▽望まない非正規労働の解消や
▽男女間の賃金格差の是正に加え
▽いわゆる「年収の壁」への対応や
▽すべての世代でのリスキリング=学び直しの支援強化といった施策
▽医療のデジタル化や
▽医療費や介護費の適正化に向けた改革も進める意向
こんな事を書くのは失礼ですが、官僚が書いた原稿でご自分の構想ではないなのかと思います。
特に社会保障費の伸びなんて若年層と高齢層の比重は変わらないけど、高齢者自体は今後減っていきます。
つまり、社会保障費は減る事も考えられます。ただ、若者も減りますから税収減でしょうけど。
まして非正規雇用については自民党は野党が非正規雇用の解消を目指しても派遣法を改悪してきた張本人です。
何故、派遣法を改悪してでも経団連に阿るようにしたかったのでしょう。
それに年収の壁も事務手続きを配慮しているのか見えてきません。
全てにおいて問題なのは下記のような態度です。
方針のとりまとめに向けて、具体化を急ぐよう指示しました。
せめて取り纏める状況までの目標管理を資料化して項目と時間を計画表のような形にしないと嘘です。
その計画表に基づいてこまめに進捗管理するのくらいしないと嫌だと自民党の案に時間を掛ける癖が出ます。
官僚にしても経団連や自民党の関係者を意識しての仕事なのです。
悪い表現をすれば岸田首相の後違う人になったら違う「骨太の方針」のようになるかもしれませんから。
【追記】
岸田首相を見ていると上で指示を出すような思考になっていないように見えます。
工学系の仕事だったから計画的に熟し安かったのかもしれませんが、計画表を策定出来ないリーダーって見た事がありませんでした。
色々事情があって東京五輪や関西万博は予定通りに行かないケースかと思います。
それでも末端ではかなりのプレッシャーの中で工事を進めたりしていたのだと想像されます。
そう言うのが最初から頭に有るのか不思議なんですよ。
指示を出せば、つまり1を聞いたら10を知れみたいな古過ぎる思考なんです。
だから、乱発して行動に移してしまうのでしょう。
本人は次から次へと1ばかり指示しているけど、やっている方は10それも次から次でその10倍になっていたら100倍短期間に過労状態の仕事が山積みされます。
それで自分達は綺麗事を並べて実際には経団連とかと調整しないととてもリスクの高い話です。
医療のデジタル化なんて大病院では当たり前では、小さいとたまに先生の隣でパソコンに入力する人が居るのを見かけましたけど。
凄いのは患者も症状を説明するスキルが求められるのです。
理由は記録に残るし、それに対応して薬などの点数ですから。
つまり、マイナンバーカード以前に他は自動支払い機をはじめ、かなりデジタル化は進んでいたのです。
レントゲンでも心電図でもネットワークで転送ですから、以前は一々カルテを持って患者が行き来し、ファイルを運んでいたのですが。
それで事務系の仕事をする人は減ったはずですよ。
これを書いていて想うのですが、おそらく岸田首相の頭の中では言葉同士はリンクしても経験とかこれまでの経緯ってリンクしていないか忘れているのかです。
まして構想でよく書かれる絵コンテと言われるような絵付きの雑記したイメージなんて浮かばないのでしょう。
それも具現化するような思考やそれを整理するスキルが有れば過去や現実と不一致な発言は控えるのが喋り手の思考なんですよ。
こんな事を言うのはブーメランになって自分に帰ってくるのでしょうけど、過去の流れを意識しないのでは長い時間政権を維持するのは大変でしょう。
何が言いたいかと言うとリーダーとして能力のある人は整合性もきちんと整理されているものです。
記憶力が凄いだけでなく、問題意識も高いのですから。
そして何より整理整頓された記憶や記録から経験則で高い確率で上手くいく策を練れるのでしょう。
マスコミが整理整頓した報道やアーカイブに興味ないからか、雑然としたランダムな動機や起源で事に当たるようにしか見えません。
ベストなのは最初から構想があってその結果を導き出せるだけの概念なのかと思います。
ただ、結果に結びつかなくても有権者が満足するような結果にしないと人気に繋がりません。
そう言う意味での人材育成は必要なのに偉い立場を勘違いして結果だけを欲しがる政治家にエリートほどなり易いのかと思っています。