JMのバレーボール観戦記

テレビのバレーボール解説では触れられない戦術面や選手個人の特徴について、「全員応援」の立場から語ります。

岡山、本来のバレーで3位に

2013-04-15 20:40:25 | 用語解説
岡山がやりました!念願の3位です。この試合は、贔屓目無しで見ても、やはり山口舞選手の復調が大きかったです。

両チーム合わせての最多得点となった山口舞選手は、空中の横移動でブロックを外すブロードとタイミングを外すクイックで、NECのブロックの裏をかき続けました。特に凄かったのは、Cワイドのストレート側に2枚ブロックがついたにも関わらず、空中で2枚ブロックを振り切り、ロングCワイドのクロス側を超クロスで抜いた場面。空中で2枚ブロックの横幅以上を移動しています。これは、世界には通用しなくなりましたが、国内ではまだまだ健在です。男子バレーでも女子バレーでも、センターが最多得点という話は聞きません。それを170ちょっとの選手がやっているわけですから、凄いの一言です。

また、宮下遥選手も、攻めのトス回しを継続出来ていました。普段使わないバックアタックをあの場面で使うハートの強さにも感動しました。ライトから2段を打ったり、大事な場面でツーを使ったりと、高さを活かした攻撃的プレーも素晴らしかったです。さらに、福田舞選手は、なんとセンターとして出場するシーンも。セミファイナルでは、レフトとライトを兼任していましたし、器用な選手ですね。福田舞選手も、調子が良ければ最多得点に輝く可能性があった選手だと思います。

NECは、持ち前のブロックとレシーブの関係を、シーガルズらしい攻撃で無効化されてしまったのが、敗因の一つです。シーガルズは、タイミングを外してブロックを避ける際、徹底的に遅い方に外しました。これによって、NECはブロックのタイミングを後らさざるを得なくなり、それによってレシーバーの位置取りが甘くなってしまったのです。そうやって硬くなったレシーバーの間にフェイントを落とされたりと、この点ではシーガルズの圧勝でした。

本来のバレーを出来たシーガルズと出来なかったNEC。その差が勝敗に結びついたように感じました。

ところで、イエリズ選手は来シーズンはどうなるのでしょうか。良い選手なだけに、来シーズンも日本で見たいと思っています。

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みん)
2013-04-28 00:38:53
久々のコメです!
今季優勝を遂げた久光製薬は先日、日韓頂上決戦で韓国の1位プロチームにまで圧勝しましたよね。守備の差が見てて出たなという印象を受けました。JMさんはご覧になられましたか?もし観戦なされていらしたら記事に投稿していただくとうれしいですね・・・はい我がまま乙です。

それプラスとしてですね、こっからはJMさんの意見を聞きます。

L キムヨンギョン 木村沙織
R ネスリハン
C日本選手から2名(現役)
S日本選手から1名
Li日本選手から1名

のチームとロンドン時のアメリカ代表

どっちが強いと思いますか?
返信する

コメントを投稿