ソウルの空の下

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望年

2013-12-31 08:57:28 | インポート

Photo 一昨日でしたか、何日か降り続いた雨が上がって、久しぶりに穏やかな青空が広がろうとしていました。空気がすっきりと澄んでいるように感じられて、ふとバスの車窓から遠くを見ると、京都盆地を囲む屏風のような山が、ずいぶん大きく、近くに見えました。まるで、ここがアルプスを遠望する木曽の山中かと思い違えるほど、くっきりと、雪をかぶった山が、すぐそこにそびえたっているように見えました。バスが山の方に近づいていくと、反対に山は少しずつ小さくなって、やがて普通の遠景に収まってしまいました。空気の状態の変化で生まれた、ちょっとした錯覚だったんでしょうね。何だか年の瀬にふさわしいものを見たような気がしました。来し方を振り返るようなときには、高い山に登って、普段の暮らしが小さく眺められるようなところで、自分を見つめ直すのがいいと言われます。ご来光を見るために、世界遺産に登録された富士山に登る人も、今年は多いかもしれません。それは多分韓国の人たちも同じで、済州島のハルラ山、海を望む雪岳山、もしかしたら北朝鮮でも金剛山などに登って新年を望む人は少なくないのではと思います。一部の心ない人たちの行動が、お互いの心の距離を遠ざけてしまうようなことが何度かあった一年でしたが、新年には気持ちを新たにして同じ朝日を眺めてみたいものですね。セヘポンマニパドゥセヨ!


居酒屋協会の交流

2013-12-19 20:50:06 | インポート

Photo 去る12月2日に、ソウルで韓国伝統酒店文化協会の発足式と、日本居酒屋協会の交流式典があったそうです。日本に居酒屋協会というものがあったのも知りませんでしたが、韓国側の組織名のおごそかなこと!<酒店>というのは、決して酒を販売する専門店、酒屋というのではなく、日本の居酒屋に相当する名前と言えると思います。ただ、少し格式のある名前のような気がしますが…。よく「民俗酒店」と言いますが、これは昔の旅館兼食堂みたいな、「酒幕」といわれた居酒屋の雰囲気を演出した酒場で、マッコリやチヂミが定番メニューですね。一方でちょっとフーゾクっぽい団欒酒店なんてのもありますけど…それはさておき、日韓の居酒屋が交流するとどうなるのでしょうか。日本の居酒屋に韓国料理のつまみメニューが増えていくのか、韓国の居酒屋に日本風のチェーン店のようにマニュアルだらけの味気ない店が増えていくのか。お互いにいいとこどりで、庶民の懐具合に合わせたような気楽なお店が増えていけばいいですねぇ…。