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趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

JALで楽しい旅に出かけましょう。

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丹沢北尾根縦走報告 Part 2 (ドウダンツツジ) CMT DISAPVL、NO JGG

2015-11-23 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。山茶花梅雨が続き、気持ちも曇りがちです。テロ、航空機事故、宝石略奪事件と思わしくない事が続きました。温暖化問題も含め、世界の指導者はいったい何をしているのでしょう。何も決められない事を良い事に中国、ロシアなどが好き勝手をしている事もテロを助長している原因かもしれません。

 ヨーロッパで大きな問題となっている”移民問題”に解決方法は見つかるのでしょうか。移民受け入れに寛容だったフランスですが流石にテロ発生以後は制限する動きが出てきたようです。難民問題に限れば「シリアの内戦」を収拾する事が先決だと思います。そういう意味では選挙を最終目的に設定”し米ロが合意出来た事の意味は大きいと思います。しかし、ロシアにはウクライナ、クリミヤ問題を忘れさせようとの意図も見られるのでその事とは別にして考えて欲しいものです。アサド一家の処遇問題も今後の課題として残ります。

 丹沢北尾根縦走二日目は06:20みやま山荘を出発、13:20に温泉に浸かるまで所要時間7時間、総行程14.4km、標高差1300m、下りとは言え後半の一般道歩きは苦しかった。

蛭ヶ岳北尾根マップ

 丹沢山から蛭ヶ岳ルートはピンク、丹沢最高峰の蛭ヶ岳からいやしの湯への下山ルートはブルーで表示しました。各ポイントの標高は写真の説明に記しておきます。

みやま山荘の朝食

05:27 主食は”しめじ”などの「混ぜご飯」でした。料理は小屋番の方が一人で担当し「混ぜご飯の素」などを使用したものと思われ、質素ですが美味しかったです。

二日目出発

06:23 蛭ヶ岳に向かってみやま山荘西側の登山道を下ります。天候はまずまず、急登は少なく良い縦走になりそうです。

ノイバラ

06:40 クマザサの中に混生するバラ科の落葉低木ノイバラの実です。寒風で枝を伸ばせず平地のものより枝が短めです。

クマザサの尾根道

06:41 不動の峰への緩やかなクマザサの尾根道です。

木道

07:03 平坦な雑木混生の草原には木道が設置されています。間もなく不動の峰休憩所です。

不動の峰休憩所

07:04 不動の峰休憩所(1570m)、冬場の緊急非難所としても重要な施設です。たき火は禁止されていますがストーブによる煮炊きは出来そうです。

水場

07:05 不動の峰休憩所から北側に10分ほど下ると水場が有ります。我々は「みやま山荘」で300円の水を準備しているので水場の小瀬派にはなりませんでした。

不動の峰

07:25 不動の峰(1614m)見過ごせば「いつ通過したのか」判らないほどのピークです。縦走路としては「小高い丘」と言った感じです。

不動の峰を超えると

07:25 クマザサの尾根道を快適に歩きます。人の踏み跡でクマザサが無くなり、土がえぐられていくのが良く判ります。

棚沢の頭

07:35 縦走路の小ピーク「棚沢の頭」(1590m)です。付近には古い指導票が設置されていますが「ユウシン」と言う文字が見えます。南側の玄倉沢(くろくらさわ)に下ると「ユウシンロッジ」に下りられます。ユウシンとは「谷深くして、水勢勇まし」という意味より「湧津」を語源にしています。ロッジは1970年に神奈川県が設置した県営宿泊施設ですが、2007年アプローチ途中のトンネルの通行止めなどにより閉鎖されています。※緊急時の避難小屋としては使用可能です。

鬼ヶ岩

07:53 鬼が首の頭(1608m)、蛭ヶ岳手前のコル(鞍部)に下る前の岩場です。岩と岩(鬼の角)の間から蛭ヶ岳が望めます。

危険個所

07:54 鬼が首から岩場を下りますが、縦走路唯一の危険個所です。地盤はざれて滑り易く、浮石も多いので慎重さが求められます

富士山

08:10 蛭ヶ岳に向かって最後の登りに取り付いた時、富士山が顔を出してくれました。山頂では見られないかもしれないのでこの一枚を担保しました。W

山小屋

08:20 蛭ヶ岳山荘が見えてきました。丹沢山域にはここ以上に高い場所は有りません。

記念撮影

08:27 丹沢最高峰、蛭ヶ岳(1672.7m)登頂です。山荘前の社にお参りした時に開けた財布が開いています。W 晴れていればバックに富士山が見える筈なのですが、この日は雲に隠れていました。

下山

08:33 頂上滞在時間13分、北西側にある指導標に従い、姫次、青根への下山を開始します。右側の樹木の下に小さな社が有ります。

木道

08:35 このコースにも木道が整備されています。この後もジグザグの木道、階段が続きます。

ベンチ

08:48 階段を下ると指導標とベンチが有ります。場所名が書いてないのが残念です。

大室山

08:53 西側には西丹沢の名峰とも言える大室山(1587m)が見えました。

地蔵平

09:37 地蔵の頭とも言う、地蔵平(1376m)を通過、先を急ぎます。

原小屋

09:47 原小屋平(1320m)を通過、かつては山小屋が有ったそうです。

姫次

10:07 袖平山(1432m)への分岐ともなっている「姫次」(1410m)、武田方の小山田八左衛門の娘である折花姫が織田、徳川連合軍に追われ、この地にたどり着き、喉をついて自害した事から「姫突き」と言っていたのが「姫次」に変化したようです。

広場

10:08 姫次に設置されているテーブル、結構広い。

名無しのベンチ

10:11 1433mにある「名無しのベンチ」

八丁坂分岐

10:25 八丁坂の頭(1340m)への分岐です。そのまま下れば青根への下山道と合流します。

西側斜面

10:30 東側尾根を下る事が多い登山道ですが一時的に西側斜面を下ります。と言うより登っています。W

避難小屋道

10:42 黍殻山避難小屋の手前200m付近にある青根分岐(1241m)です。避難小屋は
ここを右に折れます。

昼食

11:00 今日の昼食は「餡子餅」、おにぎり、DHA入りソーセージ、餡パンです。ここでは不覚にもザックを開いた時に音楽用デジタルプレイヤーを落としてしまいました。トホホホ

ベンチ

11:48 青根分岐からの急こう配の下りの途中に設置されたベンチ、登りには助かります。

林道

12:06 小さな沢を横断し、砂防ダム工事現場を過ぎると工事用と思われる事務所が有ります。林道を横切り登山道に復帰します。

林道ゲート

12:33 林業、工事業者などしか入れない林道のゲートが有ります。ここから東野バス停までは2kmの距離が有ります。

小川の流れ

12:30 この道は登っているように感じたのですが、小川の水も登っているように見えました。疲れの為でしょうか。不思議です。W

東野バス停

12:52 東野バス停(398m)に到着、ここから更に2kmほど歩いて「いやしの湯」に向かいます。

いやしの湯

13:20 青根緑の休暇村内にある「いやしの湯」に到着、本日の山行はここで終わりです。総行程14.4km、足指が痛かったです。靴の硬さと重さが影響したようです。

ドウダンツツジ

 裏丹沢の青根地区、東野バス停近くで撮影したツツジ科の落葉低木「ドウダンツツジ」の紅葉です。公園、民家の庭先に植木として育てられています。枝先に灯明を付けたような花を付ける事から「灯台ツツジ」と呼ばれていましたが何時しか「ドウダンツツジ」になりました。挿し木で増やせます。原産地は日本です。


丹沢北尾根縦走報告 Part 1 (落ち葉) CMT APVL、NO JGG

2015-11-16 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。1月に17人の犠牲者を出したばかりのパリで、またもや犠牲者127名を超える同時多発テロが発生してしまいました。犠牲となった方々には深い哀悼の意を表したいと思います。アメリカ、EU諸国などがIS対策に苦慮する中、イラン、ロシアなどがシリアを援助するなど一枚岩でない隙間を狙ったようなISの軍事行動ですが同じイスラム教同士が戦い、一方に加担したフランス、ロシアなどがテロの脅威に晒されている様です。日本の軍事力は飽くまでも「自国の防衛に関してのみ」としたいものです。そうで無い場合は全世界が一致団結して目的を達成すべく行動を起こすべきです。今の国連には到底無理な話ではあります。

 12日、13日の両日を使用し丹沢山、蛭ヶ岳に登ってきました。丹沢山塊は丹沢山を中心に東西に縦走する事を「主稜縦走」(ヤビツ、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸)と言い、南北に縦走する場合を「主脈縦走」(大倉尾根、塔の岳、丹沢山、蛭ヶ岳、姫次、焼山)と言います。今回は北から登り北に下る変則的なルートになります。ここでは「丹沢北尾根縦走」と言う事にします。W
 第一日目は08:36出発、15::36登頂、標高差1217m、所要時間:7時間、行程11.0kmでした。コースは急登は無いものの距離が長く疲れました。紅葉の盛りは過ぎていましたが、落ち葉を踏みしめての山歩きは最高でした。


蛭ヶ岳マップ

スタートは宮ケ瀬三叉路、ピンクのルートを登り、丹沢山で1泊、二日目に蛭ヶ岳に登って同志道にある青根地区に下ります。一般道を歩いて「いやしの湯」で疲れを取る行程です。

宮ケ瀬湖バス停

08:36 (標高350m)宮ケ瀬三叉路バス停で下車し、準備体操の後出発、突き当りの信号を左折し、ヤビツ峠方面に向かいます。

登山道入り口

08:42 県道70号線に架かる橋の手前に登山道入り口が有ります。標識が電柱の陰になって見にくい。

登山開始

08:55 登山道に踏み込みます。ホウの木の落ち葉を踏むとカサカサと音がします。神社らしい階段が有りました。丹沢名物鹿除け柵の残骸、敗れて全く役に立っていません。

御殿森の頭

09:52 (標高653m)左に10mほど登った場所が「御殿森の頭」、ですがスルーします。

尾根道へ

10:29 高畑山(766m)への分岐です。スルーして先を急ぎます。


右にシフト

10:46 ()東側の尾根道が多かったが時には西側に変わります。急な傾斜地などは避けて登山道を整備しているようですが、こんな狭い岩場のトラバースも有りました。

金冷やし

11:04 尾根筋に多少の岩が有りハシゴ、クサリ場が有る場所ですが、金冷やしと呼んでいる様です。

昼食

12:17 登山者に合う事もないので登山道の真ん中で食事を始めました。登山中の食事場所としては落ち葉の上は濡れ、土の上は汚れるので岩の上が最適なのですが、低山だと適当な場所が少ないです。

キノコ

13:08 大きい猿の腰掛を見かけました。人間でも十分な大きさでした。霧が発生し、肌寒くなってきました。

丹沢規則

13:11 丹沢は国が指定し神奈川県が管理する国定公園です。全山域でテント泊などが禁止されています。

本間の頭

13:23 丹沢三峰山の北峰、本間の頭(1345m)に到着、本日初めての登山者(下山中)に遭遇しました。おじさんとおばさん二人の三人パーティでした。

本間の頭

13:24 本間の頭(1345m)、道標です。前出のテーブルが有ります。

無名の頭

13:44 誰が描いたのか、手書きで「無名の頭」と書いてあります。W 確かにここはピークです。本間の頭より高く1350mです。

円山木の頭

14:04 丹沢三峰の真ん中に位置する中峰(丸山木ノ頭)1360mです。

太礼の頭

14:35 丹沢山に一番近いピークである西峰(太礼の頭)1352mです。

直下のベンチ

14:55 山頂と太礼の頭との間に位置するなだらかなピーク(瀬戸沢の頭1375m)、最後の坂に挑戦する前の”ちょっと一息”と言った場所に設置されたベンチです。

直下の木道

15:30 直下の緩やかな登りには木道が設置されています。

堂平分岐

15:32 山頂直下にある「堂平分岐」(1540m)です。左に折れて1時間ほど下ったところにありますが、国交省が管轄するテレメーター雨量観測所が有ります。
丹沢山山頂

15:39 日本百名山、丹沢山山頂(1567.1m)到着です。蛭ヶ岳の方が高いのですが丹沢山塊を代表してここに百名山の標識を設置したようです。生憎の視界不良、眺望は望めません。

みやま山荘

15:41 みやま山荘玄関です。付近に洗面所が有りますが水が冷たくて歯磨きがきつい。

二人部屋

16:16 3日前に予約したせいか、二人部屋でラッキーでした。先着順で2部屋が個室モドキになっています。

夕食

17:50 みやま山荘の夕食です。この山小屋は車が入れる林道からボッカさんの脚で2時間の距離にあるので、他の小屋に比べると恵まれています。左下は生卵ではなく、桃です。右上はわかめの酢の物、メインは牛肉の煮込みです。

クラシックランタン

20:56 20:30に消灯となり、クラシックランタンに変わりました。山小屋の雰囲気満点です。W

夜景

00:30 夜中に窓の外に見えた海老名方面の夜景ですが、夜景モードでもデジカメではこれが限界です。

落ち葉
 
 花の写真が無いので丹沢で見つけた落ち葉を載せておきます。 今回も写真の質が良くありません。原因は歩きながら撮影するからです。一眼レフを使用したいのですが重くて体力が持ちません。トホホホ


大山三峰山登山報告(リュウノウギク) CMT DISAPVL、NO JGG

2015-11-03 16:57:57 | 登山&マラソン

 韓国の朴槿恵大統領は「日本政府が、被害者が受け入れ、韓国国民が納得できるレベルの解決策をできるだけ早く提示することが重要だ」と言ったようですが「謝罪して”国庫のお金”を支払え」と言う事の様です。日本としては50年前の日韓基本条約で賠償金を支払い(慰安婦への補償も含まれている。)経済協力もしてきました。民間レベルでは「アジア女性基金」を設立し、元慰安婦に一時金(償い金)を支給しています。これでも未だ「謝罪してお金を出せ」では如何に自虐史観を植え付けられた日本人でも「ハイそうですか」とは言えません。因みに、それが言えるとすれば民主党、共産党、朝日新聞、東京新聞、神奈川新聞、沖縄タイムズ&琉球新報などが考えられますが、困った事だと思います

 10月30日に10月2度目の山登りに行ってきました。11月に予定している丹沢山縦走に備えての山歩きです。本厚木まで電車で移動、煤ヶ谷(すすがや)の登山口まではバスを利用しました。煤ヶ谷(146m)から大山三峰山(おおやまみつみねさん)935mの痩せ尾根を走破し不動尻を経由して広沢寺(こうたくじ)温泉に下山する標高差789m、所要時間6時間、総行程11.5kmの山行でした。広沢寺温泉は特筆ものの温泉でした。

大山三峰山マップ

 ピンクのルートを登り、ブルーのルートを下りました。緑点は分岐などの場所です。この辺りは神奈川県唯一の「村」である清川村に属しています。

煤ヶ谷バス停

08:18 煤ヶ谷バス停(標高146m)を出発します。先に見える橋を渡って左に入ります。正面は近頃珍しい地元の小売店、山田屋酒店です。現在位置から後方200mには清川村役場が有り、この辺りは清川村の中心地です。

登山口への道標

08:20 正住寺(しょうじゅうじ)前の登山道道標を確認してコンクリート製の道を登ります。左に見えるのが不動尻を源流とする谷太郎川です。

登山口

08:28 正住寺駐車場下の登山口には屋根の付いた箱にヒル除けスプレーと塩が常備してあります。

鹿除け

08:33 お飾り的に「鹿除けゲート」が設置されています。

一路三峰山へ

08:35 物見峠及び三峰山方面に登りますが今回は物見峠には行かずショートカットします。

三峰山を仰ぐ

09:15 標高380m付近から紅葉の間に見える三峰山を仰ぐ。右の丸いピークが北峰と思われる。

物見峠分岐

09:42 尾根筋に登った場所にテーブルが有りました。物見峠分岐(570m)です。立て札には「(注意)三峰山は地形が急峻で、道は狭く沢沿いや鎖場など多く経験者向きの登山道です。無理をしないで引き返す勇気が必要です。」と書いてあります。さて実際はどうなのか、楽しみです。合成した文字が読みにくくなりましたが、文字色のみ変色させることはできませんでした。

物見峠分岐道標

09:42 テーブルの上部にある物見峠分岐道標(545m)です。物見峠は尾根の裏に回り込みます。我々は左に折れて中腹をショートカットし、物見峠からの合流点に向かいます。

山の神

10:01 尾根に出た場所にテーブルがあり一休み、ここは「山の神」(730m付近)の境内です。W ここからは尾根筋を登ります。

物見峠分岐(合流)

10:16 「山の神」から15分、右の物見峠から登ってくる道と合流(748m)します。

物見峠分岐テーブル

10:16 物見峠分岐(748m)にあるテーブル、ここにも「引き返す勇気」の注意書きが有りました。

土止めの急登

10:27 これまでの尾根道よりは急登になる土止めの階段を登ります。まだ岩場ではなく痩せ尾根でもない。しっかりした尾根道です。

痩せてきた

10:32 登山道を整備し人が歩くことにより、徐々に尾根が痩せて植物にも迷惑を与えてきたようです。

痩せ尾根

10:37 柔らかい尾根筋は人の踏み後で植物が生えないのでどんどん痩せていきます。登山を愛する者として心が痛みます。形あるものがいずれ壊れるように、尾根も風雨により削られ痩せていくようです。

休憩所

10:53 尾根の広場(810m)にテーブルが二つ、これからの急登を暗示するかのようです。休まず登りました。ファイト!

ロープ

14:00 ロープに頼る程の急登、岩肌も見えてきました。落ち葉を踏みしめる感触が気持ちいい。

最初のピーク

11:08 15分ほどの急登の後、いきなり現れた最初のピークには玉石が数個お供え(?)してありました。三峰の一つ北峰(910m)と思われます。

北峰の下り

11:10 北峰の下りは案の定痩せ尾根、ここから七沢山までは痩せ尾根のくさり場が続きます。

尾根の紅葉

11:12 北峰と中峰の鞍部で見た三峰山尾根の紅葉、針葉樹の多い高所ではほっとします。

痩せ尾根の極み

11:15 丹沢には痩せ尾根が多い、ここもいつまで現状が保てるのか心配です。今は雑木に守られています。、

くさり場

11:16 大山三峰山最大の難所梯子とくさり場の連続です。梯子が狭く鎖が低いので強風時は注意が必要です。10か所以上あったと思いますが北岳の「八本歯の尾根」への延々と続く「はしご場」(約40か所)を彷彿とさせてくれます。

狭いピーク(中峰)

11:24 くさり場を登りきると狭いピーク(中峰910m)に到達します。地図には掲載されていませんが北峰と南峰間にあるピークはここだけです。

中峰の下り

11:25 実際には北峰、中峰の区別も判らないままにくさり場を下って次のピークに向かいます。

はしごの銘板

11:28 はしごの柱に張り付けられた管理者の銘板です。「神奈川県自然環境保全センター自然公園課」と書かれています。

大山三峰山頂上

11:30 大山三峰山頂上に到着、残念な事に三等三角点が倒れて用をなしていません。広さは20畳ほどで槍ヶ岳の山頂よりは広いものの狭く感じました。写真左側の東方向が開けています。ここが南峰と言う事に落ち着きそうです。

頂上標識

 大山三峰山山頂標識には934.6mと書いてありますが地図には四捨五入して935mとなっています。三峰山と言う山名は埼玉、群馬、栃木など全国に存在しています。修験道と関係のある山に多いようです。丹沢の三峰山は他と区別する為に「大山三峰山」と表記する事が多い。

食材

 タンパク質、炭水化物、繊維質を中心にバランスを考えて担いできました。餅とカップラーメンがメインですが、下山中はゲップが出る始末でした。今回はお八つ(行動食)のアンパンを忘れました。W

安倍川餅


11:50 昼食完成、安倍川餅と磯部巻きです。ソーセージのディスプレイを忘れました。コップの中身はわかめスープです。時間経過とともに腹が膨れてきました。確かに食べ過ぎかも!

三峰山の下り

12:26 相変わらずのザレた痩せ尾根を下ります。この辺りでも先のピークが三峰山の中心、中峰だと思っていました。

尾根

12:28 鎖が張ってある雑木林の尾根道など初めてです。鎖場は岩山の象徴だと思っていました。W

煤ヶ谷を俯瞰

12:37 煤ヶ谷バス停を俯瞰していますが山肌むき出しの高取山、山砂採取場も見えています。

木の根ピーク

12:38 木の根が「くさり場」になっているのも初めての経験です。ここを登り切ったピークが七沢山(910m)である事は本投稿準備中に知りました。

七沢山

12:41 この辺りが910mの七沢山であったと思われます。ここから一気に大山、唐沢峠分岐を目指して下ります。七沢山は別名「深沢の頭とも呼ばれています。

滑りやすい

 ザレた尾根は滑りやすく危険です。樹木や岩をうまく利用して下ります。浮石を踏むとスッテンコロリンとなります。

大山分岐

12:49 急降下が終わるとテーブルが備わった分岐(822m)が有ります。右の尾根伝いの道は唐沢峠を経由して大山に通じています。左の谷筋に下ると不動尻への下山道です。

緩やかな沢下り

13:19 痩せたトラバースぎみの下山道、杉林が多くなってきます。

大山分岐

13:32 不動尻キャンプ場跡上部にある「大山分岐」(506m)です。右に登ると唐沢峠経由で大山に行けます。

不動尻キャンプ場跡

13:33 開けた場所が数年前に閉鎖された不動尻キャンプ場跡(450m)です。簡易トイレが二個並んでいますが、管理されていないので使用できない可能性が有ります。

三の橋

13:35 キャンプ場跡の入り口となる「三の橋」です。橋を渡ると広場になっていますが「二の足林道」の終点です。この川は左に流れていますが登山を開始した煤ヶ谷バス停付近に流れています。
 この付近一帯を「不動尻」と呼んでいますが、「お不動様である”大山寺”からの山道を一般道に降りた場所」を示していると推察されます。

煤ヶ谷への分岐

13:40 三の橋から5分ほど歩いた左側に煤ヶ谷分岐が有ります。道標の撮影を盗り忘れたのでネットで見つけてきました。谷太郎川に沿って道が有ります。

山神隧道A

13:54 最近パワースポットとしても考えられている直線200m、無灯のトンネルです。中心部120mは真っ暗なのでヘッドランプなどが必要です。真っ直ぐなのでどうにか抜けられますが、路面の落下物を踏んづけた場合などびっくりするかもしれません。W

山神隧道B

山神隧道C

14:01 山神隧道出口(南側)には工事用車両などの駐車場(標高370m)が有りますが「山の神沢広場」とも言われています。簡易トイレも有ります。左奥には鐘ヶ嶽(561m)への登山道が有ります。

ゲート

14:05 工事用車両などの専用ゲートが有ります。鍵がかかっているので一般車両の立ち入りは出来ません。ゲートの外には5~6台の駐車スペースは有りますが厳密には青空駐車で違反になります。しかし、日帰り登山などでは青空駐車を余儀なくされる事も多いです。W 5分ほど下るとトイレが有ります。

温泉入り口

14:29 坂を下り、橋(標高142m)を渡ると左側に広沢寺への入り口が有ります。ここから200mほどの所に広沢寺温泉が有ります。

露天風呂

 広沢寺温泉は「露天風呂ONLY」と言う特徴が有ります。強アルカリ温泉で美肌効果も有りそうです。一部ですがバス停のような屋根が有ります。女性用も有りますので安心してアルカリ温泉を楽しめます。日帰り入浴料金は1000円です。

青空

 カメラを水面まで下げて更衣室を撮影しました。この日は金曜日で「貸し切り」でした。天井以外は人の目には触れないのでプライベートは保たれています。スズメには見られたかも。肌はツルツルで良い温泉でした。しかしバスの都合上、20分ほどで退室(浴?)しているので勿体無いと思いました。また来たい。

中庭にて


 露天風呂を出て中庭の池を除くと大きな鯉に交じって変な魚が居ました。高級食材、三大珍味の一つを生み出す「チョウザメ」です。立派な大人に見えるのでキャビアを生んでくれるかもしれません。

 今回の山歩きは低山と言えどもハシゴとくさり場の連続で十分に楽しめました。2、3回登山を経験されている方なら初心者でも「引き返す勇気」と言う程ではないように思います。「大山三峰山」は多くの方に楽しんで欲しい山でした。今回の投稿も写真が多くて大変でしたが、登山情報としての内容は他の山記事に負けていないと思います。読んでくれてありがとう。W

リュウノウギク

 大山三峰山登山中に見つけたキク科の多年草「リュウノウギク」(竜能菊)です。名前の由来はフタバガキ科の竜脳樹(リュウノウジュ)の樹脂から産する香料の香りに似ている事にあると思われます。地下茎により繁殖し、茎は高さ30~80cmで白毛がある。頭花は径3~4cm。舌状花は紅紫色を帯びるものもある。葉の下面には灰白色の密毛がある。日当たりのよい低山にはえる多年草で、日本固有の品種です。福島県から九州南部に分布しています。 標高〇〇〇m付近で撮影しましたが、葉先を千切って臭いを嗅ぐとキク科の香りも残していました。山地だけに丈は25cmほどですが横に小さな芽も見え、来年にも期待できそうです。


大山登山報告Part 2 Rev1 (フジバカマ) CMT APVL、10/27 JGG 28'26"/5km

2015-10-28 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。去る23日、大阪高裁(米山正明裁判官)20年前大阪市東住吉区で、小学6年の女児が死亡した住宅火災をめぐり、殺人罪などで無期懲役とされ服役中の青木恵子元被告(51)と内縁の夫・朴龍晧(たつひろ)元被告(49)の裁判をやり直すと決めた大阪地裁の再審開始決定を支持し、検察側の即時抗告を棄却した。
 火災は、住宅車庫の車からガソリンが漏れ、風呂釜の種火に引火して自然発火した可能性を認めたものですが、11歳の女児に1500万円と言う生命保険をかけている点、女児を強姦している点(これだけでも許せない)「ガソリン漏れに引火」と「ガソリンを漏らして引火」(裁判官の言う”自然発火の可能性は否定できない”よりも給油口を故意に開けて点火した可能性の方が大きい)の関係など疑問も多く、「疑わしきは罰せず」と言えども「やり直し裁判」は給油口関連データの積み重ね、引火との関連をしっかり捜査して欲しいと思います。車両の走行距離、給油日時、ガソリン残量などの物的証拠の有無及び給油口から漏れるガソリンの量などが焦点になりそうです。「刑の執行停止」まで指示した裁判官も信じられない。

ニュースによると大阪高検は28日、最高裁への特別抗告を断念したと正式に明らかにした。再審開始が確定する。今後数カ月以内にも大阪地裁で再審公判が開かれる見通しですが、大阪高裁の判断を覆す新たな証拠が示せるかが焦点となりそうです。

米艦「ラッセン」

 昨日(10月28日)はもう一つ大きな出来事が有りました。オバマ大統領が遂に中国が領有を主張する島(スプラトリー諸島のうちの一つ)から12カイリ以内の海軍艦艇航行にゴーサインを出しました。これに対し、中国軍は動けず、外務省が遺憾の声明を出すに留めたようです。今後両国の間でつばぜり合いが続くと思われますが既に埋め立てられた島の処遇が問題となります。現状回復させフィリピン、ベトナム、マレーシアなど関係国の話し合いから始めさせるようにしたいものです。

スプラトリー諸島

七つの人工島

上の写真の赤丸印は中国が造成中の人工島です。下の写真がそれぞれの島の名称です。


 10月18日(日)の大山登山報告Part2は下山の模様を報告します。忘れていましたが大山は別名「雨降山」とも言い、阿夫利神社は雨乞いの神社としても名を馳せていました。本社付近には「雨降りの木」も有り、日照りの年は賑わっていたと思われます。


大山→日向薬師

大山山頂(標高1252m)から日向薬師バス停(164m)まで標高差1087mをのんびり下りました。

下山開始

11:30 大混雑の山頂を後にし、見晴台経由で日向薬師バス停に下ります。

当方見晴

11:31 頂上直下の広場から見た東北東方面の風景です。相模原方面ですが雲にさえぎられています。

大山の肩

11:41 平地で雑木が生い茂り、見通せない大山の肩(1170m)を通過します。

不動尻分岐

11:44 左に折れると不動尻、広沢寺、広沢寺温泉、七沢温泉方面に下ります。

見晴台

12:30 尾根の突起部に広がる見晴台に到着、右側の南西部は杉林に覆われ視界は有りませんが、北東側は開けています。テーブルとベンチが10個ほど設置されています。

一服

12:42 家から担いできた水を沸かして一服です。

下社分岐

12:49 下社と言う表示(森の中を下るルート)が有りますが現在は立ち入りが禁止されています。

谷向うの下社

12:55 谷の向うに下社が見えた。立ち入り禁止は沢筋の崩落などで道が無くなったのかもしれません。かなり急峻な沢筋の様です。

横切り

13:32 アスファルトの林道を斜めに横切ります。右に折れると下社付近の沢(行き止まり)まで行けそうですが崩落個所もその辺りかもしれません。

山荘

13:39 どこかの企業の研修施設であったようですが、レストランとして一般客も受け入れている様な雰囲気の建物が見えてきます。あと100mほどでアスファルト道に出ます。

登山口の表示

13:41 登山道歩きを終了、温泉までもう直ぐです。

温泉に到着

13:44 クワハウス山小屋に到着、出発は1時間後です。牛乳が無かったのが残念です。温泉ではないようですが若干のミネラルは含んでいそうです。

日向薬師バス停

15:01 14:35頃クワハウス山小屋を後にし、25分歩いて日向薬師バス停に到着、直ぐに伊勢原駅に向けて出発し、大山登山行程の全てを終了しました。

フジバカマ

 河原の土手などに繁殖する「秋の七草」の一つ、キク科の多年草「フジバカマ」(藤袴)です。街中で見る事は少なくなりました。キク科ですが回りに舌状花が無く、管状花だけという特徴があります。花弁の形が袴のように見えるのでこの名が付いたようですが、残念ながら確認できませんでした。桜餅のような臭いを発しますが、昔は茎などを水に漬けて女性の髪を洗ったそうです。また、防虫剤、芳香剤としても使用されたようです。原産地は中国と思われますが、日本、朝鮮半島にも自生します。


大山登山報告Part 1 (セッコク) CMT DISAPVL、NO JGG

2015-10-26 11:20:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。昨日「新・映像の世紀」と言う番組を観ました。印象としては人間が自分たちの欲望を満たす為の主義主張の押し売りが問題を引き起こしているように感じました。これは今に始まった事ではありませんが、ここ100年間の映像を観るとイギリスの口出しが事を難しくしているような気がしてなりません。アラビアのロレンスが活躍後に誕生させたイスラエルとパレスチナ問題、1930年代以降から真珠湾攻撃に至る日本叩きはいずれもイギリスが主導したものです。そして現在のイギリスは中国にすり寄り、日本の要請など無視して南シナ海などの不安定化を容認しているかのようです。中国を筆頭に安全保障理事国の5大国が「自分さえ良ければ」と言う考えなので、世界平和など実現できる筈も有りません。勿論、日本だけの「自称、平和憲法」ごときでは日本が危うくなる事は有っても世界平和に影響を与える事は有りません。

 さて先週(10月18日)になりましたが、大山(おおやま)に登ってきました。昔から関東一円では「大山講」と言う町内レベルの団体が組織され「大山参り」が行われてきました。その目標となるのが大山頂上(1251.7m)にある阿夫利神社です。大山参りをするための街道は多く、江戸からの代表的な街道としては東海道、中原街道、矢倉沢往還(現国道246号線)などが有りました。下山後の帰宅路として人気のあったのが藤沢に下り、江ノ島の弁天様をお詣りし、鎌倉、金沢八景を回って江戸に戻るコースです。宿泊地でのどんちゃん騒ぎが目的であったのかもしれません。W 男たちの場合、その為に講でお金を貯めていたと思われます。 

 話は大幅に逸れましたが、今回の登山は自宅から伊勢原までは電車、伊勢原から登山口まではバスを利用しました。下山は東側の尾根を日向薬師バス停に下りました。標高差922m、走行距離8.2km、6時間半の山行でした。

大山街道

 往路は東海道、長後街道を通って伊勢原に進出、復路は田村の渡しで相模川を渡って藤沢、江ノ島、鎌倉、金沢八景を観光して江戸に戻るコースが人気であったようです。

マップ

 登りは赤色のルート、下りは空色のルートを使用しました。阿夫利神社へのピンクの線は女坂ルート、右側の黒い線は階段の多い男坂ルートです。

大山ケーブルバス停

08:14 大山ケーブルバス停(標高330m)を出発、暫くは舗装道路と階段が続きます。

阿夫利神社参道

08:19 緩やかな参道を進みます。未だ土産屋さんも開いていません。

長い階段

08:29 長い階段を連想させてくれますが、今日のコースは実はそうでもない。

橋を渡ると

08:29 階段を登って直ぐに弁天橋を渡ります。

ケーブル駅

08:30 右手に大山ケーブルの駅が見えます。この辺りの標高は430mです。

女坂分岐

08:31 この先、石段の途中にあるオレンジ色で書かれた石の道標を左に折れて女坂に入ります。男坂は直進します。


緩やかな女道

08:32 緩やかな女坂を阿夫利神社下社に向かって登ります。

大山寺山門

08:47 大山寺にお詣り後、登山続行です。標高は567mです。

かわらけ投げ道

左の写真の手摺りのあたりから急斜面下の福輪(2.5mφ)をめがけてかわらけを投げます。「かわらけ投げ」は大山寺開山1250年を記念して行われるようになったようです。「かわらけ」は、“厄除け”と書かれた直径6cmの天日干しの土器(どき)で、福輪の中をくぐれば幸運をもたらすとされています。因みにかわらけ二枚で300円です。

トイレ

08:50 トイレの横を通過、工事中のヤグラは興ざめである。早く工事を終了して欲しい。

日本鹿

08:52 参道下の雑木林に木の葉を食む日本鹿を発見、こんなところにまで鹿が出没するとは!そう言えば1か月ほど前に友人から頂いた冷凍イノシシ肉、未だ食べていなかった。W

大山ケーブル

08:55 参道の右下からケーブルカーが登ってきました。この後、トンネルに入って左側になるようです。標高610m

阿夫利神社下社境内

09:08 阿夫利神社下社境内に到着、右側の茶屋で下社拝殿の地下から湧き出る御神水を無料で頂けます。階段を登らず、左に進むとケーブルカーの駅(終点)が有ります。

下社

0
9:11 白い階段を登ると、阿夫利神社下社本殿です。登山口は左側奥にあります。標高710m

下社登山口

09:16 下社左側に進むと本社への登拝門(登山口)があります。長い階段を登ります。

登山道

09:34 急な階段を過ぎると緩やかな登山道になるが旧道らしき階段は荒れていた。

蓑毛分岐

10:05 西側にある蓑毛登山口(標高990m)への分岐を通過

木道

10:09 蓑毛分岐を過ぎると木道が有ります。登山道が赤い粘土質なので滑り易く、危険防止に加えて土壌保全が目的と思われます。

富士見台

10:17 富士見台通過、この日は視界不良で富士山は見えず。残念!標高1070m

ベンチ

10:23 休憩用と思われるベンチが有る広場を通過

ヤビツ分岐

10:36 尾根筋に出てしばらく登るとヤビツ峠からの尾根と合流した場所に分岐標識が有ります。右に折れて頂上に向かいます。標高1170m

阿夫利神社本社

10:48 大山阿夫利神社奥社、右側に頂上標識があります。

頂上標識

10:49 1251.7メートルの頂上は賑やかで昼食をする場所探しが大変です。

食材

10:57 石垣の上で昼食の準備を始める。食材はごらんのとおり棒ラーメン、サラダ用野菜、竹輪、餅巾着(油揚げ)、リンゴ、アンパン、リンゴ半分を除き完食しました。W

大山山頂昼食

11:07 テーブルが空いたので火が付いたまま移動後に調理、野菜たっぷり餅も柔らかくなり、見た目は最悪ですが美味しかったです。鍋が深いのでどうにもなりません。やはり紙どんぶりを持参したほうが良さそうです。

伊勢原方面

11:20 大山参道を俯瞰していますが伊勢原の街は薄い雲にかすんでいます。富士山方向は開けていません。下山報告は次回にします。

セッコク

 昨年は6月に咲いていたラン科の多年草「セッコク」(石斛)です。ヤドリギの様に庭木に根付き清楚な花を咲かせていました。葉に縞模様が有る変わった品種を「長生欄」と呼び、根強いファンに支えられているようです。茎は竹の様に節があるのが特徴です。学名はギリシャ語の dendron (樹木)と bios (生命)を合成したもので、Dendrobium(デンドロビウム)と言えば判り易いかもしれません。交配品種や改良品種も多く名前の特定は難しいですが写真の花は「大紫宝南風」と思われます。流通業界ではセッコクなどを東洋ラン、デンドロビウム類を洋ランとして扱っているようです。原産地は東南アジアです。


茅ヶ岳登山報告(フサフジウツギ) CMT APVL、9/22 JGG 26'33"/5km

2015-09-28 00:33:54 | 登山&マラソン

 昨夜は中秋の名月、昼は曇りでしたが夜になって雲の切れ目からお月様が顔を見せてくれました。雲が切れるのは食事が終わってからと予想し、落ち着いていたらあっという間に雲が切れて絶好の撮影時期を逃してしまいました。その後チャンスを待つ事40分、漸く薄雲によりフィルタされたような名月の撮影が出来ました。

雲が
撮影モードなどを設定している間に雲に隠れてしまいました。
雲が次々に
雲は東に、月は西に移動するのでなかなか雲が切れません。
2015中秋の名月
Camera : Canon EOS-40D MODE:TV(1/60) LENS:75mm-300mm


 連休中の9月20、山梨県北杜市にある茅ヶ岳(カヤガタケ1704m)に登ってきました。この山が一躍有名になったのは小説家「深田久弥」が1971年3月21日、茅ヶ岳登山中に脳卒中のため68歳の生涯を閉じられたとされているからです。標高差756m、行程8km、所要時間4.5時間の山旅でした。

茅ヶ岳登山ルート

 茅ヶ岳(1704m)登山ルートです。左回りの周回コースを選びました。ピンクで示した沢を登り、ブルーの尾根を下ります。当初の予定では金ヶ岳(1764m)まで足を延ばす事にしていましたが中央高速道が事故で一部通行止めの為、およそ1時間の遅れが出て諦める事になりました。

S&G駐車場

09:00 県道27号線を北上し深田公園の表示が有る駐車場に到着、かなりの車が駐車していました。30台くらいは駐車できそうです。入ってすぐ左側にトイレが有ります。27号線の両サイドは別荘地として開発されたものの多くが空き地となっています。また、右後方1kmほどの山中には「スポーツランド山梨」と言うサーキットが有り、ずーっとバイクの音が聞こえていた。

登山開始

09:12 二本の電柱が立っている場所を左に折れて登山を開始です。

登山道へ

09:14 2分ほど歩くと「茅ヶ岳」の標識が有ります。100m直進すると「深田久弥記念公園」が有ります。

林道分岐

09:33 分岐有れど、標識は見当たらず、開拓地だったのでその名残かも知れません。立て札の内容を確認しなかった事が残念です。「水源かん養保安林」と読めそうですが・・・

林道を横断

09:36 林道「前山大明神線」をクロスし、本来の谷コースに入ります。およそ2km左に進むと千本桜公園が有ります。

森林浴

09:40 
緑に囲まれ、木漏れ日がさすなだらかな登山道を進みます。

女岩

10:15 この先に女岩が有るらしいのですが岩が崩れて危険な状態の様です。残念ながら立ち入り厳禁、女岩のリンクです。女岩の由来は不明です。

ガレ場

10:16 苔むすガレ場を登ります。唯一の急登かも。左下が女石のある谷です。

尾根道

10:48 坂を登り切ると尾根道になります。此処で一服です。(5分間)

終焉の地

11:00 10分ほど尾根を登るとひょっこり「深田久弥先生終焉の地」石碑が有りました。

少ない岩場

11:10 尾根道が痩せて岩が見えています。岩場と言う程ではありませんが、両サイドが切れ落ちているので油断はできません。

北方の眺望

11:11 長野県との県境となっている金峰山(2599m)まで13km、同小川山(2418m)は16kmあります。

登頂

11:21 茅ヶ岳山頂(1704m)に到着、連休二日目の山頂、流石に広場は大混雑でした。大きな鍋状のものは方位板です。ジオラマになっていましたが皆が撫でるのですり減った山頂も有りました。

頂上標識

11:23 撮影タイミングを見つけるのが大変、人を映さないなんて無理です。

食材

11:29 昼食はマルタイ棒ラーメン、サラダ用野菜、鶏レバー、ミカンです。

マルタイ棒ラーメン

11:37 8分を費やし、
紙のどんぶりに盛り付けてラーメンが完成です。野菜は下の方に潜り込んでしまいました。野菜を入れようとした時、運悪く湯が吹きこぼれて左手を直撃しましたが、貴重な水を振りかけて治療しました。幸にも水泡にならなくてよかったです。


下山開始

12:01 食後の片づけを済ましてさっさと下山します。尾根道経由で深田公園に下ります。

視界不良

12:05 頂上での富士山は頭がちょっぴり見えただけなので写真は無しとしました。しかし頭だけでもと思い直し、下山中に南側を望みましたが時すでに遅く何も見えませんでした。

千本桜分岐

12:06 千本桜への分岐を過ぎると尾根が分かれ、深田公園への尾根になります。

防火帯尾根

12:40 尾根が緩やかな直線になると草地が広くなり、防火帯尾根(約1km)らしくなってきます。

防火帯との別れ

13:11 樹林帯の切れ目辺りで尾根道から駐車場への谷筋に下ります。

林道との再会

13:13 尾根道から数分で林道「前山大明神線」に出ます。左に折れて舗装路を進みます。

合流

13:14 数分後、登りに使用した保安林に向けて右折します。

深田久弥記念公園へ

13:33 T字路を右に折れて「深田久弥記念公園」に向かいます。

深田久弥記念公園

13:34 T字路から100mの場所に公園が有ります。ベンチと案内板、東屋が有ります。

無事に下山

13:37 駐車場に戻り、登山終了です。靴を履き替えて温泉に向かいます。この辺りは区画整理された形跡が有り、別荘地として開発されたと思われます。13:45には出発しています。

クララの湯

14:04 ハイジの村の一角にある「クララの湯」です。日帰りの場合入浴料金は720円です。

浴室

14:07 貸し切り状態だったので、気兼ねなく浴室の写真が撮れました。丸い浴槽にはワイン(もどき?)が入っているのでその香りがします。季節によってお花などに変わるので一年を通して様々なハーブの香りを楽しめるようです。

甲斐駒と鳳凰三山

 曇りで南アルプス方面の視界が得られなかったのでGoogle Earthの画面をご覧ください。仙丈ケ岳はこの山の向うで、見えていません。(汗)

合成写真

 前出の南アルプスの写真をクララの湯の浴室に合成しました。右寄りのとんがった山が「甲斐駒ケ岳」です。左柱側の連山は「鳳凰三山」で右が地蔵が岳(2764)、その左が観音が岳(2840.7)で薬師が岳(2780)は柱の陰です。その間に白いものが見えますが北岳(3192.5)です。

フサフジウツギ

 
梅雨明けの頃に佐久と思っていた花が「深田久弥記念公園」付近に咲いていたのでシャッターを押してしまいました。フジウツギ科の落葉低木「フサフジウツギ」です。原産国は中国~日本で別名「ブットレア」です。藤ほどには長く垂れませんが藤のように房状に咲くことから命名されたようです。特徴は葉の裏が白いフェルト状になっていて花には芳香があります。ほかに白、ピンク、赤紫などの園芸品種もあります。写真としては全く魅力の無いものになっています。トホホホ


大楠山登山報告(センニンソウ) CMT DISAPVL、NO JGG

2015-09-23 10:06:54 | 登山&マラソン

 お早うございます。 9月21日、沖縄県の翁長雄志知事はスイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会で登壇し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設が日米両政府によって進められている現状について「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている状況を、世界中から関心をもって見てほしい」と訴えたが日本政府を差し置いての登壇には裏が有りました。国連人権理事会の場で発言機会を持つNGO「市民外交センター」が、先住民族問題などで関係のある翁長知事に持ち時間を融通したようです。この後日本政府の代表が登壇し反論しましたが日本のイメージに影響する事は避けられません。辺野古移転問題の今後は頑なに拒む知事の意向も有り、裁判問題に発展すると思われます。一方嬉しい事に以前から”変だな”と考えていた事が正しかったようです。辺野古周辺で連日反対運動をする人たち100人前後のうち元の方は2人だけだと言います。殆どの反対参加者は他の地区から来た人だと言う事です。そう考えると反日的な沖縄の新聞と連動した勢力の可能性も有り、地元住民無視のとんでもない運動です。辺野古地区には「中国の軍事的脅威に備える国防の観点から辺野古移転は不可欠」とする区長もおられ、翁長知事の言う住民の意思と真逆の意見であり、政府はこの人達との考えを十分汲み取る必要が有りそうです。”辺野古移転反対”が民意と言う翁長知事の主張とは違う民意が語られ始めた事は本来の民主主義に戻りつつある事をうかがわせてくれます。沖縄県全体を考えても「国の為に、沖縄が乗っ取られない為には辺野古移転も止むを得ない。」とする方達もおられるだけに良い方向で解決して欲しいものです。沖縄県の皆さん、外国勢力に騙されないで!負けないで!


 去る9月12日神奈川県横須賀市にある三浦半島の最高峰「大楠山(241m)」から「安針塚」に至る道を歩いてきたので報告します。京浜急行「YRP野比駅」からバスで相模湾側の横須賀市民病院まで移動し、芦名、大楠山、木古場(葉山町)経由で安針塚(塚山公園)まで歩きました。標高差220m、所要時間3時間半のハイキング、舗装路が多かったのですが緑が多く楽しい半日でした。

大楠山ハイクマップ

 大楠山ハイキングマップを製作いたしました。京急YRP野比駅からバスで移動(白い線)、市民病院前から京急安針塚駅までの約10kmを歩きます。大楠山は葉山に近く東京湾と相模湾のほぼ中心(相模湾寄り)にあり、両方の海が望めます。

YRP野比駅 

08:40  YRP野比駅発08:45横須賀市民病院行きバスに乗車、NTT開発研究センター経由で市民病院前に進出します。料金は330円です。

横須賀市民病院前 

09:11 横須賀市民病院前に到着、ここから国道134号線を葉山方面に向かって歩きます。

登山口

09:32 大楠山登山口交差点には京急ストアが有ります。開店が09:00で弁当などはここで調達できます。右に折れて登山道に向かいます。尚、ここを右折すると三浦高校前に抜けられます。昔の真夏、この辺りの渋滞はひどいものでした。この道路の開通で134号線の渋滞は相当緩和されていると思われます。

登山道

09:43 頂上直下までアスファルトとコンクリートの道が続きます。NTTの中継用アンテナが有るので道は良く整備されています。

標識

09:54 尾根道の標識「関東ふれあいの道」、山頂まで1.4km、急登は無く汗もかかずに登れそうです。

巻道分岐

10:09 十字分岐です。斜め右に進むと今日下山道として利用する大楠山北側に下る道に合流します。右の砂利道は無線塔へ続く行き止まり道です。

NTTアンテナ前

10:13 NTTアンテナへの入り口を右に見て奥に進みます。

最後の階段道へ

10:15 NTTアンテナ入り口から数分歩くと頂上への階段(左)が見えてきます。登りきると直ぐに巻道の分岐(右)が有りますが迷わず階段を登ります。

まもなく頂上

10:18 左に展望台兼売店を見て、頂上到着です。頂上はソフトボールの練習が出来そうなほど広い。らせん階段を登るとより一層展望が楽しめます。

今上陛下一家の御写真

頂上にある展望売店には20年~30年前に今上陛下が御家族と一緒に登られた時の記念写真が飾られています。葉山御用邸で過ごされた折に大楠山登山を計画されたようです。

大楠山頂上

10:20 大楠山、山頂表示板は242.0mとなっていますが、国土地理院地図では241.1mとなっています。

西側

 視界が良好で有れば、写真中央のこんもりした丘(長者ヶ埼)の向うに富士山が見えるはずです。やや右側には比較的新しい町、湘南国際村が見えます。長者が埼から湘南国際村(横須賀市)に至る辺りは横須賀市と葉山町との境界になっています。左の東大のような建物は国交省レーダー雨量観測所です。

北側

 北側を望んでいますが下は殆どが葉山国際カントリークラブ(ゴルフ場)になっています。右側の街並みは衣笠辺りだと思います。横須賀市の中心地は鉄塔の彼方、丘の向うで見えません。東京湾はもやっていて写真では判別が出来ません。

東側

東側は東京湾が見えています。海の向こうは千葉県(左側の富津から右の鋸山辺りまで)、中央左側の”でっぱり”は観音崎、狭くなった海を「浦賀水道」と言います。右側の黒い四角の建物は「NTT開発研究センター」ビルです。このビルはYRP(Yokosuka Research Park)の中心部です。

南側

 南側はNTTのアンテナ施設が視界を遮っていますが、前方の入江は小田和湾、突き出した岬は釣り場として有名な「荒崎」、やや左側の遠方が「城ケ島」です。視界が良ければ荒崎の向うに大島が見えるのですが水平線が曇っていて見えません。

広場

 展望塔から見た頂上広場です。大きなコンクリートの塊は砲台の基礎部分であったと思われます。タワーの高さは10mほどだと思いますが、降りる時になってお尻がむずむずしました。高所恐怖症かも。W 右上の小高い山は武山(206.1m)です。ここから約4kmです。

下山開始

10:34 下山開始、葉山町木古場の登山口に下ります。

ゴルフ場分岐

10:39 階段を下ると平地になります。右に折れると芦名口の登山道に戻ります。今回は左に折れて阿倍倉温泉経由で木古場に向かいます。

ネット際の下山

10:43 ゴルフ場の金網沿いに下山します。網は天井にまで張ってあります。

阿倍倉分岐1

10:45 直進は衣笠公園、塚山公園となっていますが、ここを左折すれば阿倍倉、木古場へのショートカットになります。直進しても200mほどで左に折れる事になります。

阿倍倉分岐2

10:47 塚山公園への分岐です。こちらからも見えるように「塚山公園」と書いてほしいです。

合流点

10:52 五分ほど下ると分岐が有りますが右に折れます。直進は先ほどのショートカット道です。

狭い登山道

10:54 土曜日とあってか登山者が多かった。アクセスが不便なので近隣の方が毎日登って居るのかもしれません。

阿倍倉温泉近し

11:05 勾配が緩やかになり、人工的構造物が多くなると阿倍倉温泉、横横道路はもう直ぐです。

アンダーパス

11:08 阿倍倉温泉への階段を過ぎ、横浜横須賀道路のアンダーパスを抜け、右に折れると菖蒲園、衣笠城址方面ですが左に折れて木古場に下ります。

阿倍倉To木古場

横横道路の側に「湯の沢旅館」と有りますが、別称が「阿倍倉温泉」です。右隅に市立の「しょうぶ園」が有ります。5から7月ころには14万株のハナショウブが咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。

大楠山登山口

11:18 横須賀市と葉山町を結ぶ県道27号線「大楠山登山口」信号にぶつかります。信号を渡り左に進みます。

県道27号線

11:22 この辺りは葉山町木古場と言います。西に向かって進むと横横道路高架橋が見えてきます。下を潜ったら右に折れます。

木古場To安針塚駅

高速道路下を右に折れ、川沿いの道を歩き、葉山町(地図上)を左折し取り付け道路に沿って歩きます。本町山中有料道路の下を横切り安針塚登山道に入ります。

歩道を渡る

11:43 歩道を渡り左に50mほど歩くと川筋に降りる階段が有ります。橋を渡って高架道沿いの道を200mほど進むと左側に登山道が見えてきます。

塚山公園登山口

11:47 緩やかな坂の途中に登山道入り口が有ります。この先にも登山口が有ります。

尾根道

11:55 塚山公園内の周回道路に合流、左に折れて安針塚の階段を登ります。

安針塚

11:56 階段を登ると安針塚が有ります。徳川幕府から250石の所領を与えられ外交顧問として幕府に仕えた英国人、ウイリアム・アダムズと妻(お雪)の供養塔です。国の史跡「三浦安針墓」に指定されています。


昼食

12:08 トイレと食事に夢中になり、景色の撮影を忘れました。(汗) 昼食は予定していなかったので、コンビニで用意した行動食(二人分)のコッペパンとコーヒーで登山の雰囲気を味わいました。W ここは桜の名所でもありますが横須賀港が見えて景色も良いのです。最寄りの駅はJR横須賀駅、逸見駅、安針塚駅(京急)になりますが、今回は安針塚駅に下ります。

安針塚駅

12:45 トイレの横から安針塚駅に下りました。15分ほどで安針塚駅に到着、大楠山、安針塚ハイキングは終了しました。今回のハイキングの目的は後日報告する「茅が岳登山」の足慣らしと言う事でした。およそ半日の歩行でしたが良い運動になりました。三浦半島には他にも鷹取山、畠山、武山などのチョー低山があり、今後も足慣らしに利用しようと思っています。

センニンソウ

 今回のハイキングの途中、川辺で見かけたキンポウゲ科の蔓性多年草「センニンソウ」です。「別名「馬食わず」と言うように有毒植物です。一方薬草としても用いられ、葉を揉んで手首の内側に貼っておくと水泡が出来てそれが治ると扁桃腺も治ると言われています。葉は対性で山芋の葉にも似ています。名前の由来は実の端から伸びる白いひげを仙人の髭に擬えたことから付けられたようです。原産地は東アジア(日本、中国)です。
 


表銀座縦走報告 PART-4 (槍沢ロッジ~上高地) CMT DISAPVL、8/29 JGG 27'30"/5km 、9/3 JGG 27'04"/5km

2015-09-04 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。「選挙権などを18歳に引き下げ」、「国立競技場の設計変更」など倍政権は可能な限り「民衆の意見を取り入れる政治」を試みているようですが、その実は飲酒、喫煙年齢を引き下げる事による税収アップを狙っていると思われます。国立競技場は税金の節約であり夢は小さくなりましたが身の丈に合った競技場建設かも知れません。最初から旧競技場の改修で済ませば余計な出費をしないで済んだものと思われます。一方、オリンピック招致活動で大ぶろしきを広げてしまった後始末としては寂しい気もいたします。

 先日、職場の同僚が山形県を旅し、お土産を頂きました。季節ものの「だだちゃ豆」を友人の玉茶丸さんのブログで見た後だったので「私も”だだちゃ豆”を味わえるー」と喜んでしまいました。W 本来のだだちゃ豆は枝豆として頂くことが多いようですが、これは大福ならぬ「豆福」として仙台の「ずんだもち風」に仕上げられているようです。だだちゃ豆の粗びき餡で牛皮を包んである感じです。豆の香りに加え甘さとコクが程よくマッチして美味しいです。一個の大きさは30mmφです。「だだちゃ豆」は庄内地方特産で「お父さんの豆」と言う意味のようです。

だだちゃ豆

 次は北アルプス表銀座縦走最終編です。

槍沢ロッジ~上高地

梓川沿いの登山道は穂高連峰、槍ヶ岳へのメインストリート、一本道で迷う事は有りません。今回は大雨で池状態になっている場所も多かった。


 北アルプス「表銀座縦走」4日目は槍沢ロッジから上高地への下山行程となりました。殆どが平地のような緩やかな登山道です。ただ、13.5kmと長い距離とバスの時間がが気になります。次の日が勤務なので帰宅を急ぎます。

17日 
   05:45 槍沢ロッジ発
   07:09 横尾ロッジ
   07:58 徳澤園
   08:52 明神館通過
   09:49 上高地着
   11:30 上高地発
   12:52 新島々駅発
   13:21 松本駅着
   13:45 松本発(立川付近で人身事故の為電車が遅れる。)
   17:30 帰宅


雨中の下山

05:45 槍沢ロッジを早立ちし、梓川沿いの登山道を上高地を目指して下ります。強い雨にも関わらず流れが奇麗なのが不思議です。9時ごろには止むと思われる雨ですが一本でも早いバスに乗りたいので急ぎ足になります。ロッジの従業員は6時間(13:00)と言っていましたが10時ころには到着したい。

ガマガエル

下山道を横切って草むらに移動した体長15cmほどのガマガエルです。下山中3匹と出会いました。上高地の自然が豊かである事の証しです。

横尾山荘

07:09 梓川と涸沢からの流れが合流する場所にある横尾山荘です。右の吊り橋を渡ると「ザイテングラード」と言う岩場と紅葉が美しい「涸沢カール」への登山道になります。此処は一気に直進します。また、ロッククライミングを楽しめる屏風岩は橋を渡って2kmほど左側にあります。小屋の裏手を登ると蝶が岳、常念岳にも登れます。

新村橋分岐

07:46 徳澤園の約1km手前にある新村橋分岐です。右の吊り橋を渡り奥又白谷を登ると奥又白池に行けます。前穂北東尾根(岩山)を越えれば涸沢カールへの近道にもなります。

徳澤園
 
07:58 山小屋とは思えない豪華な佇まいの徳澤園に到着、雨に濡れて重たいザックを下ろして休む気にもなれないのでパスして前を急ぎます。横尾山荘と同様にここからも蝶が岳方面に登る事が出来ます。

明神館

08:52 明神館前通過、雨にもかかわらず、ここも登山客でいっぱい。木橋を超えて奥に進むと明神池が有ります。晴天ならここまでハイヒールで来る一般観光客も多い

賑やかな道

08:55 左側の谷筋から流れ落ちた白砂を敷き詰めた道が素晴らしい。バスが到着したのか、この辺りから雨着を着た登山者が一気に多くなった。

小梨平

09:30 小梨平に到着、小中学生のキャンプサイトも多かった。雨中の炊事作業がで可愛そう。

河童橋

09:36 小梨平を過ぎると正面に河童橋が見えてきます。橋を渡るとホテルが並んでいます。奥に進んで岳沢を登れば前穂高岳に登れます。川沿いの右手後方には明治29年ごろ、上高地など日本アルプスと日本の風習を世界中に伝えたウオルター・ウエストンの碑が有ります。今回は碑が脇道に逸れるので通過してきました。

バスターミナル

09:49 河童橋から15分ほど下流に歩くとバスターミナルが有ります。ここではレストルームにある3分100円のシャワーを2回使用して着替えます。(シャワーの存在を知らない人が多く、貸し切り状態でした。W))濡れた雨着、衣類はどうしようもなく、濡れたザックに押し込んで持ち帰りました。ザックを背負うと水がしたたり落ちます。ザックは重いし・・・片手には登山靴をぶら下げ、バスと電車の乗り継ぎは悲惨でした。その点、マイカー登山は快適です。今回も無事に帰れてよかったー!
 今回の山行の反省は歳を忘れて若いころと同じ装備を準備したこと、次回はもう少し荷物を軽くしたい。それから登山靴、雨着とザックカバーの防水性を高めることに留意したい。出発前の撥水処理を考えています。

ナナカマド

  槍ヶ岳東鎌尾根で撮影した高山植物の代表格、紅葉が美しいバラ科の落葉小低木「ナナカマド」(七竈)です。材質は硬く腐朽し難く細工物に使用されます。名前の由来は七回かまどに入れても燃えにくい樹木と言う事からだそうです。ヤマウルシ、ハゼも複葉ですが複葉が3段階(3出の複葉)に出るのが特徴でウルシなどより葉が小さいです。

表銀座縦走報告 PART-3 (ヒュッテ西岳~槍沢ロッジ) CMT APVL、8/25 JGG 27'11"/5km

2015-08-28 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。一気に夏から秋になってしまった感じの八月末ですが、本当に夏山シーズンが終わってしまうのでしょうか。今週末に山行をと考えていますが天候が気になり、夜も眠れません。(リーダーがです。) 高齢になって気になるのがスタミナです。スタミナアップに必要なものが「ミトコンドリア」、それを元気にするのがタウリン、ビタミンB群、鉄分だそうです。ミトコンドリアを増やす方法は適当な運動をして体にプレッシャーを与える事だそうです。要するに「適当に苦しいと感じる運動をして”タウリン、ビタミンB群、鉄分”を採る」ように努める事です。

スタミナアップ

 今日は今縦走のメインイヴェント、日本で第5位の標高(3180m)を持つ槍ヶ岳へのアタックです。ヒュッテ西岳を早立ちし、東鎌尾根に取り付き、午前中に頂上を目指したいと思います。高山は概ね午後から天気が崩れるのでヒュッテ西岳からの槍ヶ岳アタックはぎりぎりのタイミングです。登頂後は速やかに下山し、なるべく上高地に近いテン場まで下る予定です。

ヒュッテ西岳~槍沢ロッジ

16日
   05:15 ヒュッテ西岳発
   07:21 水俣乗越通過
   10:30 ヒュッテ大槍着(ザックをデポ)
   11:15 槍ヶ岳山荘着
   11:20 槍ヶ岳アタック開始
   11:45 槍ヶ岳登頂
   12:05 槍ヶ岳下山
   12:55 ヒュッテ大槍着(ザックをピックアップ、食事)
   13:16 ヒュッテ大槍発
   16:10 槍沢ロッジ着(泊)
RESULT: 標高差1360m(登りに限れば700m)、走破距離8.82km、所要時間11時間

夜明け

05:10 テント内(2680m)から東の稜線を撮影しました。横通岳(2767m) 左からの御来光です。右の山は常念岳(2857m)です。

朝日に輝く槍

05:46 テントを畳んで振り返ると東鎌尾根と槍ヶ岳が朝日に映えていた。左の大きな山体は大喰岳(おおばみだけ)3101mです。

さあ東鎌尾根へ

06:18 ヒュッテ西岳裏(2680m)から水俣乗越に向けて下ります。長い鉄梯子も有るので要注意です。

早速梯子場

06:33 岩場をトラバースすると15mほどの梯子場が有ります。

水俣乗越

07:21 西岳と東鎌尾根の鞍部は2480mの水俣乗越(みなまたのっこし)と言われています。左に折れると槍沢に下ります。
 
間の沢

07:22 槍ヶ岳に向かって右側の間の沢を俯瞰すると遠くに「鉢の木岳(2821m)」が見えます。その下には高瀬ダムも見えます。

槍沢

07:22 水俣乗越から左側の槍沢を望むと中央わずかに左に「屏風の耳」(屏風岩上部)が見えます。右上部の突起は北穂高岳です。右の高瀬川、左の梓川も結局は信濃川と合流し、新潟市で日本海に流れ込んでいます。

木製階段

08:05 ハイマツ保護の木製階段を尾根筋に向かって登りますがこの先には・・・

せっかく登ったのに

08:09 せっかく登ったのに、また下ります。この尾根には巻道が作れない厳しさが有ります。

振り返ると

09:55 岩場のアップダウンを繰り返し、後方を振り返るとヒュッテ西岳テント場と雄大な常念岳が重なって見えました。

見えたー

10:30 いくつかのピークを乗り越えると漸く「ヒュッテ大槍」(2884m)が見えてきました。重いザックをベンチにデポし、ペットボトルを入れたナップザックだけを背負って槍ヶ岳山荘に向かいます。

槍ヶ岳

10:41 延々と続く岩場を登ります。この辺りを左に折れると「殺生ヒュッテ」が有ります。

殺生小屋

10:41 赤い屋根の殺生ヒュッテ(2860m)、中房温泉系の山小屋です。下の沢は槍沢です。

槍直下の岩場

10:56 槍ヶ岳直下の岩場を超えます。

クライマー

11:15 ガレ場をトラバースして槍ヶ岳山荘前(3080m)に到着、広場ではガイド(右)についてククライミングをする登山者(左)がブリーフィングを受けていました。小槍を登るようです。

登攀開始

11:20 槍ヶ岳登攀開始です。岩場に取り付く登山者は土曜日の昨日よりは少ないようです。 頂上までの標高差は100mです。向うに見えている突起が「小槍」です。ここはロッククライミングでないと登れません。

梯子
 
11:32 思い出したようにデジカメを取り出して下方を撮影しました。殆ど垂直です。

上方

11:34 上方を仰ぐとリーダーに励まされながら赤シャツの女性が「3点確保」(or3点支持)の手掛かりを求めて悪戦苦闘していました。筆者の場合、この程度の岩場ならスイスイ登れそうです。

登頂

11:45 槍ヶ岳山頂(3180m)にて、この時の為に持参したヘルメット、重かったです。捨てようかと思いましたが、ゴミになるので持ち帰りました。W 周囲を一回りする余裕もなくさっさと降りてきましたが小槍の写真は撮りたかった。(

鉄梯子

11:46 頂上への鉄梯子は二つ有り、左側通行で登ります。従って左に見える梯子は下り用です。途中の岩場の梯子にはスタッフが配置され、無線機を使用して登りと下りの登山者が交互になるように管制しています。右の稜線の右(西側)は霧で視界無し。東側は穂高連峰が見えていました。

山荘俯瞰

11:47 降りる直前に槍ヶ岳山荘を撮影しました。稜線の先には大喰岳(おおばみだけ)が見えています。この先は中岳、南岳、北穂高岳と穂高連峰が続きます。ジャンダルムが見えなかったのが残念です。

下山道

12:07 登攀に要した時間は約45分、雨に遭わなくて良かった。此処からザックをデポしたヒュッテ大槍に引き返します。

昼食

12:55 遅い昼食、ヒュッテ大槍でのカレーは久しぶりのカレーで美味しかったがコーラは体が受け付けず、山小屋スタッフに捨てて頂きました。牛乳が欲しかったのですが・・・・

槍沢を下る
 
13:16 食事後槍沢を下ります。登山道はジグザグのザレ場で歩きにくいです。

水場

14:05 槍沢最上部の水場「水沢」です。ここが梓川の源流かもしれません。タオルを冷やして鉢巻きにしました。

天狗原分岐

14:27 天狗原分岐(2325m)、右に登れば槍ヶ岳山荘、沢を横切ようにまっすぐ進めば天狗池を経由して南岳方面に至ります。

雪渓

14:58 「槍沢大曲り」(2130m)付近の雪渓は踏み抜かないように左サイドを慎重に下ります。

水俣乗越分岐

15:10 水俣乗越分岐(2090m)、左側から流れ下る沢を登れば水俣乗越です。この沢を横切り上高地方面に下ります。

ババ平キャンプ場

15:36 ババ平キャンプ場(2001m)が見えてきました。河原にあるので豪雨時は怖いです。

槍沢ロッジ

16:10 漸くたどり着いた槍沢ロッジ(1820m)です。明日は雨が予想されるのでキャンプは止め、今夜はロッジに泊まります。

風呂

久しぶりの風呂ですが石鹸の使用は禁止、それでも気持ちよかった。コントローラで追い炊きも出来ます。

ロッジ内部

木造二階建てのロッジは山小屋にしては大変立派なつくりでした。ここにはスキー場のような乾燥室が有り、濡れた雨着、シャツ、テントなどを干してザックの軽量化を図りました。有りがたく感じた宿でした。それに比べ明日は雨が確実で気が重いです。

チングルマ

 HANA

 上の写真は東鎌尾根で撮ったバラ科の落葉小低木「チングルマ」の綿毛(種)です。下が綿毛になる前の花です。コマクサなどと共に高山に咲く代表的な植物です。草丈はおよそ10cm、雪解け後の湿地などには大群落になります。白い花が風車に見える事から和名で「稚児車」と呼ばれるようになりました。原産地は日本、カムチャッカ半島

表銀座縦走報告 PART-2 (合戦小屋~ヒュッテ西岳) CMT DISAPVL、8/22 JGG 28'34"/5km

2015-08-24 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。大阪での「中一遺体遺棄事件」については被疑者、被害者双方の行動に病んだ日本の社会を感じます。経済活動を優先するあまり、24時間営業の店も多く、未成年者の深夜徘徊を容認する風潮は決して良い結果を招くとは思えません。45歳にもなって弱いものを死に至らしめる容疑者には厳罰を以て償いをして欲しいと願うばかりです。同時に中学生の男女を深夜徘徊させる大人達の常識を疑ってしまいます。

 表銀座縦走二日目は合戦小屋を早立ちし、燕岳、大天井岳をクリアしてヒュッテ西岳のテン場まで歩きます。

 15日
     05:30 合戦小屋発
     06:51 燕山荘着(ザックをデポ)
     07:13 燕山登頂
     07:42 燕山荘発
     11:41 大天井岳登頂
     16:10 ヒュッテ西岳着(テント泊)
RESULT: 標高差552m、走破距離11.34km、所要時間10時間40分

合戦小屋~ヒュッテ西岳

 二日目は合戦小屋からヒュッテ西岳までの11.34kmを縦走しました。長い急登は有りませんが距離が長いので疲れました。

合戦小屋テン場の朝

05:28 夜露に濡れたテントを畳んでザックに詰め込んで出発です。前日の疲れでご来光を拝するのを忘れました。W 朝食はパンとコーヒーでした。

大天井岳&槍ヶ岳

06:05 合戦小屋を出発後しばらく登ると大天井岳と槍ヶ岳が見えてきます。槍の左手には穂高連峰も見えています。

燕山荘1

06:26 平らな尾根に登ると燕山荘が見えてきます。あと30分、頑張ろう。

燕山荘2

06:51 燕山荘に到着、山荘前にザックをデポして燕岳を往復します。緩い坂で歩き易いので15分も有れば登れます。(標高2664m)

めがね岩

07:05 大きな岩を振り返ると穴が二つ、めがね岩だそうです。撮影をする人が多かった。私もその一人でした。W
 
燕岳山頂

07:13 標高2763m燕岳登頂、登山道は白い砂礫になっていますが山頂は丸い花崗岩がゴロゴロしています。

北アルプス南部の眺望

07:14 燕岳山頂からの眺望、左から大天井岳、遠くのトンガリが前穂高岳”釣り尾根”を挟んで奥穂高岳、深く切れ落ちたところが北穂高岳と南岳に挟まれた”大キレット”そして右端雪渓の上部が槍ヶ岳です。

イルカ岩

07:29 登りでは気が付かなかった”イルカ岩”です。うっかり見過ごしてしまいそう。

縦走開始

07:42 燕山荘を左に見てヒュッテ西岳に向け長い縦走開始です。この辺りから槍ヶ岳までの登山道は”喜作新道”と呼ばれていますが大正初期(大正9年ころ)に安曇野市穂高生まれの猟師、小林喜作氏が後に「表銀座」と呼ばれているこのルートを切り開いたとされています。細部について言えば喜作レリーフが有る「大下りから槍ヶ岳」間を喜作新道と呼ぶべきかもしれません。

快適な尾根道

07:54 素晴らしい尾根歩きが約束されます。この尾根を歩きたくて苦しい合戦尾根を上ってくる登山者も多いと思われます。槍ヶ岳の右、斜め下に伸びる尾根は「北鎌尾根」と言い冬山で遭難者が相次いだ尾根です。その向こうの右に続く雪渓が残る尾根は「裏銀座」です。

蛙岩

08:18 蛙岩標識を左に見て先を急ぎます。

ゲエロ岩

08:19 この辺りの人はカエルの事を”ゲエロ”と言うのでゲエロ岩とも呼ばれています。どこがカエルなのか良く判りません。W

大下り

1034 ”大下り”の底部はキレットになっていて鉄梯子が設置してあります。最低部の右側に有る平たい岩の真中に四角の黒い「喜作レリーフ」が見えます。国土地理院は此処を「切り通し」と言っていますが「切戸」(キレット)の方が正しいと思います。此処を切り通しと言うなら谷を登って左右の谷に人が通り抜ける場所でなければなりません。切り通しと言うのは人間が通りやすく切り開いた場所を言います。こんな危険な場所に「切り通し」を作って左右に通り抜ける人など皆無です。W 

喜作レリーフ

 喜作レリーフ(標高2660m):大正9年に小林喜作氏が新道を切り開いた功績を称えて彫刻家の小川大系氏が制作しています。製作年月日は見えませんでした。此処から大天井岳までは標高差262mを一気に登ります。

ヒュッテ大天井分岐

10:49 大天井ヒュッテへの分岐です。左に折れて大天荘に向かいます。この登山道は”ガレ場”になっていて大変歩きにくくなっています。

大天荘

11:31 大天荘到着、早速ザックをデポして大天井岳アタックです。標高2875m、あと47m登ります。W

大天井岳

11:41 大天井岳(2922m)登頂、次の日は左の尾根を登って槍ヶ岳に向かいます。槍ヶ岳の右にある小さなピークは「小槍」です。「アルプス一万尺、小槍の上でアルペン踊りをさあ踊りましょ」と歌われる”あの”小槍です。

冷やし中華

12:00 食欲がないのでさっぱりしたものをと考え、大天荘で「冷やし中華」を食べました。¥1,000
因みに大天荘は
合戦小屋、燕山荘、ヒュッテ大槍と同様に登山口下の有明荘をベースにしている山小屋です。

ヒュッテ西岳へ

12:26 今夜のキャンプ地、ヒュッテ西岳へ向けて長い稜線歩き開始、概ね樹林帯が多いものの、痩せ尾根有り悪場ありの喜作新道です。

悪場

12:45 早速の悪場、ここはどうにかしないと近い将来通れなくなりそうです。このトラバース道を回り込むと大天井ヒュッテが見えてきます。

ヒュッテ大天井岳

12:50 突然の様に眼下に大天井ヒュッテ(2650m)が現れます。ヒュッテを通過後、喜作新道は左に折れ、2766mの山を巻いて進みます。

びっくり平

13:44 巻道が終わると小さな広場に出ます。「びっくり平」です。

槍と間の沢

13:51 槍ヶ岳と雪渓が残る”間の沢”です。この景色を見て「びっくり」したのかもしれません。右に落ちる尾根が北鎌尾根、左が明日登る東鎌尾根です。

痩せ尾根歩き

14:48 しばらくは痩せ尾根歩きが続きます。稜線の風が心地よかったがふらつくと怖かった。

あと1.3k

14:56 あと1.3kの標識にホッとしました。向うに常念岳が見えています。

ホッとするひと時

15:55 ヒュッテ西岳の赤い屋根が見えてきました。明るいうちにテン場に到着できそうでホッとしました。

ヒュッテ西岳テン場

16:14 ヒュッテ西岳のテン場前景です。岬の突端のような場所です。

テント設営

17:05 なるべく水平に近い場所を選んだ結果、ここになりました。左が入り口で東になります。西風が吹いたら体ごと谷底に吹き飛ばされそうです。この後にペグを増やして補強しましたが土壌が柔らかく心配でした。反省としては持参したザイルを右奥(反対斜面)のハイマツに縛り付けておけば良かったと思います。
※この日は早めに休んで明日の東鎌尾根、槍ヶ岳岩場に備えました。谷底とは違ってラジオが聞けたことが良かったです。

オヤマリンドウ

 喜作新道に咲いていたリンドウ科の多年草「オヤマリンドウ」です。和名の「御山竜胆」、根茎が竜の肝の様に苦い事から命名されたようです。古くから健胃薬として用いられてきました。日本固有種であり、東北地方から中部、四国(石鎚山)に分布しています。