先日、お隣の市の遺跡発掘調査の展示発表会に行きました。
腰痛の痛さもいくらか軽減したので、低気圧が来る前にと思いくるまで30分ほどの距離なので楽でした。
初めて行ったのが12年前ですから、毎回開催の連絡葉書が開催1ヶ月前に来ます。
今どきの自治体開催の事業年度毎の発掘調査発表会としては、大変努力されていると思います。
市民会館の会議室ですが、職員の説明も懇切丁寧で、知識も深くて聴いていて楽しいものが有ります。
毎回思うのですが、関東地方の辺境の地ですが、発掘された縄文時代の火炎土器を見ていると、今から遡ること一万年ほど前にあれだけの芸術性のある文様を作る人々が居たことを考えると、現代人が文明の中で失った物が多いような気がします。
理科系のお勉強をしたためか数値に置き換えて考えると、100年を1cmとすると、約1万2千年前から2千年ほど前の約1万年の間になりますから、縄文時代は約100cmの間も続いていたことになります。
地球上の気候から見ると間氷期が終わり温暖化になり、縄文海進となり関東地方の奥地まで東京湾が入り組んでいたと想像できます。
縄文人の居住していた発掘された住居跡を見ると、おおかたが現在人が住居を建てるので試掘して発見されたものが多いようです。
縄文人も現代人も同じような地形の所に居住場所を選択するのが面白い所です。