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主夫の徒然なるままに

やりなおす「経済史」(蔭山克秀著)を読んだ

 蔭山克秀氏の哲学入門がたいへん変面白かったので、「やりなおす『経済史』 」を読んでみた。

 <初めにから>「経済史は、悪い奴らが紡ぎだした<欲望のドラマ>だ。~そこでは、国家元首も英雄も出てくるが、みな一様に欲深く、全員がそれぞれの立場の損得勘定で動いている。彼らは政治の場では美しいスローガンを口にするが、よく見ると目は全員[$]マークになっている。」こうやって始まる経済史、面白くないはずがない。

 前半は、世界史を経済の視点から解説、世界史が非常にわかりやすく感じてしまった。いままでおや?っと思っていたことがなるほどと理解できたような気がする。産業革命後のイギリスを中心に、さらに、第一次世界大戦後のアメリカを中心にしたやくざの親分たちのような悪辣非道な人々(国々)の戦いをじっくり楽しませてもらった。さらに、戦後は、日本を中心に解説してくれるのだが、自分が生きた時代の、60年代から90年代、さらに現在まで、あの時のあの事件は、そういう意味だったのかと自分の知らなさ加減に驚くとともにすっきりした気分にもなれた。悪い奴らが多かったことも理解した。

 さて、コロナ不況と言われる現在の日本、そして全世界。お金をばらまき続ける政府、史上最低の金利を継続する日銀、これらの流れは、今までの経済の歴史を見ていると正しいのかどうか、疑ってしまう。
 
美しいスローガンの裏で誰が極悪非道の仁義なき戦いをしているのか。
 今からの日本、どうなるのだろうか。





<主夫の作る夕食>
だいこんとしめじと鶏肉、美味しく頂きました。



<思い出の一枚>
中国 南京

日本人向け中華料理、南京にて

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