サロン中央アジア

中央アジアの自然と人々

2008.5アラル日誌-1

2008-05-16 23:07:50 | 中央アジア日誌
 4月28日の午後に関空を出発した。インチョンからアルマティへの航空便は29日のフライトであるが、大型連休最中のため、29日の関空ーインチョン間の席が確保できず、1日はやくソウル入りとなった。ソウルでゆっくりと過ごして無事にアルマティに到着した。いつものように運転手が出迎えてくれてアパートへ。大通りにあるガソリンスタンドの価格表を見て仰天である。ついにリッターが90テンゲを突破した。1ドルは120テンゲであるから、テンゲを円に読み替えてもよく、リッターが90円である。日本よりは安いが、物価が安いカザフではとんでもない価格であるが、深夜の街には自動車がいっぱいであった。このあと、アラル海沿岸農村ではリッター100テンゲのガソリンを買うことになる。ほんの3年前は50テンゲ以下であった。調査行も遣りにくくなる。翌日はアティラウ行きの列車に乗る。1泊2日の行程で5月1日深夜にノボカザリンスク駅に到着した。夏ならばメロンやスイカが売られている駅のバザールであるが、この季節は果物はリンゴくらいしかない。5月2日早朝にシルダリア河口の村カラテレンに入った。人口500人以下の旧漁村は砂嵐もなく、少々寒いしずかな佇まいである。さっそく植林地に行く。一昨年に植えたサクサウールは順調に成長していた。 . . . 本文を読む