お早うございます。今日は映画を見に行って来た話です。先週に観た「風立ちぬ」と昨日観た「終戦のエンペラー」についてショートコメントを残したいと思います。
「風立ちぬ」は平日だった事も有って100%シニアと言う感じでした。内容は宮崎作品には珍しく「航空機エンジニアの情熱と恋」と言う俗世界を描いた作品でした。感想としては夢の世界も有りましたが、盛り上がりに欠ける作品であったように感じました。”いつの間にか終わってしまった”と言う印象です。ネットでは韓国などから「戦争を美化した映画」などと批判されていますが、そんなことは感じられない、単に技術屋の悲しい恋を表した作品だと思います。
「終戦のエンペラー」は連合軍総司令官マッカーサー元帥の軍事秘書で日本びいきのボナー・フェラーズ准将に与えられた「天皇の戦争責任調査」について描いています。天皇陛下がGHQに出向く事になる宮内省と占領軍のやり取りや近衛文麿、木戸幸一等の事情聴取などが描かれていて大変参考になりました。ただ、玉音放送直前に起こった陸軍将校らによる「玉音放送録音テープ奪還作戦」の真実性は不明です。フェラーズ准将は任務終了後アメリカに帰国トルーマン大統領によって大佐に降格され退職されたようですが、大統領の椅子を狙う欧州連合軍最高司令官アイゼンハワーと日本占領軍最高司令官マッカーサーとの因縁の出世競争に巻き込まれた感が有ります。余談ですが、日米戦争を仕掛けたルーズベルト大統領と戦後処理を担当したトルーマン大統領は共に民主党で有ったのが興味深い。
11:45上映開始の15分前に到着しましたがチケット売り場は長蛇の列、間に合わないので16:00まで待つ事にし、赤レンガ倉庫を散策する事にしました。
JR桜木町駅を降りて正面の信号を渡り、左に向って100mほど行くと海の中道(目標は鉄橋)が見えて来ます。この線路に沿って歩くと赤レンガ倉庫に行けます。
堤防の様な中道を進むと左手に映画館やショッピング街を有する「ワールドポーターズ」が見えて来ます。ここをスルーし、線路に沿って直進します。
前方に見えるのが不思議なトンネル状のビルが見えて来ます。ホテル「ナビオス横浜」です。正面に赤レンガ倉庫が見えています。
右が一号館、左が少し大きめの二号館です。東京駅の様な雰囲気を持つ赤レンガ倉庫には暖かさを感じます。両館3階建ですがじっくり見て歩くと一日がかりになりそうです。
赤レンガ倉庫(2号館)の内部です。天井が低く小さなものを扱っていた倉庫の様です。現在は横浜の老舗のレストラン、土産物店などが出店しています。中でも若者に人気なのがBillsの「ベリーベリーパンケーキ」です。長蛇の列が出来ていました。恐らく二時間は待つと思います。
旧横浜港駅の説明板です。明治、大正時代の横浜港が偲ばれます。
横浜の名所となっている大桟橋、上部は公園になっています。大型客船専用桟橋ですが大型客船の高さは桟橋の高さの倍ほどにもなります。二号館を背にして撮影していますが海側の広さに驚きます。
石垣とか花壇の周りに良く似合うスベリヒユ科の多年草「マツバボタン」です。一重と八重がありますが、これは八重です。匍匐性で賑やかに咲き、色は白、ピンク、橙、赤と豊富です。挿し木で簡単に増やせますが種でも芽を出します。湿地を嫌い乾燥した土壌に合っている事から「ヒデリソウ」とも言われる事があります。ポーチュラカと同じ仲間で原産地はブラジルです。