ソウルの空の下

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街角ウォッチング

2019-01-28 20:56:14 | 日記

休日は新村の街並みを見物しようと外に出ました。もうちょっと暖かくなるとお出かけも苦になりませんが、まだ分厚いパーカーを着こまないとなかなか外に出る気になれません。何しろ部屋の中はポカポカ春の陽気ですから。新村のにぎやかなところは五差路になっているロータリーの周辺です。今までいた鐘路2街と似ているところもありますが、規模はやはりこちらのほうが大きいですし、実際に大学が近くにいくつもあって学生が多くすんでいて、外国人の留学生も目立ちます。鐘路の方が単なる若者のたむろする飲食店街だという印象に比べると、ここには生活感があります。それは例えば店が飲食店の他にヘアーサロン、クリーニング店、なぜか精肉店などがいくつもあるというようなことからも感じられますね。スーパーも結構あります。現代百貨店の裏手は一つの中心ですが、小さな広場のようなところにバスのようなものが2台並んでいます。一つはツーリストインフォメーションですから観光案内所ですね。もう一つは「プレイバス」という名前で、よくわかりませんが、中に入るとヘッドホンで音楽を聴けたり、放送スタジオの設備があってラジオ放送ができたり、イベントや公演のチラシなどが置いてあったりという多目的スペースなんだそうです。その斜め向かいには携帯ケースをずらりと並べた店。近くにはずいぶん大きな駐車場もあります。韓国はとにかく路上駐車がひどいので駐車場はたくさんあっても少しも困らないはずなので、どんどん作ってほしいです。次は家の近くにあるスーパーでハーモニーマートといいますが、ロッテマートやEマートのような大規模スーパーではありませんが、普通使うものは食品を中心に何でもあり、安いです。卵30個、2900ウォンとか。この店は朝、出勤する時間の7時30分ころにはバス停のすぐ横ですがもうちゃんと営業しています。そのとなりのパリバゲットというパン屋のチェーン店もちゃんと営業してますが、ほんとに勤勉だと思います。ただ、店の中に入るとこれが無秩序に品物が並んでいる「ドン・キホーテ」状態で。リュックをかついで店の中を歩くと必ず何かに引っかかって落としてしまうような感じで、これは何とかならないかと思うんですが…。さて、さいごに登場するおしゃれな感じのお店は「365日セール」とか、
「レッドコンテナ メガモール」とか書いてあるのでギフトショップのような雰囲気ですが、小さな赤いネオンを見ると、「アダルトショップ」と書いてありますね。そう、大人のおもちゃ店。東京でも女性向けのおしゃれなお店があると聞いたことがありますが、韓国でこんなお店が堂々と若者の街にオープンしているとは!時代の流れを感じますねえ。新しいデートコースなんて書いてありましたから、カップルで行く人たちもいるんでしょう。外から見る限りはまったく何の店かわかりませんでした。観光のついでにちょっと覗いてみたらいかがでしょうか…。

住所変更

2019-01-26 19:49:25 | 日記

金曜日は年休をとって住所変更の手続きを済ませてきました。これも初めての経験だったので、手続きの不備があってあちこち回らなくてはいけなくなるかもしれないと思い、念のために休暇までとって一日時間を確保したというわけです。最初に行ったのは近くの住民センターです。昔は洞事務所といって行政区画で区の中に洞というのがありますが、日本では区の下に町という言い方だと思います。いくつかの町に一つ住民センターがあって区役所の業務を分担してやっているわけですね。で、住民センターは延世大学の近くにある京義中央線「新村駅」の並びにありまして、歩いていくのはちょっと遠いかと思いバスに乗って行きました。まず延世大学の前を通ります。今から32年前にここで言葉の勉強をしていましたが、その頃に比べて学校名を書いた表札(?)は立派になり、建物は新しく増えてもいますが、何だか殺伐とした感じですね。中央の白楊路と呼ばれる道路の両側にはハコヤナギの並木が立っていますが、冬なので葉も落ちて寒々とした風景です。新村駅は地下鉄の駅とは違ってちょっと懐かしい感じが残っているようです。30年前にはここからディーゼルの列車に乗っていくつかの駅を過ぎて「白馬」という駅で降りるとおしゃれなカフェが並んでいる、若者たちの隠れたオアシスというかデートコースがありましたが、今はそのあたりも住宅開発で姿を変えてしまったと聞きました。駅のとなりにこれも風情のある住民センターの建物があります。中はこんな感じです。準備した今の住まいの契約書を見せ、外国人登録証を出しましたが、契約書に書かれた日付が「1月1日から入居可能」となっていて、実際に住むようになった日とは違っています。法律で転居後2週間以内に届けなくてはならないことになっているので、ここでは受付けられないので、出入国管理事務所に行くように言われました。悪い予感が当たって新村からは結構遠い「外国人庁」に行くことになってしまいました。もともと年末にパスポートを更新したときに旅券番号が変わってしまったので(有効期限も5年延長)その届を出さなくてはならないのはわかっていましたから、仕方がないと向かっていきました。その前に高血圧の薬をもらいに病院へ。ついでにかぜ薬ももらいましたが、そっちの方はお尻に注射というオマケ付きでした。入菅(外国人庁)の建物は住民センターとは比較にならないくらい大きく立派です。以前は住まいのすぐ近くの世宗路出張所というところで済んでいましたが、区が変わってこれからはこの本庁に来なければなりません。ところが転居後2週間以上経ってからの届け出は罰金を払わなくてはならないという予想外のできごと。まあ、2,3万ウォンくらいなら仕方がないと思いましたが、7万ウォンと聞いてびっくり!本来は10万ウォンのところ、年齢が65歳以上なので30%割引になるんだとか…。何しろ実際の入居日を証明するものが何もないのでこんな結果になってしまいました。ああ、ショック‥。

公開放送

2019-01-20 23:52:15 | 日記

1か月に1度くらい学院の先生が運営するポッドキャストというネットラジオに出ていますが、土曜日は公開放送をするということで、弘大入口にあるポッドキャストホールに行ってきました。日本関係だけではなく政治、経済、社会、文化などのたくさんの分野でかなりの数のこうしたネットラジオが運営されていて、その人たちが共同で利用できるホールがここなんですね。何でも月に2回は無料で利用できる日があるそうで、この日も無料サービスを利用して準備されたプログラムでした。いつも聴取者の人は見えませんが、ここではお互いに顔がわかるということで、金曜日に近くの美容室に行きました。いやいやそんなにきれいにしようと気合を入れたわけではありません。ただ開店記念で男性カットが8500ウォンという値段が書いてあったので、試してみようと思っただけです。実は美容室なんで生まれて初めて。いつも鐘路3街の理容店で白髪染めこみで9000ウォンを利用していました。しかしちょっと髪を切り過ぎて寒いこと。弘大付近は店が乱立していて、道を探すのは難しいですね。喫煙カフェなんて看板を見つけると何だかうれしくなります。地下3階のホールでは準備が整い開始を待っています。出演者のキャラクターをイラストで表したもの。私はこんな姿です。右端が主催のチョ先生。この日のプログラムは沖縄の話、映画『時をかける少女』の話、聴取者との質疑応答などでした。終わってから肉料理で打ち上げでしたが、もう料理の写真は何度も出ていますから省略ということで…

市民団体の訪問

2019-01-13 14:47:22 | 日記

今月8日からアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会という市民運動団体がソウルを訪問していました。昨年の7月にも同じ団体の他の地域の支部で訪れたことがあります。いずれも拙著「韓国で起きたこと 日本で起きるかもしれないこと」を読んで、是非運動を担った人たちに会って交流を深めたいというものでした。自分の書いたものがきっかけになって交流が生まれるとしたら、書いた人間としてはこれほど嬉しいことはありません。前回は旅行社が訪問先の手配などをすべてしていたので、私は夜団体の人とお会いして話を交わす、ということだけで良かったのですが、今回は訪問先とコンタクトをとって約束をとりつけるという仕事を私が代行したので、結構大変でした。もっともそれぞれの連絡先は以前インタビューをしてくれたハンギョレ新聞の記者の人が教えてくれたので、そこに連絡をすればいいだけでしたが、面識のない人に団体訪問のお願いをするというのは、そう気楽にできるものでもありませんでした。結局希望していた「参与連帯」「ハンギョレ新聞社」「KBS労組」という3カ所に約束ができ、初日の夜は会食を兼ねて、ソウル大学日本研究所の南基正(ナム・ギジョン)教授のお話しも聴くことができました。「東アジアの平和を定着するためには韓国、北朝鮮、日本が協力して進めなくてはならない」というのが先生の主張ですが、これまでも金大中さんと小渕首相、金正日と小泉首相、金大中、金正日会談などの実績とそのとき出した平和と和解のための基本的方針がまだ有効なので、これからはその精神を思い出して前進すればいい、と楽観的な見通しを語ってくださいました。果たしてそれが実現するかどうか。何しろ今の日本の首相はあまり平和や統一には熱心でないような気もしますし…。写真が南教授。そのあと寒い中をキャンドル革命の舞台になった光化門広場まで見物に行きました。ブレブレですが。先週の終わりには引っ越しを終え、少しずつ整理、片づけをしていましたがわずかな本をしまう本棚が必要で(前の住まいでは本棚を置くスペースもありませんでした)ようやく設置完了。韓国で何か配達してもらうときに本人がいなくても建物の管理人さんに預けたり、適当な場所に置いていってくれるので便利です(日本では絶対本人が受け取らなくてはというルールがあるようですが)。ただ大きなベッドや組み立ての必要な家具の場合は部屋の中に入ってもらわなくてはなりません。そのときひっかかるのが建物の玄関にあるロックと、部屋のロックです。まわりにある何階かある建物は皆そういう作りですが、玄関番号と部屋番号を2つも覚えなくてはならないのはストレスですね。もう記憶力がだいぶ衰えてきましたから1週間たってもまだ時々間違えます。携帯には入れてありますが、一度携帯を部屋に置いたまま、つい部屋を出てロックされてしまい、2階にある美容室のおばさんに管理者に電話してもらって番号を教えてもらうという事件もありました。ネットショッピングでの暗証番号とかこういうシステムはどうもついていけません…。で、近くを散歩してみるとすぐそばにお寺が一つ。成龍寺といいますが、お寺には見えませんね。ビルのてっぺんには提灯が下がっています。2,3軒先にはおなじみの長老教会。ソウルはやっぱり高い建物が多いですね。

年始の引っ越し

2019-01-07 21:10:43 | 日記

先週の土曜日に引っ越しをしました。「引っ越し貧乏」という言葉があるように、これまで引っ越ししていいことはあまりなかったような気がして、住まいを替えるというのはあまり気がすすまなかったんですが、これまで住んできたところがあまりにも狭いのと、近所で火災の事故があったりしてから安全のために住まいを移ることを本気で考えようとしていた矢先、会社から学院の先生のための寮に空きができたと報せが入り、格安の条件で入居ができることになりました。今まで住んでいた空間に比べると優に3倍はありそうなワンルーム。いかにこれまで独居房のような所に2年半も暮らして来られたか、不思議なほど人間の住む家という感じがします。何より部屋の中にキッチンがあるので(洗濯機もついていますし)、いつでも好きな時に調理ができるというのが嬉しいです。ただしトイレだけ共同になっているんですが、考えようによってはその分シャワー室が広くなっているし、トイレの掃除なども免除されるというメリットはあります。もっとも夜中にトイレに行くときは、寒くて面倒ですが…。で、部屋が広くなった分、いろいろ買わなくちゃならないものもあって、写真のベッドもそうですが、本だな、収納ケース、掃除機、トースターや食器など。いろいろ出費が多くなりました。日曜はヨンサンの電気製品専門商店街に出かけて、写真のWi-Fiルーターやトースターを買いました。ヨンサンにはホテルの横にこんな彫刻が。希望に向かって歩きだせと励ましているのでしょうか。コンビニでどら焼きを売っていたのを見つけて買いましたが、栗の写真はウソでただのアンコでした。住まいがあるのは延世大学の近くで、若者たちの好きそうな店の多い新村です。韓国訪問の節はご案内したいと思っていますが、いまだに家までの道のりがよく覚えられないので本当にご案内できるかは確実でありません…。