チケットモンスターという公演チケット販売サイトから申し込んで、「チャンポン」という演劇を見ました。演劇といえば以前、「影の実力者 スンシル」という時局風刺劇を見損なったことがありますが、今回はもう何年も続いている有名なレパートリーですから、大丈夫だろうと思いつつ、シンドリム駅前のテクノマート11階にある「プライムアートホール」に行きました。ここは各階に服や雑貨、電気製品などの売り場がそろっていて、食堂街にも美味しそうで意外と安い食事ができる店がたくさんあるので、一度行ってみるのもいいかと思います。エレベータのドアにも公演のポスターのようにペインティングしてありますね。どんな話かというと、1980年の光州。ある中華料理店で家族が明日のピクニックを前に店じまいの準備をしようとする頃、注文が入って兄弟で経営している店の弟が出前に出かけます。途中で出会った二人の軍人と、チャンポンを置いていけという命令をめぐってけんかが始まります。はずみで一人の軍人がケガをし、もう一人が発砲するという騒ぎに。命からがら食堂に戻ると、テレビのニュースで光州に北のスパイが潜入して、中華料理店の出前を装って軍人に暴行を加えたので、戒厳令を宣布するという荒唐無稽な話が伝えられます。結局これがきっかけで光州の鎮圧が始まり、その過程で銃撃戦にまでエスカレートすることになりますが、結局食堂の弟と妹、兄の恋人の3人はそのさ中に殺されてしまうという、悲劇的な話です。コミカルな部分はたくさん出てきますが、兄弟に拷問が加えられたり、銃声が聞こえる外から催涙ガスの煙が店内にまで入ってきたりというリアルなシーンでは緊張してしまいます。最後は一人残された兄の独白で終わりますが、やっぱり辛いという気持ちが先に立ちますね。でも、舞台の冒頭ではいきなり観客を2人呼んで、舞台の上でジャジャン麺とチャンポンを食べてもらう(俳優のような気分で)という意表をつく入りがあったりで、結構楽しめます。チケットの正規価格は4万ウォンだといいますが、チケットサイトでは11,800ウォンで買えましたし、上演1時間前から販売開始ということだったので、夜7時にはチケット売り場の前に並んだ甲斐あって、前から2列目の真ん中通路のすぐ横、という最高の座席に座れました!チケットが郵送されるのではなく、スマホにメールで通知が来るので、それを窓口で見せればチケットに替えてくれるというシステムも、今回初めて経験できました。舞台はこんな感じで、80年当時はジャジャン麺が250ウォン、チャンポンが300ウォンと書いてあります。実は公演中はスマホの電源を切るよう話があったので、素直にオフにしていたんですが、最後の舞台挨拶をしているところを写真に撮ろうとして、電源を入れたら間に合わず、一番最後にひっこもうとするお坊さん役の人の後ろ姿しか写せませんでした!水曜の夜8時からの公演でしたが、観客席は200人ほどの人が来ていました。人気作品なんですね。次回は「彼女を信じないでください」。これも楽しそうですよ。
チケットモンスターという公演チケット販売サイトから申し込んで、「チャンポン」という演劇を見ました。演劇といえば以前、「影の実力者 スンシル」という時局風刺劇を見損なったことがありますが、今回はもう何年も続いている有名なレパートリーですから、大丈夫だろうと思いつつ、シンドリム駅前のテクノマート11階にある「プライムアートホール」に行きました。ここは各階に服や雑貨、電気製品などの売り場がそろっていて、食堂街にも美味しそうで意外と安い食事ができる店がたくさんあるので、一度行ってみるのもいいかと思います。エレベータのドアにも公演のポスターのようにペインティングしてありますね。どんな話かというと、1980年の光州。ある中華料理店で家族が明日のピクニックを前に店じまいの準備をしようとする頃、注文が入って兄弟で経営している店の弟が出前に出かけます。途中で出会った二人の軍人と、チャンポンを置いていけという命令をめぐってけんかが始まります。はずみで一人の軍人がケガをし、もう一人が発砲するという騒ぎに。命からがら食堂に戻ると、テレビのニュースで光州に北のスパイが潜入して、中華料理店の出前を装って軍人に暴行を加えたので、戒厳令を宣布するという荒唐無稽な話が伝えられます。結局これがきっかけで光州の鎮圧が始まり、その過程で銃撃戦にまでエスカレートすることになりますが、結局食堂の弟と妹、兄の恋人の3人はそのさ中に殺されてしまうという、悲劇的な話です。コミカルな部分はたくさん出てきますが、兄弟に拷問が加えられたり、銃声が聞こえる外から催涙ガスの煙が店内にまで入ってきたりというリアルなシーンでは緊張してしまいます。最後は一人残された兄の独白で終わりますが、やっぱり辛いという気持ちが先に立ちますね。でも、舞台の冒頭ではいきなり観客を2人呼んで、舞台の上でジャジャン麺とチャンポンを食べてもらう(俳優のような気分で)という意表をつく入りがあったりで、結構楽しめます。チケットの正規価格は4万ウォンだといいますが、チケットサイトでは11,800ウォンで買えましたし、上演1時間前から販売開始ということだったので、夜7時にはチケット売り場の前に並んだ甲斐あって、前から2列目の真ん中通路のすぐ横、という最高の座席に座れました!チケットが郵送されるのではなく、スマホにメールで通知が来るので、それを窓口で見せればチケットに替えてくれるというシステムも、今回初めて経験できました。舞台はこんな感じで、80年当時はジャジャン麺が250ウォン、チャンポンが300ウォンと書いてあります。実は公演中はスマホの電源を切るよう話があったので、素直にオフにしていたんですが、最後の舞台挨拶をしているところを写真に撮ろうとして、電源を入れたら間に合わず、一番最後にひっこもうとするお坊さん役の人の後ろ姿しか写せませんでした!水曜の夜8時からの公演でしたが、観客席は200人ほどの人が来ていました。人気作品なんですね。次回は「彼女を信じないでください」。これも楽しそうですよ。