ウォッチ！ 今何時？ 青空球児・好児！（ゲロゲェ～ロ！）
……ということで、2015年となってから10日も経ってしまいましたけれども、今頃かよ？ という冷たい視線を全く無視して、遅ればせながら毎年恒例の〈マイ・フェイヴァリッツ・アウォード〉の2014年版をお送りしたいと思います。
まずは、そのライヴ篇。野球狂。が2014年の1年間に観賞した音楽系ライヴのなかで“これぞベスト・ライヴ”と感じたものを発表するという、誠に独断と偏見、身勝手極まりない超私的アウォードです。
まずは、2014年に観賞したライヴの一覧を見てみることにしましょう。
◇◇◇
01 2014/01/11 Especia@UNIT
02 2014/01/19 MISIA＠日本武道館
03 2014/02/12 Nik West＠BLUENOTE TOKYO
04 2014/03/04 JT Taylor＠Billboard Live TOKYO
05 2014/03/24 一十三十一＠Billboard Live TOKYO
06 2014/04/28 ネギリリペシア＠O-EAST
07 2014/05/13 Eric Benet＠BLUENOTE TOKYO
08 2014/05/29 JAPAN NIGHT＠国立競技場
09 2014/05/30 m-flo＠ZEPP DiverCity
10 2014/05/31 AUSTRALIAN MUSIC EXPERIENCE＠恵比寿LIQUIDROOM
11 2014/06/07 Mixed Up＠代官山LOOP
12 2014/06/17 Andy Allo＠BLUENOTE TOKYO
13 2014/07/12 Especia＠GARRET【TOKYO BOOTLEG CIRCUIT】
14 2014/08/08 ERIMAJ＠COTTON CLUB
15 2014/08/16 INCOGNITO＠BLUENOTE TOKYO
16 2014/08/19 Robert Glasper Experiment＠Billboard Live TOKYO
17 2014/08/26 9 girls!＠LIQUIDROOM
18 2014/08/31 一十三十一＠Billboard Live TOKYO
19 2014/09/18 Perfume＠代々木第一
20 2014/09/27 Mixed Up＠代官山LOOP
21 2014/10/01 John Legend＠パシフィコ横浜
22 2014/10/13 Especia＠B.B.STREET
23 2014/10/24 The Brand New Heavies＠BLUENOTE TOKYO
24 2014/11/01 BONNIE PINK＠Zepp DiverCity Tokyo
25 2014/11/28 RHYMESTER＠Zepp Tokyo
26 2014/12/01 Thompson Twins' Tom Bailey＠Billboard Live TOKYO
27 2014/12/14 Especia＠O-EAST
28 2014/12/16 BONNIE PINK＠O-EAST
29 2014/12/29 HONEY DIP＠billboard Live TOKYO
◇◇◇
2014年はライヴ観賞の回数が大幅に減ったと感じていたのですが、総観賞数は29本と2013年の30本より1本減っただけに留まりました。ただし、2014年はEspecia関連が8本もあり、外国人アーティストが15本から11本へ減ったことから、観賞機会がだいぶ少なかったという印象を持ったのかもしれません。必ずしも洋楽系ライヴ＝良いライヴという訳ではないのですが。
年間で約50本弱観賞していた最盛期と比べれば大幅に減少して久しいのですが、音楽系以外にも野球やサッカーなどのスポーツ観戦も頻繁にしていることを考えると、観賞・観戦という行動自体は少なくはない（だから出費も多い）ので、充実度が低くはないと思います。とはいえ、（スケジュールや金銭的な要因で）泣く泣く見逃した音楽系ライヴがあったことも確かなので、2015年は単純に数を増やすというよりは、質の高そうなライヴを選ぶアンテナを研ぎ澄ませることにも注力出来ればいいなと考えています。
そろそろ、2014年のマイ・フェイヴァリッツ・ライヴの発表へと移ろうと思いますが、その前に過去の受賞ライヴを振り返っておきます。
◇◇◇
□ 2005年
ERIC BENET＠BLUENOTE TOKYO
□ 2006年
LEELA JAMES＠O-EAST
□ 2007年
m-flo＠横浜アリーナ
□ 2008年
洋楽部門：EN VOGUE＠Billboard Live TOKYO
邦楽部門：SOUL'd OUT＠JCB HALL
□ 2009年
洋楽部門：ANTHONY HAMILTON＠Billboard Live TOKYO
邦楽部門：CRYSTAL KAY＠NHK HALL
□ 2010年
洋楽部門：LEELA JAMES＠Billboard Live TOKYO
邦楽部門：久保田利伸＠東京国際フォーラム（1日目の記事はこちら）
□ 2011年
洋楽部門：KYLIE MINOGUE＠幕張メッセ
邦楽部門：久保田利伸＠NHKホール（1日目の記事はこちら）
□ 2012年
洋楽部門：ESTELLE＠Billboard Live TOKYO
邦楽部門：Perfume＠さいたまスーパーアリーナ
□ 2013年
Maylee Todd＠Billboard Live TOKYO
◇◇◇
2013年からは部門別をやめて、当初の洋邦一本化しての選出に変更。メイリー・トッドのビルボードライブ東京公演が一本化復帰での最初の受賞となりましたが、2014年は果たしてどうなりますか。
では、ノミネート公演を紹介します。
◇◇◇
【ノミネート公演】
2014/08/16 INCOGNITO＠BLUENOTE TOKYO
2014/10/01 John Legend＠パシフィコ横浜
2014/10/24 The Brand New Heavies＠BLUENOTE TOKYO
2014/11/28 RHYMESTER＠Zepp Tokyo
2014/12/14 Especia＠O-EAST
2014/12/16 BONNIE PINK＠O-EAST
以上6公演。
◇◇◇
ノミネートは洋楽勢3公演、邦楽勢3公演という割合。インコグニート、ブラン・ニュー・ヘヴィーズという安定した構成の“外さない”ステージやライヴ経験豊富なRHYMESTER、BONNIE PINK、圧倒的存在感のジョン・レジェンドといった中堅～ヴェテランに対して、新進のガールズ・グループEspeciaがどこまで食い込めたかという図式となりました。
インコグニート、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアシッド・ジャズ勢は、金太郎飴的という評価もあながちない訳ではありませんが、そのなかでも常に進化し続ける姿勢を高いレヴェルで安定して伝えているのが素晴らしい。ジョン・レジェンドはアルバム色に合わせたミディアム～スローを中心とした落ち着いたステージのなかでも心を動かす圧倒的な存在感が見事。
25周年という記念すべき年のRHYMESTERの公演は、これぞ“キング・オブ・ステージ”の名にふさわしい訴求力に満ちていました。BONNIE PINKは座席のあったZepp DiverCity公演よりはやはりスタンディングでのO-EAST公演を。活動20年を直前にした過去と未来を繋ぐステージには、これまでの酸いも甘いも含んだ充実感が溢れていました。
そして、観賞回数では最も多かったEspeciaは、直前にメンバー脱退があり5人体制として迎えた自身最大キャパのO-EAST公演を。真の“ガールズ・グループ”として進んでいく気概を見せた好ステージでした。
それでは、いよいよ〈マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アウォード〉2014年版の最優秀ライヴの発表です。
◇◇◇
【MY FAVORITES LIVE AWARD 2014】
【最優秀ライヴ】
John Legend＠パシフィコ横浜（2014/10/01）
◇◇◇
アルバム『ラヴ・イン・ザ・フューチャー』のコンセプト同様、今のジョン・レジェンドが伝えたい“愛”のメッセージを余計な装飾をすることなく真摯に伝えたパフォーマンスは、アッパーでノリのいいダンサブルなステージとはまた違った“心的な揺さぶり”を存分に与えてくれました。
実は、当初は同日にビルボードライブ東京で開催されたママズ・ガンの公演へ行く予定を立てていたのですが、急遽変更して横浜へ足先を向けることに。その甲斐あって（ママズ・ガンのライヴを観られなかったのは残念ではあったけれど）、2014年のライヴ・アウォード受賞となりました。
やはり、「是非行きたい」と思ったライヴには行っておくべきですね。金がない、今後の予定に影響する……とか言っているうちはダメだってことですよ（お前がいうな）。
さて、次回は“マイ・フェイヴァリッツ・アウォード”のアルバム篇をお送りします。あまり、というか全く期待などせずに、暇つぶし程度に待っていてもらえると大変助かります。
最後に、ジョン・レジェンドより受賞した祝いの言葉を……って、そんな訳あり得ないので、彼のミュージック・ヴィデオを堪能しながら、終わりたいと思います。
John Legend - All of Me
