今年(令和7年)3月からモバイル運転免許が始まった。どんなものなのか、ちょっと不安があるけれども、マイナ保険証もある意味便利なので、思い切ってマイナ運転免許に挑戦してみることにした。
韓国、米国、EUなど 各国のモバイル運転免許が確実に広がりを見せいるそうだ。基本的にカード型の運転免許証などの身分証明書は偽装が簡単なのに対して、モバイル型は、2段階認証などセキュリティが強く、不正な利用を防ぎつつ多くの資格や証明が便利にまとめられる利点があるとのこと。そのためをあり、次世代的にも、世界的にも、普及が進みつつある。
日本の場合、マイナ運転免許の利点を次のように広報している。
免許証(物理カード)が不要になる
オンライン講習にてを免許更新ができる。
住所地以外での免許更ができる。
免許証の住所変更などの手続きが不要になる
更新手数料が割安になる。
など
デメリットもある。
マイナンバーカードの更新を怠るとマイナ免許証も失効する。
紛失時2重の手間暇がかかる。
など
さて、マイナ免許証に挑戦すれば、どれほど便利になるだろうかと想像してみた。携帯だけ持っていれば、今の免許証もなくて気楽に移動できると思っていた。スマホがあれば現金もほとんど持ちあることもなく、身軽に生活できるので便利だろうと期待した。
ところが、マイナ免許証のみにしてみると、マイナンバーカードには、表面上なにも書かれていない。カードに何か印刷されればデジタルの意味がなくなることは、わかるが、警察官に免許証を見せろと言われたとき、マイナンバーカードを見せれば済むのかちょっと不安になった。なにか方法があって、免許更新時に聞き漏らしたかと思い、不安になった。ネットで調べてみると、「マイナ免許証読み取りアプリ」というのがあり、警視庁が作成提供している。これを使うことが推奨されてい、アプリを入れて免許証を表示できるようになった。これでOK。かとおもったら、このアプリだけ(スマホだけ)では有効な免許としては認められず必ずマイナンバーカードを持っていなければならないとあった。「なんていうこと、それじゃ意味ないじゃん!」と個人的には大いに落胆してしまった。

さらに、高齢者講習を受けなければならない年齢では、デジタル講習では、済まされないし、この年で住所変更などもほとんどない。他県からの免許更新することもまずないだろう。「まあ、安いからいいか」と思ったが、高齢者講習に7千円程度かかり、さらにマイナ自動車免許に2100円必要だった。従来の免許証だと2850円程度、両方に登録する2950円程度が必要だが、たいした差ではない、費用が安くなったと大きな声で言うほどでもない。個人的にあまり得した気にはなれなかった。

「これじゃ、今までの免許証のままのほうが便利だったかも」が正直な感想であった。ただし、その他の資格や車検証の控えなどもどんどんデジタル化すれば格段に便利になるだろう(と信じる)。その潮流に乗り遅れるということは、デジタルデバイド(情報格差)を引き寄せ、デジタル難民になる可能性もある。だらだらと不平不満を言うよりも、とにかく、前に進むしかないだろう。
ちなみに高齢者になると自動車の任意保険料もぐっと上がることに気が付いた。若者と同じく危険なドライバーとみなされる。一度も事故の加害者になっていないのに〜。
(画像はお借りしています)

ちょっとカートに挑戦しました。

みなさんめちゃ早い。ガンガンに追い越される!