2022年2月13日
入院の日
朝、小旅行用のバッグに着替えなどを詰めて
「じゃあ、ちょっと行ってくるね」と家を出ました。
電車とバスで、病院へ。
受付フロアは、休日のため外来がなく、閑散としています。
午前10時過ぎ、検温と手指消毒の後
入院手続きをしました。
病室 No.629
これから3日間?を過ごすところ。
4人部屋で2人が入っているようでしたが
コロナ対策のせいか、それぞれのカーテンがきっちりしめられています。
お隣との間には通路もあり
同室の人たちと気軽に話ができる状況ではないことがわかりました。
窓側のベッドを希望して良かった。
窓の外は、大きな空でした。
担当の看護師さんがこられて血液検査、血圧や検温などをしたり、
看護助手さんにフロアを案内していただいたり、
薬剤師さんにヒアリングを受けたり
そうこうしているうちにお昼。
エビフライとメンチがでて、美味しくいただきました。
午後、看護師さんにつきそわれてCT検査。
その後、PCR検査。
鼻に細い管を突っ込まれても、頭を後ろにのけぞらせない方が痛くないことを
2回の検査で学ぶことができました。
夜9時以降は、絶食
明日朝7時以降は、絶飲
とわかり、売店にチョコと水を買いに行きました。
他の人のブログで見た、下剤や睡眠導入剤など
処方されることはありませんでした。
今日も便秘気味なんだけど。。
夕方、経口補水液500ml×3本を渡されました。
夕食後から明日朝までに、最低1本、飲むようにと。
麻酔に良いそうです。(?)
水を飲むのが苦手な私が、こんなに飲めるかなと思いましたが、
麻酔のためなら、もちろん飲みます。
目標 1本半。
夕食後、主治医の先生が若い先生と一緒に来られました。
休日だから診察はないだろうと思っていたので、ちょっと嬉しい。
「明日9時からです」
「右ですね」
右手首より少し上に「P」と黒マジックで書かれました。
そういえば、以前に右と左を間違えて摘出した医療事故があったなあと
思い出しました。
Pってなんだろう?
主治医の先生は、いつものように淡々と話され、すぐに立ち去っていきました。
私にとっては、今や唯一の頼りになる存在。
妹には、「病院も先生もさっぱりしているんだ」と話していましたが、
初診の時から、さっぱりした優しい先生、と思っています。
あとは準備万端。
もう検査もないので、時々、経口補水液を飲みながら
TVでオリンピック観戦をしたり、
文庫本を読んだり。
持ち込んだミステリーやストーリーのある本は、なぜか読む気になれません。
「働かないアリに意義がある」という新書を読了。
今夜から明け方にかけて大雪の予報でしたが、
寒くないので、窓側のカーテンをあけて寝ることにしました。
遠くに夜のあかりがところどころついたビル群が立ち並び、
みぞれが降りそそいでいます。
子供時代、修学旅行先で泊まったときや、夜の列車に乗ったとき、
窓の外の夕闇の中で家々に灯がともる景色をみると
いつもなぜか寂しくて涙がでたことを思い出しました。
その時と同じ気持になりました。
明日、手術なんて本当はまだ全然、ピンときていない。
なぜ、こんな知らない場所に泊まって寝ているんだろう、と思いながら
眠りに落ちました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます