写真:樹皮を食べるニホンザル(2005.7.30撮影)
2003(平成15)年ころから鳥子平周辺でオオシラビソ(マツ科の常緑針葉樹)の立ち枯れ被害が報告されています。樹皮がすべてはがれ、立ち枯れてしまった樹木は百数十本に上り、被害は磐梯吾妻スカイライン周辺から高山の東斜面にまで広がっているようです。森林管理署、環境省、県が現地を調査した結果、歯形などからニホンザルによる食害と断定され、周囲約400平方mを定期的な観察区域に設定しました。
サルが樹皮を食べることは珍しくありませんが、立ち枯れさせるほどの食害は全国的にも例がないとのこと。ニホンザルは近年温暖化が進んで生息しやすくなり、数が増える傾向にあるようです。人里近くまで来たサルが畑の作物を食べるなどの被害もありますが、寒く住みにくい場所にまで活動範囲を広げ、高山植物などにも手を出すようになれば生態系にも影響を及ぼす心配があります。
スカイラインを走行中にサルの群れに出会うこともよくありますが、決して餌を与えないでください。サルが人に慣れ、食べ物欲しさに人や車を襲撃するようになる危険性があります。
2003(平成15)年ころから鳥子平周辺でオオシラビソ(マツ科の常緑針葉樹)の立ち枯れ被害が報告されています。樹皮がすべてはがれ、立ち枯れてしまった樹木は百数十本に上り、被害は磐梯吾妻スカイライン周辺から高山の東斜面にまで広がっているようです。森林管理署、環境省、県が現地を調査した結果、歯形などからニホンザルによる食害と断定され、周囲約400平方mを定期的な観察区域に設定しました。
サルが樹皮を食べることは珍しくありませんが、立ち枯れさせるほどの食害は全国的にも例がないとのこと。ニホンザルは近年温暖化が進んで生息しやすくなり、数が増える傾向にあるようです。人里近くまで来たサルが畑の作物を食べるなどの被害もありますが、寒く住みにくい場所にまで活動範囲を広げ、高山植物などにも手を出すようになれば生態系にも影響を及ぼす心配があります。
スカイラインを走行中にサルの群れに出会うこともよくありますが、決して餌を与えないでください。サルが人に慣れ、食べ物欲しさに人や車を襲撃するようになる危険性があります。