ソウルの空の下

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

かぜの脅威恐るべし

2018-03-08 11:18:32 | 日記

土曜日の夜に突然悪寒がして、布団にもぐりこむしかありませんでした。すべての行事が一通り終わった後でしたが、それ以上飲むことも食べることもできなくなって日曜の朝早々に江華島を退去して家に戻りましたが、バスの中でも家に戻ってからもひたすら寝るだけで体を休めなくてはと思いましたが、悪夢を見るし起きてもぼうっとするばかりで残りの写真をアップすることもできないほどでした。結局授業はこなしながらもなかなか回復しないので思い余って病院に行きました。もともと血圧の薬をもらう時期でもあったからそのついでというわけで昨日の朝診察を受け、薬を5種類くらいもらいました。このとき小学生の時以来という注射をお尻にぶちっと。それほど痛くはありません(大人ですし)が、何しろ病院で注射をされるのは本当に久しぶりのこと。それでも驚くべき効果で、そのあと2時間くらい横になっていたら、これは治ると感じるほど劇的な効果があって今日ようやく日曜日の写真の残りをアップします。それにしても風邪と言ってもばかにならないものだということと、それにも増して注射の威力に驚きました。さて温室では縄をなっていました。この縄は夜「月の家焼き」をするとき、集めた薪の山の周りに巻き付けていっしょに燃やすもので、日本でお札などを燃やすのと同じような意味があるようです。午後の陽ざしの中で去年も来ていた政治風刺歌謡の「山形ツイスト」さんのパフォーマンス。名前が変わっていますが日本人ではありません。山形ドキュメンタリー映画祭に招かれたとき山形のすばらしさに触れて名前をそう付けたそうです。曇り空にはいくつものたこが揚がっています。この日は曇り空でせっかくの十五夜(実は十六夜)の月も見えませんでしたが、火をつける前のパフォーマンスでは誰かが薪の山のてっぺんに登っていたので「早く火をつけよう」という声が聞こえました。赤々と燃え上がる炎の中から、さっきの人は無事脱出したのでしょうか。残り火が消えようとするころ「風灯(プンドゥン)」という遊びが始まりました。これは韓紙で作ったぼんぼりの中に火を灯して、熱気球の原理で空高く飛ばそうというものです。高く舞い上がれば願いが叶うという。ただ100%成功とはいかず、上がりかけてそのまま墜落したり、紙に燃え移って飛ばなかったりでそれなりにコツがあるようでした。思いがけないカゼのために不本意な幕切れとはなりましたが、地方の伝統がいつまでも残っているのは嬉しいですね。もっともメンバーが去年と同じだったので、これは若返りと子どもたちへの教育なども必要かなとは思いました。