ヒトの食べ物でさえ不安なのだから、ペットの食べ物もきっと、不安な状況なのだろうとは
うすうす思ってはいたけれど、アメリカでは かなり大変なことになっているらしい。
アメリカ食品医薬品局によると、今年に入ってからの電話相談17000件のうち、
半数がネコまたはイヌの死に関するもので、ほとんどが急性腎不全によるものだったことから、
アメリカ国内だけで汚染フードが原因で死亡したペットは数千匹にもなるだろうとのこと。
しかも、アメリカでは鶏肉業者さんたちがアメリカ農務省に食肉用の出荷をとめられていて、
その原因が鶏の飼料からもメラミンが検出されたからだっていうから、ペットだけじゃなくて、
ヒト用の家畜飼料にまで発展してきたらしい。
ここまでくると対岸の火事では済まなくなりそうだから、今後のためにGW中にダンナにまとめてもらった。
【原因のポイント】
フードの栄養成分であるたんぱく質の含有量を、不正に増やすために、たんぱく質の原料
(例:小麦グルテン、ライスプロテイン、コーングルテン、コーンミール、大豆たんぱく、米ぬかなど)に、
ニセモノのたんぱく質の化学物質「メラミン」や「シアヌル酸」を、中国の工場が意図的に混入した。
その結果、メラミンとシアヌル酸がネコやイヌの体内で結晶化してしまい、腎不全を引き起こしている。
心配そうにパソコンの情報をいっしょに見るジュル。
【ポイントの整理】
●カナダのメニューフーズのリコールは、中国産の小麦グルテンにメラミンが混入していたのが原因だった(アイムス・ユーカヌバ・ニュートロ・サイエンスダイエットともに日本では安全宣言が出ている)。
●ナチュラルバランスのリコールは、ライスプロテインにメラミンが混入していたのが原因だった(日本では安全宣言が出ている)。
●ロイヤルカナンのリコールは、ライスグルテンにシアヌル酸が混入していたことが原因だった(日本では安全宣言が出ている)。
●アメリカ獣医師会の調査によると、回収されたフードの原料からメラミンを検出。また、死亡したペットの尿からシアヌル酸を検出。汚染されたフードを食べていたペットの腎臓内にあった結晶を分析したところ、シアヌル酸70%・メラミン30%で構成された物質であることが判明。メラミンとシアヌル酸の化学反応によって結晶が作られ、腎臓の機能を阻害していることを、物質実験でも確認した。
●ニューヨークタイムズ誌によると、小麦グルテンを製造した中国の工場が、タンパク質の含有量を増やすために、メラミンを意図的に混ぜた疑いがあると報道した。
●アメリカ食品医薬品局が、中国産の植物性たんぱく質の輸入禁止を発表。
●化学物質であるメラミンやメラミン化合物であるシアヌル酸は、物性的には偽たんぱく質となる。
●現在、アメリカ食品医薬品局がすでにメラミンが混入した小麦グルテンとライスタンパクを販売した中国の流通業者2社を特定し、現地調査を開始している。
ここで恐いのは、中国の工場が1社ではなく、いまわかっているだけでも2社あるということ。
つまり、ごく一部というより、中国では比較的頻繁にペットフードの原料のたんぱく質を
不正に増やすために、化学物質を使用されているとも考えられる。
だからこそ、アメリカ食品医薬品局も中国産の植物性たんぱく質の輸入禁止に踏みきったんだろうから。
ここでいう2社というのは、あくまでもアメリカに輸出した工場だけであって、
日本には中国の他の工場から入っているのかもしれないし、これから入ってくるかもしれない。
【わたしがとれる対応】
「メーカーに中国産の植物性たんぱく質の原料が入っているか確認すること。」
これしかない。
そこで、実際に聞いてみた。
「いま、ペットフードのリコールが起きていますよね。いま、うちではそちらの「●●●」を利用させていただいているのですが、
問題になっている中国産の植物性たんぱく質の原料は、入っていませんか?」
「はい。中国産の原料は入っておりませんのでご安心ください。」
「原料に大豆ミールって書いてあるんですが、これはどこ産なんでしょうか?」
「はい。大豆ミールはアメリカ産です。いま海外で問題となっている小麦グルテンは、ご利用されているものには使用しておりません。」
「ちなみに、小麦はどこ産ですか?」
「はい。小麦はアメリカ、カナダ、オーストラリア産です。ご心配されるのはごもっともです。
私どもも日本の政府は一切見解を出していないので、海外の情報しか把握できていないのが現状です。なんでもご質問ください。」
なるほど、なるほど。ここまで確認できれば、ひとまず安心できるね。
* * * お知らせ * * *
プレゼントのご報告は、
明日(9日)のAM中にアップ予定です。
うすうす思ってはいたけれど、アメリカでは かなり大変なことになっているらしい。
アメリカ食品医薬品局によると、今年に入ってからの電話相談17000件のうち、
半数がネコまたはイヌの死に関するもので、ほとんどが急性腎不全によるものだったことから、
アメリカ国内だけで汚染フードが原因で死亡したペットは数千匹にもなるだろうとのこと。
しかも、アメリカでは鶏肉業者さんたちがアメリカ農務省に食肉用の出荷をとめられていて、
その原因が鶏の飼料からもメラミンが検出されたからだっていうから、ペットだけじゃなくて、
ヒト用の家畜飼料にまで発展してきたらしい。
ここまでくると対岸の火事では済まなくなりそうだから、今後のためにGW中にダンナにまとめてもらった。
【原因のポイント】
フードの栄養成分であるたんぱく質の含有量を、不正に増やすために、たんぱく質の原料
(例:小麦グルテン、ライスプロテイン、コーングルテン、コーンミール、大豆たんぱく、米ぬかなど)に、
ニセモノのたんぱく質の化学物質「メラミン」や「シアヌル酸」を、中国の工場が意図的に混入した。
その結果、メラミンとシアヌル酸がネコやイヌの体内で結晶化してしまい、腎不全を引き起こしている。
心配そうにパソコンの情報をいっしょに見るジュル。
【ポイントの整理】
●カナダのメニューフーズのリコールは、中国産の小麦グルテンにメラミンが混入していたのが原因だった(アイムス・ユーカヌバ・ニュートロ・サイエンスダイエットともに日本では安全宣言が出ている)。
●ナチュラルバランスのリコールは、ライスプロテインにメラミンが混入していたのが原因だった(日本では安全宣言が出ている)。
●ロイヤルカナンのリコールは、ライスグルテンにシアヌル酸が混入していたことが原因だった(日本では安全宣言が出ている)。
●アメリカ獣医師会の調査によると、回収されたフードの原料からメラミンを検出。また、死亡したペットの尿からシアヌル酸を検出。汚染されたフードを食べていたペットの腎臓内にあった結晶を分析したところ、シアヌル酸70%・メラミン30%で構成された物質であることが判明。メラミンとシアヌル酸の化学反応によって結晶が作られ、腎臓の機能を阻害していることを、物質実験でも確認した。
●ニューヨークタイムズ誌によると、小麦グルテンを製造した中国の工場が、タンパク質の含有量を増やすために、メラミンを意図的に混ぜた疑いがあると報道した。
●アメリカ食品医薬品局が、中国産の植物性たんぱく質の輸入禁止を発表。
●化学物質であるメラミンやメラミン化合物であるシアヌル酸は、物性的には偽たんぱく質となる。
●現在、アメリカ食品医薬品局がすでにメラミンが混入した小麦グルテンとライスタンパクを販売した中国の流通業者2社を特定し、現地調査を開始している。
ここで恐いのは、中国の工場が1社ではなく、いまわかっているだけでも2社あるということ。
つまり、ごく一部というより、中国では比較的頻繁にペットフードの原料のたんぱく質を
不正に増やすために、化学物質を使用されているとも考えられる。
だからこそ、アメリカ食品医薬品局も中国産の植物性たんぱく質の輸入禁止に踏みきったんだろうから。
ここでいう2社というのは、あくまでもアメリカに輸出した工場だけであって、
日本には中国の他の工場から入っているのかもしれないし、これから入ってくるかもしれない。
【わたしがとれる対応】
「メーカーに中国産の植物性たんぱく質の原料が入っているか確認すること。」
これしかない。
そこで、実際に聞いてみた。
「いま、ペットフードのリコールが起きていますよね。いま、うちではそちらの「●●●」を利用させていただいているのですが、
問題になっている中国産の植物性たんぱく質の原料は、入っていませんか?」
「はい。中国産の原料は入っておりませんのでご安心ください。」
「原料に大豆ミールって書いてあるんですが、これはどこ産なんでしょうか?」
「はい。大豆ミールはアメリカ産です。いま海外で問題となっている小麦グルテンは、ご利用されているものには使用しておりません。」
「ちなみに、小麦はどこ産ですか?」
「はい。小麦はアメリカ、カナダ、オーストラリア産です。ご心配されるのはごもっともです。
私どもも日本の政府は一切見解を出していないので、海外の情報しか把握できていないのが現状です。なんでもご質問ください。」
なるほど、なるほど。ここまで確認できれば、ひとまず安心できるね。
プレゼントのご報告は、
明日(9日)のAM中にアップ予定です。
安く手に入るものですしね(合成樹脂の原料ですから)
タチが悪いな・・・
今回のフードのことといい…
困ったものですよね。
日本のメーカーさんは
応対がちゃんとしていたのですね。
ちょっと安心しました。
猫の健康を守る事って飼い主しか出来ませんもんね。
これだけ多くのブランドフードを一つの製造会社で造っていた事
日本でもテープ類はそうと知っていましたけど 食品でもあるんでしょうか
療養食やプレミアムフードが多いのも驚きです
で 最初はこの工場製でなければ大丈夫なのかと思ったんですけど
事はそんなに簡単ではありませんでした
製造工場ですら知らない間に 毒物が混入していたんですから
しかも意識的に
食品を扱っていながら それが健康を害すると分かっていながら
利益重視のために毒物まで混入する その気持ちが分かりません
アメリカ本土でのリコールはもちろん 日本でもサービスリコールが行われています
範囲はますます拡大する一方
ここまで来ると はたしてメーカーの安全宣言自体が 信頼して良いものかどうかさえ分からなくなります
しかも この件について日本政府がなんの反応も示していない事が遺憾でもあります
疑いに凝り固まりたくはないですが 事が発覚するまでに犠牲になった猫さんや犬さんのためにも 動物家族の生命と安全は 人家族が守って行くしかありませんね
日本ではあまり問題視されていないのが、我々猫ママとしては腹立たしいですよね。
今まで原産国は気にしていたものの、原材料を気にしていなかったのですが、植物たん白エキスとあると、大丈夫なのか電話で聞いてみようかと思ってしまいます。
ウチのは原産国はオーストラリアでしたが…。
いよいよ明後日、子猫たちが我が家にやって来ます。ペットフードに頼り切っていいのか、考えてしまいますね。
食べさせられないので、このニュースをみたとき
かなりドキッとしました!
日本に輸入されているものは大丈夫だとは聞いていましたが、
hanaさんとメーカーのやり取りを読んでだいぶ安心しました。
ありがとうございます!
中国で生産された原料を、日本で製品にしたら、立派な「国産」といえるんです。
どこどこ製というのは、完成品にした国のことですから。
だから、原料に中国産の植物性たんぱく質を使ってないかどうかを、国産のフードでも確認しないとわからないのが実状です。
大きく報道されてないような気がします
私もあげているフード会社が
安全確認を発表するのをただ待ってた一人でした
直接聞くべきだったと反省してます
(一応安全発表はされましたが)
国産もこうなると疑問ですよね
実家は国産フードなのですが
実際に聞いてみようと思います