:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ キコの処女作 「ケリグマ」 好評発売中

2013-09-29 15:49:43 | ★ 私の一冊

 

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キコの処女作 「ケリグマ」 好評発売中

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「ケリグマ」=福音の告知=とは何か?

この夏の野尻湖の家には来客が実に多かった

おかげでブログの更新が思うに任せなかった

いま一人ひっそり引き籠り

インターネットの本のマーケットを覘いてみた

「ケリグマ」 が順調にマーケットに滑り出したかを見るためだ

 

 

「楽天」 で 「アマゾン」 で 「丸善・ジュンク堂」 で・・・

主だった本のネットマーケットで

ただ 「ケリグマ」 のキーワードを入れるだけで

出るわ! 出るわ!

キコ・アルグエヨ/著 谷口幸紀/訳 平山高明司教/監修

フリープレス刊 1000円+税 (計1050円)

お買いもの籠に入れるだけで明日にもお手元に

http://books.rakuten.co.jp/rb/12485983/

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上の写真はキコのシンフォニーのボストン公演のプログラムを飾ったキコの横顔と

ユダヤ人を家畜のように詰め込んで

アウシュヴィッツの殺人工場に運んだ貨車との合成写真だ


20才台の初めごろ 画学生だったキコは

ニーチェや サルトルや カミュのような

実存主義的無神論者の立場から回心して

「新求道共同体」 の創始者への道を歩み始めたが その彼も今すでに75歳を迎えた

その間 聖書に題材を求めた歌を無数に作曲し 自ら歌い

多数の絵画・彫刻 イスラエルのドームス・ガリレアに代表されるような巨大建築をも手掛け

多くの建造物に大壁画を描き

新しくは オーケストラ向けのシンフォニー 「無垢な人々の苦しみ」 を作曲した彼が

何故か頑なに本を書こうとしてこなかった

その彼が

昨年の暮れに

バチカン典礼秘跡省の長官 カニザレス枢機卿 の求めに応じて

世界司教会議(シノドス) 向けの資料として

「ケリグマ」 =福音の告知=

と言う一冊を著わした

 

 

翻訳しながら思った

日本の一般の読者には

目次の第一章にあたるカニザレス枢機卿の短い

「推薦の言葉」

は最後にまわして

いきなり

キコ自身が書いた 第二章の 「バラックで: 証言」

から先へ読み進まれることをおすすめしたい

そうすれば 何故カニザレス枢機卿のようなバチカンの高官が

強く推薦するかを納得されるだろう

日本のカトリック教会では

いままで 誰でも自由に入手できる 日本語の客観的資料が無いまま

とかく

否定的な風評に左右され誤解されがちだった

「新求道共同体」 または 「新求道期間の《道》」

歴代の教皇を始め 全世界の教会で

何故に高く評価され保護され推奨されてきたかが

ウイーンの大司教シェーンボルン枢機卿(今回の教皇候補でもあった)の解説にもある通り

たやすく理解できるだろう

日本の宗教事情は欧米とは全く異なるが

この本は

普段キリスト教と無縁な 世俗主義に染まった一億の日本人にとっても

一読に値する 目から鱗の 実に興味深い本ではないかと思う 


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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (谷口幸紀)
2013-10-05 08:55:54
美輪明宏さま
私は全く同感です。教皇フランシスコも同感だと思います。彼は、教皇になっても、伝統的な法王の宮殿に住むことを拒否して、枢機卿だった時に住んでいたアパートに留まっています。それだって貧しい庶民のウサギ小屋よりはましだと言ってしまえばそれまでですが・・・・
返信する
キリストとブッダ (美輪明宏)
2013-10-05 03:21:14
私は仏教徒ですが、常々、宗教組織というものに疑問をもっています。キリストもブッダも教団を持っていたでしょうか?彼らは自ら民衆のために、必死になって手足を使って救っていたのではないでしょうか。法王とか、大僧正とか豪華な組織の家に住み、御馳走を食べ、権力まで持つ。同じ教団同志で争う、そんなことを望んでいたでしょうか?私は罪人のために死んだキリストや他人の身代わりになって死んだコルベ神父などが本当に偉い人だと考えています。今の宗教者で殉教できる覚悟のある人は存在しているのでしょうか?立派なことは神父さんでも坊さんでも簡単に言えます。かえって無宗教で人を助けようとして命を落とした人のほうが立派だとかんがえます。人は人を裁くことはできません。神が裁いているでしょう。
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コメント管理について (谷口幸紀)
2013-10-04 22:55:23
最近急にコメントが増えてきました。突然の現象です。そのこと自体はいいことだと思っています。しかし、その中のいくつかを、気が付いたときに保留にさせていただきました。
日本語のグーグルのブログのプログラムには、編集のツールとして、コメント管理に「(自動的に全て)許可する」、「(一切)許可しない」、「事前承認」とする、の中からブログを編集している本人が選べるようになっています。
私は基本的にリベラルな人間ですから、「許可する」の設定にするのが一番体質に合っているのですが、時々、そうも言っていられない場合が生じます。そういう場合は、事後的に頂いたコメントを保留させていただきます。保留の基準は編集者の全く主観的なものです。
私に対する個人的なコメント、またはご意見であるならば、私が最初に読んだ時点で保留、なたは削除すればいいわけです。私が、私のブログの他の読者にも読んでもらいたいと思うものは、そのままコメント欄に残しておけばいいわけです。どんなコメントでも私は謹んでお受けするが、私のブログを読んでおられる不特定多数の方には特に読んでもらう必要はないと思えば、一読後保留にします。
問題は、私のブログのコメント欄が、まるで便所の落書きのような世界になる場合です。
私はかつて、その問題のために、ブログそのものを長期間休止したことがあります。
しばらく様子を見させていただきます。その上で、このままではまずいかな、と思ったら、「事前承認」制に移行しなければならないと思っています。それは、編集者と一部の読者との望ましい関係が危険にさらされたと判断した時です。どうか、そうならないで済むように、ご協力ください。
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Unknown (谷口幸紀)
2013-10-04 09:10:57
10月3日22:07に Fe3c2 さんが「ケリグマを読みました」と言うコメントを下さいましたね。
キコを「現代のフランシスコ」と呼べば、キコは「それは買い被りだ」と言うでしょう。しかし、そもそも「キコ」とは、スペイン語では「フランシスコちゃん」というような、フランシスコの愛称、または縮小名であるのは事実です。つまり彼の正式名は「フランシスコ・アルグエヨ」と言うべきものでしょう3。
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驚きました。 (汚れなきマリア修道会石上寿美枝)
2013-10-04 08:06:36
私もシスターですけれど、ここまでバチカンが腐っているとは。
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ufo (矢追純一)
2013-10-04 07:43:07
カトリックの神父さんがufoについてコメントするとは驚きました。私のやってきたことが認められたようです。
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コメントの面白さ。 (一読者)
2013-10-04 07:17:40
谷口さんのキリスト教のブログで色々方のコメントで現在の宗教戦争やアメリカのテロなど大変勉強になりました。カトリックの坊さんも生臭いことを学びました。しかしユダヤ人がそんなに憎まれているとは知りませんでした。
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ヨハネ・パウロ1世暗殺 (一カトリック信者)
2013-10-04 07:06:03
私はファクタを購読してますが、ファクタの編集長がヨハネ・パウロ1世が謀殺されたとこのブログのコメントでお書きになっていたので、あと徳岡孝夫さんの翻訳した「法王暗殺」も購入しました。やー事実は小説より奇ですな。
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ケリグマを読みました (Fe3c2)
2013-10-03 22:07:44
ケリグマを読みました。この本には、聖パウロの言葉がよく出てきます。キリスト教のことをある程度知っている方向けの本だと思いました。
キコはもしかしたら現代の聖フランシスコかも知れません。
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何も分からない。 (文筆家)
2013-10-03 03:47:46
谷口さんは哲学の勉強をしたそうで、色々考えたでしょうな。しかし、中年を過ぎれば、何もわからないとはたと気づくでしょうな。キコさんとやらが本を書いたのはご同慶の至りですが、日本は出版不況であることぐらいは御著書のある谷口さんもご存じでしょう。一冊の本で人の生き方はかわるでしょうかね。青春期ならともかく。神は愛くらいは私も知ってるけど、日本人なら和の方をおもんじるのではないでしかな。
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大人の見識 (阿川弘之)
2013-10-03 03:01:04
私は故遠藤周作と友人だったが、たまたま私が反共だったので、キリスト教の入信を勧められたが、死んだら無と数年前出した本にも書いた。私の文学の先生であった志賀直哉先生はいわゆる迷信というものが大嫌いで晩年知り合いの陶芸家に骨壺を作らせてそれを砂糖入れに使っていた。谷口さんと共通するものは反共だけですな。
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たまたま見かけたので。 (ソフトウエア技術者)
2013-10-03 02:29:25
私は不夜城といわれるソフトウエア工場で働いているものですが、たまたま休憩中にこのブログを見つけたので感想を書きますが、我々労働者は働いて家族を養い、神父さんのいうような神など暇人が考えていることでそんな暇は我々労働者には何の関係もないということです。
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無神論について。 (日本人)
2013-10-03 01:48:43
日本のような寺や神社、教会などがある風土では、むしろ完全な無神論というのはなかなか存在しないのではないか。西洋のようにキリスト教の長い伝統があればこそ無神論者もでてくるのではないか。カミュやサルトル、ニーチェなどを無神論者と断罪するのは簡単だが、その残した業績はやはり否定できないし、そういう人々を断罪する谷口神父にむしろ不寛容性を感じてしまうのである。それは、歴史学者のトインビーがその歴史の研究においてキリスト教には他宗教や思想に不寛容な性格があると指摘したとうりである。
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お迎え現象について。 (矢作直樹)
2013-10-03 01:19:46
私は東京大学病院のicu部長をしているものです。最近、私は「人は死なない」という本を書き、その反響に驚いています。私は医師ですから現在の西洋医学の最先端の知識はもっているつもりですが、(それゆえ科学者のはしくれですが)一般はオカルト現象といわれる現象にしばしば出会います。それが、人が死ぬとき昔ならお迎えと言われる現象にしばしば出会うことです。そのことは本にかきましたが、驚いたのはむしろ魂の存在を信じているはずの神父さんやお坊さんがそんなことはありえないと頑なな態度をとることです。
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ufoを見たと相談されること。 (ハビエル・ガラルダ)
2013-10-03 00:14:25
私の聖書勉強会で、いわゆるufoを見たと相談されることが多くなりました。しかし、私はカトリック司祭の立場から何と答えていいか判りません。しかも、私の聖書勉強会に来る人たちに精神的に病んでいる人はいません。インターネットで調べるとアメリカのカーター元大統領も目撃したと自ら報告書を書いています。もし、地球外生命体が存在すれば、キリスト教の教えは通用しなくなってしまいます。
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