ソウルの空の下

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秋ですね!

2010-09-25 14:35:57 | インポート

Photo 道を歩いていて、空気が体に心地よく感じられるのはずいぶん久しぶりです。9月の中頃までは夏がいつ終わるのか心配になるほどでした。7月終わりから8月終わり頃までは、皮膚がちりちり焼けるような暑さに外を歩く勇気を失ったものでした。酷暑が続いていた間、実は両膝が痛くて、歩くのも辛いほどでした。もう歳が歳だと思えば仕方がありませんが、どうも天候と関係があるような気がしてなりませんでした。冷房のせいかとも思いましたが、(朝9時から夜9時まで休みなくつけっぱなしでしたから!)今でも設定温度は低めにして、それでも冷房は使っているのに、天候が季節らしくなってきてから、まるで嘘のように痛みがなくなってしまいました。人間の体が自然とよく反応するものだと、改めて知ったような気がします。今なら、すすきの原を、風に吹かれながら散歩してみたいという気持ちになりますね。いくつかお知らせを…

1、高麗美術館 企画展 「絵はがき」の中の朝鮮民俗 -100年前への時空の旅

  ~10月17日(日) 10時~17時(月曜休館-祝日は開館)

  一般 800円 (学生料金あり) 075-491-1192

2、姜在彦先生 講演会 「朝鮮半島の分断と私の家族」

 10月29日(金) 午後7時~  神戸学生青年センター(阪急六甲駅歩3分)

 参加費 600円           問合せ 078-851-2760

3、映画「TSUNAMI」上映(原題 海雲台)  9/25(土)~

 MOVIX京都/T.ジョイ京都 (日本語吹き替えのみ) 075-254-3215/075-692-2260    


スタミナをつけたはずなのに…

2010-09-17 09:22:47 | インポート

92_040 4日はフリータイムとなって、いろいろしたいこともありましたが、まずは元受講生で、今は韓国の会社に就職しているSさんと久しぶりに会い、昼食をともにしました。かねてから食べてみたかった“ウナギ”です!明洞の世宗ホテルの近くで22年も営業を続けている「長鰍ミンムルチャンオ(ウナギの意味)」へ行きました。定食などもありますが、いろいろな焼き方を味わうためにはと、思い切って「1kgコース」を注文。塩焼き、醤油焼き、コチュジャン焼きの三種類の焼き方から、塩と醤油を選んで焼いてもらいました。丸々一匹のウナギ(二匹分)を開いて、すでに火を通してあるものを目の前の網で焼きながら食べるというものです。初めて食べる「塩焼き」は千切りにしたショウガと合わせて食べますが、これが予想外の美味!やや脂っこいウナギにさっぱりした風味を添えてくれるのです。醤油焼きの方(写真-食べるのに夢中になって写真を撮るのを忘れてしまい、気がついた頃にはほぼ食べつくした後で、こんな写真になってしまいました!)は日本のように甘いタレではないので、これもさっぱりでした。他に各種小皿やウナギ汁(どじょう汁のようにウナギをすりつぶしたスープ)、ウナギの胆のうを漬けたスルゲ酒などもついています。あまりの美味しさに、ついビールや焼酎が進んでしまいましたが、これで値段は56000ウォンですから(日本円で4000円ほど)、安い!のではないでしょうか。午後は韓国語の教材を買ったり、Sさんから勧められたウォンビンの「アジョシ」という映画も見たいと思いましたが、この頃から、暑さに体がふらふら。両膝が痛んで歩くのも辛くなってダウン。止むなくホテルに戻って休むことにしました。いつの間に眠ってしまったのか気がついたら、夜の10時過ぎでした。写真でも見ようかとカメラを探したら…ありません!どう考えても“ウナギ屋さん”しか思い当たらないので、電話をしたら出ません。土曜は早じまいか?もしかしたらとタクシーに乗って店まで行ってみましたが、やはり店は閉まってカギまでかかっていました。次の日は帰国ですが、日曜は休業というのを知っていましたから途方に暮れてしまいました。大事な写真もさることながら、そのカメラは学院に来ている方から借りたものでした。しかもその人は週末に韓国に行くことになっていて…ああ。最大のピンチとなりましたが、帰ってから月曜の朝、店に電話したところ、ちゃんと保管してあるとのこと。Sさんに無理を言って取りに行ってもらい、EMS特急便で送ってもらいました(木曜に無事到着)。Sさんには重ね重ねお礼を申し上げます。それと“長鰍ミンムルチャンオ”の方にも…。皆さんにもぜひおススメしたいお店ですね。あまり目新しくもない旅の話を長々としてしまいました。韓国もいよいよこれからが良い季節となります。皆さんの旅がそれぞれにかけがえのない思い出となりますよう。これは、という話がありましたら、ブログを通じてでもお聞かせください…。


シネ・ド・シェフ

2010-09-16 10:18:15 | インポート

Photo ようやく涼しい風が吹き始めて、秋の気配をはっきりと感じられますね。永遠に続くかと思われた異常な暑さも、時が経てばその勢いがなくなってしまうという、当たり前の季節の変化が今年ほど待ち遠しかったことはありませんでした。でも、朝晩の涼しさにまだ、体が適応できずに体調を崩しやすいですから、気をつけなくてはなりません。さて、今回訪れた「CGVアックジョン」は、セレブ達が集まるおしゃれな街といわれる、アックジョン(狎鷗亭)の駅の近くにあります。CGVは食品系の大企業であるCJグループが運営するシネコン(複合映画館)ですが、ソウルだけでも15館もあって、最近韓国映画が短期間のうちに大ヒットとなって、多くの観客を集めるようになったのも、こうしたスクリーンの多い映画館の普及によると言われていますね。ここCGVアックジョンには、地下に貸し切り映画館という施設があります。30-40席くらいの小さな劇場で、個人、家族、団体などが集まって好きな映画を鑑賞できるというものです。貸切料金は120万ウォンと書いてありましたが、2つの劇場スペースの間には高級レストランがあって、鑑賞後にゴージャスなフレンチ、イタリアンなどの食事もできるようになっています。インタビューということで、プライベート・ルームを借りて、終了後フランス料理に舌鼓を打ちましたが、なかなかこんな機会でもないと、味わえない贅沢でした!一人6-8万ウォンの料理を予約すると、部屋代は無料ということなので、必ずしも高価ではないかもしれません。誰にも邪魔されずに、延々4時間も自分たちだけの時間を持てましたから…。でもちょっと柄ではなかったせいか、知らぬ間に緊張していたせいか、ぐったりとしてしまい、その後別のグループの人たちと、巻貝のあえ物やチヂミをつまみに、焼酎をぐいぐい空けると、ようやく元気が復活してきました。金曜日ということもあって、ソウルの夜はまだまだこれから、でした…。


ペダル(配達)文化は健在です

2010-09-15 10:31:01 | インポート

92_016 朝鮮の建国神話の中に出てくる倍達(ペダル)という古代朝鮮の国名から、朝鮮民族、朝鮮文化の意味で倍達民族、倍達文化ということがあります。同じ発音の「配達」という言葉をかけて、何でも、どこにでも配達してしまう現代韓国の流通文化をユーモラスに表したのが“ペダル文化”ですね。もともと1992年頃から韓国でも宅配事業が始まりました。特に交通渋滞が深刻な韓国では、オートバイによる「クイックサービス」が歓迎されましたが、インターネットのホームショッピングが盛んになるにつれ、宅配産業は急成長をとげたと言われます。確か、『漢江の怪物』という映画では、河の畔にある小さな売店にジャージャー麺を配達してくれる場面があったような気がします。「どこでも」というのは、小学校の運動会をしているグランドから、地下鉄のホームにまで電話一本で届けてくれるという、信じがたいサービス精神を表していますし、「何でも」はピザやチキン、中華料理はもちろん、ファミリーレストランのメニュー、チゲなどの韓国料理、最近は毎朝キムチの宅配サービスまであるんだそうです。今回、インタビューをすることになった、CGVアックジョンというシネコンの近くにずらりと並んでいたマクドナルドの配達専用オートバイ。これは日本にないんじゃないかと思い、写真に収めました。ひょっとして日本のどこかにはあるのかもしれませんが、韓国のペダル文化は元気一杯なようです…。


韓国映像資料院

2010-09-13 12:53:09 | インポート

92_012 二日目は夕方、取材インタビューの予定がありましたが、日中は「韓国映像資料院」というところで過ごしていました。ここはこれまでの韓国映画の収集、保存、修復などを行うとともに、映画に関する図書や雑誌、新聞記事などの所蔵、映画観覧など、映画に関連するすべての資料を提供している施設です。東京に国立近代美術館フィルムセンターというのがありますが、さらに系統的で活動的な施設という感じがします。私は書いている本と関連した新聞記事などの資料を探しましたが、一緒に行った人は見たい映画があるといって、ブースに座って古い作品を2本も見ていました。個人で映画を鑑賞できるブースは15人分ほどあったでしょうか。他にも映画博物館、韓国映画史研究所、シネマテークKOFAなどがあって、シネマテークには50席~307席の映画上映館が3館あり、毎月1回、企画上映も行っています。今は韓国映画の巨匠といわれる、林権澤(イム・グォンテク)監督の全作品上映が行われているそうです。林監督といえば、『風の丘を越えて-西便制』という映画で、日本でも良く知られていますね。一番新しい地下鉄9号線で<デジタル・メディア・シティ駅>というところで降りますが、市内中心部からは30分くらいでしょうか。学研都市のように新しく造成してできた文化施設団地という印象の場所です。ところで、昼食は、中のレストランが高いので、向かいにあるビルの1F、TOMATOという弁当屋さんに行きました。もちろん持ち帰りOKですが、店内で食べられるようにもなっていました。日本のホカ弁にならったようで、メニューには「天丼」「豚丼」などの我々にもなじみのものがあります。棚には日本のカップみそ汁も並んでいて、フライ中心のメニューというのも日本と同じですね。驚いたのは値段の安いこと!「天丼」などは2000ウォン(今のレートで170円)で高くても5000ウォンですから、思わず一番高いものを頼んでしまいました。その名も「韓流スター」といって、フライがてんこ盛りでした。これはさすがに食べきれませんでしたが、安いものを探せば、まだまだ“お宝”メニューはいっぱいありそうですよ…。