眞澄と浦霞と見ると、判る人はすぐピンとくると思います。
ここのところ一ヶ月あまり断酒していたので、自分へのご褒美に美味しい純米酒をと思い眞澄と浦霞を選びました。
眞澄は諏訪大社の「眞澄の鏡」から由来した諏訪地方の美味しい日本酒、浦霞の由来は、源実朝が詠んだ和歌「塩釜の浦の松風霞むなり八十島かけて春や立つらむ」からきている塩竃の美味しい日本酒です。
たまたま、この二本は近所の街の酒屋さんがその地方の出身の為か、いつも有ります。
4年前の東北の震災でも、酵母が死滅した後もこの両者の酒蔵の酵母のやりとりは以前に読んだことがあるのですが、酒飲みには涙が出るくらいに感激したことを覚えています。
息子の大学の醸造学科の博物館に出身酒蔵の名が有ったのが何とも嬉しい限りでした。
両方の酒蔵ともに、以前家族旅行で出かけた時に立ち寄ったことがありますが、地方のちゃんと造っている酒蔵です。
若い頃バイクで地方にツーリングに出かけていた頃に、酒蔵があると立ち寄って購っていました。
地方の小さな酒蔵で、その地域しか飲まれていない日本酒で美味しいものがたくさんありました。
たぶん、スコットランドのスペイ川流域のシングルモルト、ケンタッキーの名も知れていない単蒸留のバーボンも、その地域でしか流通していない美味しい酒があるのだと思います。