JMのバレーボール観戦記

テレビのバレーボール解説では触れられない戦術面や選手個人の特徴について、「全員応援」の立場から語ります。

堺、対応力でV

2013-04-14 17:56:40 | 用語解説
堺がやりました!インタビューであったように、クラブチームとしての優勝には意味があります。男子は東レファンの私ですが、今日の堺には十分楽しませてもらいました。

・パナソニックのサーブ戦術と堺の対応力
パナソニックは、石島雄介選手にサーブを集めることはなく、対角の千々木駿介選手にサーブを集めました。これで千々木駿介選手を潰すと同時に、石島雄介選手にフォローに入らせて石島雄介選手の守備範囲を広くし、そこに勝負所で強打していく作戦だったのでしょう。それが上手くはまったのが第1セットでしたが、そこで終わらなかったのが堺の対応力です。堺は千々木駿介選手を伊藤康貴選手に交代し、完璧にカバー。全くドタバタせず、完璧な対応力でした。パナソニックが予想だにしていなかった対応力に、逆にパナソニックがバタバタする展開になってしまいました。

・ジョンパウロ選手へのトス
これがパナソニックの歯車が狂い始めたきっかけです。ジョンパウロ選手へのトスの高さがバラバラ気味に。それが、ジョンパウロ選手がバックライトを打つローテや前衛2枚のローテなど、苦しいローテで特に顕著になってしまいました。

・福澤達哉選手のサーブミス
全日本でも見飽きていますが、これが確実に流れを切り刻んでしまいました。

・バックセンターの戦略不足
見どころの記事でも紹介したように、パナソニックは変速ローテですから、バックセンターやバックライトを戦略的に使うのが難しくなります。今日のバックセンターの戦略不足は、まさに自分達のシステムで自分達の強みを消しているように思いました。

・何といってもペピチ選手!
今日のペピチ選手は、本当に凄かったです。どんなトスでも、そのトスの良い所を全面に出すスパイクです。左にそれたレシーブからの長いトスは、その高さを利用して広い視野で打つ。右にそれたレシーブからの短いトスは、そのトスのフンワリ感と速度を利用するために上から迎えるように打つ。また、ブロックも一人だけ突出していました。納得のMVPでした。この後、ペピチ選手のインタビューの全訳をお送りします。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-04-14 18:51:21
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす☆^(o≧▽゜)oニパッ。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(。・・。)ポッ
返信する
めぐみさん、 (JM)
2013-04-15 20:40:14
コメントありがとうございます。是非内容に踏み込んだコメントをお待ちしています。
返信する

コメントを投稿