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LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

試験会場の縦振電鍵で手に汗握る・・・

2025年03月22日 12時20分28秒 | アマチュア無線
 昨日に続いて関東地方の辺地は暖かくなり、我が無線室も暖房無しで20℃になりました。
久し振りに無線卓を整理して、縦振電鍵を叩いてみました。
古稀を超えたせいか、今年の冬は両手が紙やすりの様に手荒れが酷くなってしまい、ハンドクリームが欠かせなくなりました。

 最近は加齢のためか、手に汗をかかなくなり、「手に汗握る」事もなくなりました。
この前に手に汗を握ったのは何時だったろうか、高校生の時分に文化祭で他校の女子高生とフォークダンスで手を握った時だったろうか???
 そうだ! 昭和の時代にアマチュア無線の1級を受験した時にモールスの試験の時でした。
高校生の時には電話級でしたが、電信級や2級の試験を飛び越えて、いきなり1級を受験しました。
電波法規と無線工学はそれほど難しくはありませんでしたが、なにせ周囲にはモールスを教えてくれる人は居ないし、とりあえずは道具が有りませんから、秋葉原の無線機屋さんに出かけてJRCのKY-3Aというのが、落としても壊れそうにないので購入しました。
中学同級生のお父さんが確か船舶通信士をしていたので縦振り電鍵の操作方法を教えてくれないかと相談しましたが、なにせ進学校の女子高生でしたので、すぐさま断られてしまいました・・・トホホ

 しかたなく、モールス受信用のカセットテープを購入しました。
それから毎日独学での勉強が始まりました。
 
 当時の試験は日本電子工学院での集合試験でした。
筆記試験は記述式で無線法規が2時間、無線工学が2時間30分でした。
さらには和文モールス受信と英文モールスの受信が終了した後に、和文と英文の送信がありました。
 友人に聞いたところ、自分の縦振電鍵を持ち込み可能で、鰐口クリップを付けて持ち込んだ方がいいとのことで、急いで受験前日にハンダゴテを握って作り、持ち込みました・・・
当日は埼玉の奥地から早朝の電車に乗り、4月の混雑で満員の電車に乗りました。
英文の普通文の受信の時でした。
いきなり「1815年ナポレオンはワーテルローの戦いで・・・」といきなり
数字の打電が入り試験会場は「響めき」ました・・・
その後の打電試験は訂正符号を3回ほど打ちましたが終了すると担当試験官から「打電上手いね!」と言われたのが妙に頭に残っていました。
右手で打電していたので、右手の掌は気がつくと真夏でも無いのに汗でびっしょりでした!!

 当日のお天気は今日の様な初夏の暖かさだったのを古稀の爺さんは妙に記憶しています。

 そんなこんなで、電話級から1級の受験はなんとか合格して、古稀の爺さんは現在に至っています・・・