すっちゃんは16歳。ヒトでいえば80歳にもなる。
ご長寿にあやかろうと、ジュルと山形まで行ったっけ。
とても80歳とは思えない童顔とあまえぶり。
ネコっていくつになってもあまえんぼなんだなぁ、
そうはじめて感じさせてくれたネコさんだ。
読後、一番印象に残ったのは、めわさんの深い深い愛情。
それも深すぎて底なし。
でも本のタイトルはそれとは裏腹に“笑劇場”だ。
すっちゃんのお母さんのお母さんネコ、
すっちゃんのお母さんのたまごちゃん、
そして、すっちゃん。
3代続けて見守っているのだもの。
それに、めわさんだってすっちゃんのお母さんだ。
笑いで包んだつもりでも、詰まった愛情が溢れ出ている。
すっちゃんとめわさんらしい本だった。