地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

国立大学を受けざるを得ない経済的事情

2023-01-07 07:34:00 | 日記
栃木県内では
トップランクの女子高で
未だかつてない激変が起こっている。

少し前までは
この高校に通う7割くらいの子たちは
指定校推薦で私立大学に進んでいた。

だが、最近は
指定校推薦で私立大学に進む子は
めっきり減ってしまい、
より学費の安い
国立大学を一般受験する子が
激増している。

そして不況が続く中で
女子とはいえ、
理系クラスを選択する子が
以前の2倍近くまで増えた。

ということで
国立理系の大学を目指す女子が
この女子高では激増したのだ。

でもね、
国公立大学って
過去のデータから分かるとおり
平均すると倍率は3倍なのよ。

つまり、3人に1人しか
国公立大には合格できない。

不況が続く今年は
もっと倍率は上がるんだろうと思う。

その激戦のなかに
入っていくことの勇気と覚悟は
褒め称えたいのだけれど
やる気や根性だけでは
3倍の倍率は勝ち抜けない。

だからね
この女子高に限らず
多くの子たちは、
志望する大学に合格できず
涙を飲むことになる。

しかし、
最大の問題は、この後である。

国公立大に落ちた子たちは
浪人するか
私大に進学するしかない。

ここで、理系の子たちには
2つの大きな壁が立ちはだかる。

1つは、
私大には理系学部の定員が
極端に少ないってこと。

受けたくても受けられる大学が
少ないのである。

もう1つは、
合格しても学費が高いってこと。

私立理系は
私立文系の学費の2倍近くはする。

年間200万円は覚悟したほうがいい。

しかも理系は
大学院へ進学しないと
大手企業への就職に不利なことも多い。

そこから先の詳しいことは
調べればすぐわかるので
興味のある人は調べてください。

経済的事情から
どうしても国公立大の理系しかない
って子たちは、
高1の時から、
計画的に勉強して
一般入試で勝ち抜くだけの学力を
つけるしかない。

そのためには
高校の授業についていくのは
最低限必要のノルマであるし
高校の授業以上のレベルにまで
学力を上げていかないと
国公立大に合格するのは難しい。

高校の授業に
ついていけてない子たちは
今すぐ塾へ行くべきだ。

なぜなら、
そのレベルの子たちは
参考書を買っても
そこに書いてあることが
理解できないからだ。

でも、
弱点を克服するための個別指導塾は
授業料もけっこう高い。

全国展開するマンツーマン教室だと
1時間あたり6,000円が平均だ。

高校生ともなると90分1コマが多いから
月謝となると
週1回で4万円を軽く超えてくる。

この塾代を高く思う家庭が
今の日本では殆んどだと思う。

もともと学費が安いから
国公立大を目指すのに
その前段階となる受験勉強で
多額の費用が必要というのは
なんとも皮肉な話である。






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