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先日浅草公会堂で催された「たいこばん」のコンサートで演奏された不思議な楽器「ディジュリドウ」について触れておこうと思います。この楽器の音は殆んどの方が始めて聴く音だと思います。大型船舶の汽笛の音に似ていますが、その中で微妙に音を震わせ、唸らせ、タンギングさせる正に幻想的で不思議な楽器です。
入場時に頂いたパンフレットにより、ディジュリドウの説明をしておきます。オーストラリアの先住民アボリジニアの人々がオーストラリア大陸で生活し始めたのは今から5~6万年前と言われています。1988年200年祭を迎えたこの大地を、太古の時代から守って暮らしてきたのが、アボリジニです。そのアボリジニの人々が、祝いや儀式、人々の癒しに使っていた、世界最古の木管楽器がディジュリドウです。地域によってはイダキとも呼ばれるそうです。イダキは先祖の男性シンボルとされ、楽器自体が神であり、楽器の中にも神が宿っているとされています。その音が途切れることがなく続く秘密は、循環呼吸(口から息が出ている時に、同時に鼻から空気を吸う)と言う呼吸法で演奏しているからです。
尚、ディジュリドウの材質は天然のユーカリの木をシロアリが食べて空洞化したものだそうです。したがって絶対に同じものは出来ない「この世に1つしか存在しない」楽器です。また、音階を変える穴もないので単音です。
この楽器は他の和楽器とのコラボレーションが似合うと思います。今思いついたのですが「心の病を持つ方」などに聴いて頂いたら「癒しの効果」が出そうな気がする神秘的な魅力を持つ楽器です。