ソウルの空の下

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義王市など

2018-04-15 22:17:57 | 日記

昨日は一日雨でしたが、今日はあがったものの曇り空で気温も13度くらいしか上がりませんでした。メインストリートである鐘路で、いつの間にか自転車専用道路ができたというニュースを見て、見に行ってみると本当にえんじ色の専用道ができていました。いつこんな工事をしていたのかと思うほど突然出現したという感じでした。このレーンにオートバイが入ると罰金4万ウォン、乗用車は5万、タクシーなどが6万ウォンと書かれていますね。こうして予告しておいて準備期間が6月30日まで、7月1日から取締りに入るとか。でも交通量の多い鐘路で自転車が走るのはかなり勇気がいるような気もしますね。今日は用事があって義王市というところに行き、湖水公園に寄りましたが、あじさいの鉢植えや湖畔の柳などに季節を感じることができました。温室の中にはサボテンがたくさん並べられています。帰りにヨンサン(龍山)駅で降りて買い物をしましたが、駅前に強制徴用労働者像があると聞いていたので探したら、すぐ前に建てられていました。去年の8月12日に設置されたのに、今まで来ることができませんでした。彫像の作者はあの「少女像」を作ったキムさんご夫妻で、像を制作する前に北海道に行って炭鉱などでの強制労働の様子を聞取りしたそうです。骨が浮き出た労働者の凄惨な姿ですが、手を上げて太陽の光をさえぎっているように見えるのは、暗闇の中から外に出てつかの間空を見上げながら故郷の家族や、自然の様子を思い浮かべているように見えます。でもいつ戻れるのかわからない、戻れないかもしれないという絶望感も伝わってくるようです。歴史の中で記憶にとどめなくてはいけないことが本当にたくさんあるのだと改めて思いました。明日はセウォル号4年目の追悼の日ですが、現在進行形の事態の中にも記憶として刻むことも数多くあるのだと思います。

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