おだやかな日が続いていますね。今日、明日は夏のような気温になるといいますが、今朝は雲ひとつない青空でした。ところが雲がないのに、何だか霞んでいます。天気予報で黄砂が来ると言っていたことを思い出しました。一日外出を避けて、部屋の中にいた方がいいかもしれませんね。大陸と地続きの韓国では、当然黄砂の被害は深刻です。ソウル市では黄砂警報などが発令された場合に備えて、緊急対策準備態勢に入っているそうです。市内に水清掃車、粉塵吸入清掃車、路面清掃車などの車両を402台投入して、黄砂の除去に努めると発表されましたし、地下鉄の5-8号線の駅では、無料で黄砂マスクを提供する準備を進めているとか。ひどい時には飛行機が運航を見合わせたり、学校が休校や授業短縮になったりもするそうですから、しばらくは大変な時期が続きそうです。最近行ってきた人の話では、ソウルでも花粉症に苦しんでいる人が大幅に増えているようで、日本で辛い人は韓国に行けばすっきり！とススメてきましたが、新しい避難先を考えなくてはなりませんね…。外を歩いている方は、万全の対策と、横断歩道を渡るときには、くれぐれも車に注意されますよう！（写真は鴨川から北の方角を見た風景）
日本でもすっかりおなじみになっている「辛ラーメン」のメーカー、農心から、次世代ラーメンと呼ばれる新製品が発売されたそうです。辛ラーメンは「辛」という漢字のインパクトで、いかにも辛そうですが、こんどのネーミングは「ホントにホントに（チンチャ、チンチャ）」ラーメンで、下に小さく「辛い、辛い！」と書いてありますね。何が変わったかというと、トウガラシが<青陽トウガラシ>から、空に向かって実をつける<ハヌルチョ>という品種に変わって、これが辛ラーメンのトウガラシより2～3倍は辛いとのこと。他に、麺は細めん、スープにピーナツや黒ゴマを加えて、より香ばしいものに仕上げたんだそうです。実は辛ラーメンも、時々スープの辛さにむせてしまうこともあって、卵をといてマイルドにしてしまうこともよくあります（邪道とは思いつつ）。その2～3倍も辛くなったら、はたして口にできるのかと心配になってきますが、18日の発売以降、韓国で記者や消費者にモニター試食をしてもらった結果では、それほど辛くない、辛ラーメンと辛ラーメン・ブラックの中間くらいじゃないかという評価で、心配するほどではないのかもしれません。農心が2年間、研究を重ねた渾身の力作と言いますが、はたして日本では受け入れられるのでしょうか…。
一週間前の鴨川べりです。今はずいぶん葉になってしまいましたが、中にはしっかり咲き続けている木もあります。種類によって開花時期が違うんでしょうね。市内でも、丸太町柳馬場にある京都地裁の建物に沿って、紅枝垂れ桜が街路樹のように一列に並んで、華やかに咲き揃っています。場所を選べばまだまだ、今週末も花見が楽しめると思います。ソウルでも今週から桜が咲き始めて、21日にはヨイドの輪中路で満開の花が楽しめるというニュースを見ました。冬が長かっただけに、待ち遠しかった春の訪れでしょうね。しばらくは穏やかな日々が続くことを祈りつつ…。
ソウルの地下鉄に張り出された公共広告。チャン・ドンゴンさんがタクトを持って指しているのは、楽譜みたいですね。広告文を読んでみると、「一音だけ下げれば、地下鉄が楽しくなります」と書いてあります。どうやら、地下鉄内で携帯電話を使って話している人たちに、周りの人を考えて、声を小さくして話してほしいという呼びかけのようです。これを見たある乗客が、文章がおかしいとして訂正したことが話題になっています。楽譜を見ればわかるように（私はよくわかりませんが）「一音」ではなく「一オクターブ」下げろと言っているので、「音」を「オクターブ」に変えています。次に、「下げれば」という部分に注目して、声の大小は、音の高さで決まるのではなく、振幅の問題だと指摘しているそうです。専門的なことはわかりませんが、この指摘は正しいということで、インターネットでは「賢い人がよくぞ指摘してくれた」と、落書き（？）はたくさんの人たちから支持されているんだとか…。実際、地下鉄の中で携帯で大声を上げている人を見かけることはよくあると思いますが、これも韓国ならではの風景ですね！それをチャン・ドンゴンさんが声を小さくして話そうと呼び掛ける、公共広告が出るというのも、おもしろい話ではないでしょうか？
今朝、鴨川の河原を歩いてみると、雨上がりに桜が満開でした！昨日の雨で少し水かさを増していましたが、それでも中間にある飛び石を伝って向こう側に渡ることができて…都心で川の飛び石を伝って出勤できるというのは、京都ならではじゃないかと、ちょっぴり嬉しくなりましたが、昼間、祇園のにぎやかな交差点で、大変な交通事故が起きて多くの死傷者が出たとのこと。怖いですねえ。犠牲になった方々には何とお悔やみを言ったらいいのか…。韓国では国会議員総選挙が終わって、当初の予想と違い野党より与党の議席が多いという結果になったとか。ソウルと地方では大きな違いがあったとはいえ、経済状況や対北との関係など、いろいろなことが影響を与えたんでしょうね。民主党の比例代表として、1970年に労働者の置かれた状況を改善させようと焼身抗議をした全泰壱さんの妹である全順玉さんや、1989年に韓国の学生代表として国境を越え、ピョンヤンで開催された青年祭典に参加し、「統一の花」と呼ばれた林秀卿さんなどが当選したことが伝えられました。ミサイル発射問題で緊張を高めている朝鮮半島ですが、1991年には日本の千葉で開かれた世界卓球選手権に、初めて南北統一チームとして大会に参加したという歴史を覚えていますでしょうか？今、その時のできごとを映画として制作した、『コリア』が注目を集めているそうです。主演は韓国側選手にハ・ジウォン、北朝鮮の選手にぺ・ドゥナが扮します。韓国では5月公開だそうですが、試写会を、選手権の開催場所だった千葉で行い、主演俳優と監督が挨拶に来るそうで、何だかわくわくしますね。試写会は4月20日。参加できる人はもう決まっているみたいですが…。パワフルな韓国映画に注目！です。