トリシティという3輪バイク125ccに乗って、1年半が過ぎた。さすがに冬の間はあまり乗る機会が少なく、近場のスーパーに買い物に行くにも、重い車体が足かせとなって、気軽にエンジンをかけることも少なかった。駐車場で足を滑らせて「立ちごけ」したのもあって、もっと軽いバイクがいいかなぁなどと思っていた。
4月、春になった。いっぺんに夏ような気候になったり、急にさむくなったり、で地球はだいじょうか思ったりした。まあ、とにかく、バイクに乗ることにした。じゃらんのポイントが付いたので、いつものように「遊び・体験」コースでポイントを消費しようと食事と温泉のついた「ルートイングランティア福岡宮若-脇田温泉-」を利用することにした。自宅からは片道30キロ弱、50分の道のり。青い空に快適な温度。午前中に予約して、即出発した。
もう、4回目の訪問なので、さっと入場して、お風呂へ。平日のお昼にも関わらずそれなりのお客さんがいるのは、やはり、人気のある証明だろう。露天風呂に入ったり、サウナに入ったり、1時間たっぷり入浴して、リラックスを満喫、お肌がすべすべになったのは、やはり、温泉だからだろう。

さて、入浴後の食事へ。初めて来たときは、海鮮丼とすき焼き定食があったが、どちらもなくなっていて、ちょっと残念な感じであった。ホルモンの陶板焼きというのを頼んで食べた。スープやコーヒーなども自由にいただけるのでコスパは、かなりいいと思うが、ホルモンが噛み切れなくて苦戦した。

お風呂上がりのすっきりした気分で、帰りのバイクツーリング。すがすがしい。田植え前の水田に水が張ってあり、日本の風景だなあと感慨にふけっていると、もうかなり成長した稲の田んぼが多かった。コメ不足のため、急いで稲を成長させているのだろうかと思ってしまう。暑かったり寒かったりするこの気象条件でいいコメがけきるのだろうか、ひとり心配してしまった。

トリシティは、重くて面倒なので、スーパーに買い物に行くときは、電動アシスト自転車を使うようになった。でも、久々にプチツーリングしてみると、その良さがよみがえってきた。安定した走り。三輪バイクの安全性。バイクは道路の石一個でも命取りになることがあるが、今回も空き缶か何かを前輪で踏んでしまったが、びくともしなかった。田舎道をのんびりとツーリング、トリシティの一番映える使い方ではないだろうか。景色と風を楽しみながら走る、バイクには乗り続けたいなあ~、です。

ただし、欠点もある。125ccなので、上り坂が苦手。山道を攻めるのは、苦しい。また、時速60キロ以上で走り続ける気持ちにもならない。このことは、スピード違反に捕まる可能性が少ないので、個人的には満足しているのだが、要するに、ノンターボの軽自動車の走りにそっくりという感じである。もっとパワーをと感じる人もいるので、155ccや300ccのトリシティが販売せれているのだろう。
とにかく、楽しいプチツーリングとなった。また、どこかへ走ろうとウキウキさがこみあげてきた。

<アクセルアシスト↑
ロング風防とアクセルアシストがミニツーリングでも役に立つ>