行に連れていった時は、できるだけたくさんの空気を吸ってほしいと思う。

2008夏の旅[1日目]

2008-07-13 | 旅行日記
今回の旅行の目的地は、屋久島と共に日本で初めて
世界遺産(自然)に登録された『白神山地』(→ガイド)
青森県から秋田県にまたがる広大なブナの原生林。



新幹線で東京から青森県八戸へ。
ジュルは山手線も地下鉄も何度も乗ったことがあるけれど、新幹線は初体験。



山手線ほど揺れず音が大きくないので、香箱座りしてまったく問題なし。
横にすればベッドになるキャリーバックなので、居心地はまずまずの様子。


※夏なので車掌さんにキャリーをオープンしてもよいと許可をもらいました。
オープンするなら必ず車掌さんと前後席の方に確認するようにしてください。


席はトイレが足元に置ける車両の一番前を予約。



青森・八戸に到着。「特急つがる」に乗り換えて弘前へ。
駅弁を購入。ジュルにもちょっぴりお裾分け。



東京を出発して約5時間半。ようやく弘前に到着。
弘前駅からはレンタカーで、「ぶな巨木ふれあいの径」へ。
晴れ男の効果か、雨予報を覆せてラッキー♪



このふれあいの径には、西目屋村から津軽峠にかけて、
30本のブナの巨木が立ち並んでいる。(→マップ)




“マザーツリー”と呼ばれている樹齢400年にもなるブナ。
威厳とか迫力という言葉では言い表せないパワーを感じる。



根元にいるダンナと比べると、こんなに大きい。



ジュルといっしょにマザーツリーのパワーを、深呼吸しながら全身に取り入れた。
マザーツリーにあやかって、ジュルが長生きできますように。。。



※「ぶな巨木ふれあいの径」は原則ペット禁止です。今回、管轄している
津軽森林管理署に事前に確認をとり、「ネコであればバッグ類に入れて
抱っこした状態、つまり地面に足が着かないようにしてくれればいいでしょう」
と許可を得ています。事前に確認してマナーを守るようにしましょう。


宿泊先の温泉旅館『水軍の宿』
こちらは客室のみ小型ペットOk。



「2畳ほどのシートを敷くのでキャリーから出してもいいですか」と確認してOKをいただいた。
(原則はケージかキャリーの中です。ペットの状態にもよるのでOKとは限りません)



江戸時代から漁港として栄えてきた鰺ヶ沢町にあるだけあって、
夕飯の魚介類がとてもおいしい。ジュルもご満悦♪



三十万年前の海水が湧き出ている温泉とのこと。
塩分が多いため、汗が止まらないほど体の芯からあたたまる。
明日は同じく白神山地の十二湖散策。夜から大雨、予報も雨…。
天気に恵まれることを祈って、おやすみなさい。。。




*** お詫び ***
モブログで『旅LIVE』と言っておきながら、山奥だったので電波が届かず、
とても中途半端な更新になってしまいました。
携帯をNTT DOCOMOから●●●●に変えたのが失敗だったようです…(≧ω≦)
みなさん優しいから「楽しめたよ」というコメントばかりくださっていますが、申し訳ないかぎりです。
「たまにのぞきに来てみてくださいね♪」なんて、言っちゃって。
「あれじゃLIVEじゃないじゃん!」とのお叱りをうけても仕方ないのに。
ご期待にそえなかったことをお詫びします。すみませんでした。

いってきます!

2008-07-09 | 旅行日記
明日、旅行に出発します。
もちろん、ジュルもいっしょです。



モブログで様子をお伝えしたいと思っています。
たまにのぞきに来てみてくださいね♪
(山奥で電波が届かず更新できない場合もあります)

では、行ってまいります!