Nikon フィルムカメラから撤退へ

老舗のカメラメーカーのニコンが、デジカメに押されフィルムカメラから事実上撤退するそうだ。　００年度１０８万台出荷から０５年度は１４万台に落ち込んだ。

そこで対応策として一眼レフ全８機種のうち６機種の生産を順次終了していく。　残る２機種も新規の開発をやめるとか。　デジタルカメラに経営資源を集中させるためだ。

ニコンはカメラ（写真撮影）を趣味とする人にとっては憧れである。　小生も若い頃薄給の身で早々に思い切ってフォトミックＳ２（添付写真）を手に入れた。　そして連休となればあちこち撮影ドライブに出かけたものだ。　しかし、今や撮影後映り具合の確認や消去、そしてデジタル処理の可能なデジタルカメラの時代になった。

添付写真を撮るべく愛機 Nikon を手に取り、カウンターを何気なく見るとフィルムが入ったままになっており、おまけに１枚しか撮影されていないのに気が付いた。　何を撮ったのかは記憶にない。　おそらく昨年の元旦の朝の家族写真であろう。　このように金のかかるフィルムカメラは知らぬ間にお蔵入りとなってしまっている。　もっとも小生の場合は、このカメラの受光素子が生産中止となったため修理がきかず、疎遠となってしまっている。　可哀想な愛機である。　そのうえボケて映ってしまった。