２０１０年も「倒産」という言葉が・・・

最近は「倒産」という言葉をよく聞きますが、日常的に使用する「倒産」という言葉は、法律用語ではないんです。
一般的には「企業経営が行き詰まり、弁済しなければならない債務が弁済できなくなった状態」を指しています。
具体的には、以下に挙げる６つのケースのいずれかに該当すると認められた場合を「倒産」と定めており、
これが事実上の倒産の定義と言われております。

（1）２回目不渡りを出し銀行取引停止処分を受ける
（2）内整理する（代表が倒産を認めた時）
（3）裁判所に会社更生法の適用を申請する
（4）裁判所に民事再生法の手続き開始を申請する
（5）裁判所に破産を申請する
（6）裁判所に特別清算の開始を申請する

このうち（1）と（2）が「任意整理」で、（3）～（6）を「法的整理」と大別できます。
また、倒産は会社を清算（消滅）させる"清算目的型"と、事業を継続しながら債務弁済する"再建目的型"に分けられます。
清算目的型：「破産」「特別清算」、大部分の任意整理
再建目的型：「会社更生法」「民事再生法」、まれに任意整理の一部

【任意整理】
任意整理倒産会社と債権者の任意の話し合いにより、会社の資産・負債などが整理される。
この際、裁判所の法的な拘束を受けることはない。

【法的整理】
法的整理裁判所の関与と監督により、整理が行われる。



昨今、会社倒産が増え、景気後退が続いております・・・来年も景気後退は止められなさそう。

輸出頼みの今の日本・・・このままでよいとは思えません。。。


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円高・株安・デフレ・・・日本は危険水域に突入

東京外国為替市場は、対ドルで１４年４カ月ぶりの円高水準になった前日をさらに更新し、一時１ドル＝８４円台まで急騰しています。

アラブ首長国連邦（UAE）のドバイ首長国の政府系企業グループが債務返済の延期を要請すると発表した「ドバイショック」を背景にリスク回避の動きが強まる中、円への資金流入が進んだ事も要因の一つ。
日本政府は為替介入に消極的との見方が一般的で、一層の円高に進む可能性もあり、輸出企業の業績悪化懸念が強まってます。

円高に歩調を合わせるように、日経平均株価は、前日比３０１円７２銭安の９０８１円５２銭で取引を終えましたが・・・
週明けに９０００円を割るような事態になれば、株価の下落に歯止めが利かなくなる可能性もあります。

このまま放置しておくと、円高、株安、デフレが企業業績を確実に傷め、給与や雇用にも波及し、さらにデフレを進めるという悪循環をもたらすことに・・・

消費者にとっては、輸入品が安くなる、旅行など・・・手放しに喜べる状態ではないのです。

今後も悪循環に陥った日本経済に対し、市場は警戒を強めていくことは間違いないでしょう。

無政策の日本は何処へ向かって行くのでしょうか・・・


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