すっかり春めいた日曜日

キャンドル集会のない土曜日から穏やかな春の天気に恵まれた日曜日。こういうときはテレビのチャンネルを回しても、ニュースよりは韓国らしさを感じられる番組に目がいきますね。人形劇は朝鮮時代末期に高麗人参を中国で販売することに成功し、晩年は貧しい人たちに自分の財産を分けてあげたという伝説的な商人のイム・サンオクという人の物語。「偉人劇場」という番組です。次は大学で国楽を専攻している学生たちのパンソリ（一人語りの伝統芸能）公演。三つめは実話を再現したドラマで、結婚を約束した二人の前に男性の母親が強硬に反対して結婚を妨害しようとする話。なぜ反対するのかという理由が後でわかりますが、このお母さんが結婚して間もなく夫を亡くし、その理由が結婚前に見てもらった相性占いで最悪の結果が出たのに無視したために夫が早くに亡くなったという経験を持っていたからでした。息子が結婚する前に巫女さんに相性を聞いたところ、自分と同じような結果が出たために反対したというわけです。それでも息子が「自分の判断より巫女のいうことのほうが大事なのか」と説得し、最後は祝福してくれて無事結婚できるというハッピーエンド。何だか韓国的ですね。さて天気予報を見ると日中は18度まで上がるとか（実際そうでした）。それにともなって中国からのスモッグが警戒レベルに。映像はソウル市内の様子だそうですが、今朝はこれほど真っ白ではなかったですけどね。どこなんでしょう。それでマスクの着用を勧めていますが、普通のマスクではなく「FK」の記号がついた「保健マスク」という強力なものを使わないと意味がないそうです。数字は何パーセント微粒子を防げるかを表しています。でも外に出て見ると誰もマスクをしていませんでした！しかもこの日は「ソウル国際マラソン大会」。光化門広場を出発するフルマラソンコースではケニヤの選手が男女とも優勝。オリンピック公園を出発する10kmコースも含めると35,000人が参加したとか。でもスモッグにやられて倒れたというニュースは聴きませんでしたから。この予報はどこまで信じられるのか…。午後はある「公演」を身にいきましたが、その話はまた次回に。