ジュルのしっぽ-猫日記-

おっとりネコ・ジュルとのほげほげした毎日。

幸運を握りしめて。

2007-12-21 | ほげほげ日記
家族に迎えたいという家庭に、子ネコをトライアルに送り出した。



保護して2週間。
ちょうど生後3ヶ月になるらしいから、当初から2週間のうちに今後を決めようと思っていた。
保護したばかりのころにあった貧相な目の下のクマもなくなって、健康的になったことだし。


2週間前。クマがあるネコなんて、聞いたことないよ・・・

「うちでジュルといっしょに暮す」か、「家族を探す」かのいずれにするか。

ジュルの様子を見ていると、どっちでもよさそうに思えるようになった。
子ネコはヒトと暮らすこころの準備をし、



わたし達は子ネコが家族との縁に恵まれなかったとしても、
うちで迎えてあげられるように居場所を準備してきた。
この2週間で、お互いの準備ができたように思う。



そして先日、わたしの身近な家庭から、ぜひ子ネコを家族に迎え入れたいという要望がきた。
子ネコにとって、生まれてはじめての幸運。
これまでこの子は、求められて迎えられたことが一度もない。
母ネコと早くに離ればなれになり、公園の兄弟ネコに嫌われ、見知らぬヒトにさらってこられたのだから。
この子にとって生まれて初めての幸運に、逆らわず受け入れようと思った。
以前から家族を募るのは、まず身近からはじめることにしているのでトライアルに出すことに。



こればかりは縁だから祈るしかないけれど、大丈夫。
少なくても、わたし達との縁があるのだから。
あなたが居場所を失うことは、もう二度とないからね。



安心して、いってらっしゃい。