清野明子さん情報 1 当ブログに来て頂いた証に「清野明子」と言う民謡歌手を知って 2 ブックマークにも有りますが、清野明子さんのブログはここです。 3 清野明子さんの唄を聴いてみたい方は是非NHKへのリクエストをお願い致します。下記のリクエストフォーマットからお願い致します。 4 5月23日(日) NHK 民謡フェスティバル:箱根馬子唄の掛け声で出演 5 「まばゆい音色!心に叩きつける情熱の津軽三味線」 6 EMIミュージックジャパン民謡会主催の「民謡講習会」 |
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お早うございます。今日は本来の目的の一つ「日本民謡」の紹介をしようと思います。誰にでも唄い易い民謡として知られている「木曾節」です。先ず、故三橋美智也さんの唄で聴いてください。
<!-- 木曾節 by 三橋美智也 -->
この唄の発祥の地は長野県木曾福島町です。江戸時代に江戸から京都へ上る街道には東海道と中山道(なかせんどう)があった訳ですが木曽路は中山道の一部です。東海道の宿場は53宿、中仙道は67宿あり、距離を考えると前者は126里(504km)、後者は139里(556km)で中仙道の方が長く、峠もあり厳しかったようです。しかし、東海道は距離が短かく平坦ではありましたが、人の往来が多く混雑し、雨の後には川が氾濫し、通れない場合が多かったようです。そのために女性などは中山道を使用することが多く、「女道」と言われたほどです。
そんな木曽路の城下町木曾福島町辺りに伝わったのが「木曾節」です。木曾節は36文字で歌われる典型的な信濃(長野県)の民謡です。木曾谷一帯で宴席などで唄われた「なかのりさん」を大正4年に当時の福島町長(伊藤淳氏)が私財を投じて「木曾節」として普及させたのです。
「なかのりさん」についての解釈は2つあり、一つはお伊勢参りに使われた3人乗りの馬の鞍の真ん中に乗った人の事を言う説、もう一方は木曾の檜を運ぶ筏(いかだ)の舳先(へさき)と艫(とも)の間に乗った人を「なかのりさん」と言う説がありますが、決着はついていません。
木曾のナー 中乗りさん
木曾の御嶽山は ナンジャラホイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
袷しょ ナー 中乗りさん
袷しょやりたや ナンジャラホイ
足袋を添えて ヨイヨイヨイ
ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
お前ナー 中乗りさん
お前来る頃 ナンジャラホイ
唄うておくれ ヨイヨイヨイ
ヨイヨイヨイノ ヨイヨイヨイ
※「袷しょ」とは袷(あわせ)の事で、陰暦の4月と9月頃に着る表裏を合わせて縫った衣服、間服(あいふく)と言えるかもしれない。水しぶきがかかるから袷を羽織りたいと言う事であれば筏説が有力になります。しかし筏には中間に乗る習慣はないそうです。
アカバナ科の「ガウラ」です。白又はピンクの花を咲かせますがその形から「白蝶草」とも呼ばれます。写真の右下にその形が見られます。北アメリカ原産です。