歌手松山恵子さんは紅白歌合戦に8回出場したそうだが以外に少ない印象。 NHKよりも民放での出演が多かったのかな。 年末の 「昭和大歌謡全集」 では必ず歌っていたような気がする。
愛くるしい笑顔と親しみやすい人柄から 「お恵ちゃん」 と慕われていた。 お国言葉の 「・・・けん」 を意識的に使って観客席と交流をはかっていたのが印象的だ。 また、観客席からの 「お恵ちゃん」 コールも凄かった。
中学2年で歌唱コンクールに入賞したのを機に55年に 「マドロス娘、宵待ちワルツ」 でデビュー。 「未練の波止場」「お別れ公衆電話」などのヒット曲があり、特に57年の「だから云ったじゃないの」の歌詞に登場する「あんた泣いてんのね」は当時の流行語にもなった。
69年に交通事故に遭い芸能活動の継続が危ぶまれていたが、復帰した。 このことは知らなかった。 約10年前にC型肝炎と診断され、後に肝臓がんに症状が悪化したそうだ。
今年の2月27日にNHK「演歌1本勝負」の収録(放送は4月11日)に参加した際、番組内で突然、肝臓がんで闘病中であることを告白した。 この場面を先日ニュースで見たがその時の歌い方は悲しみを誘う壮絶なものだった。
3月11日のテレビ埼玉の「カラオケ一番」で歌ったのを最後に同22日には病院へ入院。 3日置きに腹水を2000cc抜くなど懸命な治療を続けたが、ついに天国へ旅立った。
松山さんは1000曲以上をレコーディングしたが、04年7月に発売した「一葉記」が最後のシングルとなった。 この曲、ラジオ深夜便で聞いたような聞かないような・・・
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