自燈明・法燈明の考察

心のかたちについて-ウンモ星人②

 マニアックとも思える話を続けます。
 宇宙人ユミットからの手紙という本の中に、「宇宙における地球人の位置」という章があり、そこで人間の心について形而学的な事が語られています。今回はその内容について簡単にですが、紹介をしたいと思います。

◆進化論について
 いま私達が学校で学んでいる地球の生命に関する歴史では、45億年ほどまえに地球が誕生し、その原初の地球で続いた噴火活動から大気が生成され、その後、大気の中の放電現象によって、生命の元となるたんぱく質が生成されたと言います。そしてその後、宇宙線の影響や、「いくつかの連鎖」が不足していますが、自然の中で偶然が重なり、単純なものから複雑なものへ、無機的なものから有機的なものに、そして物質的から生命的なものへ進化したと言うのです。

 つまりいま科学界で語られる生命の誕生までのプロセスは、すべて偶然の産物の結果であると言うのです。しかし一方で、化学とは常に因果関係の上から事象を論じるものであって、偶然という事を本来は認める分野では無いのです。しかし科学的に未知な部分は「ミッシング・リンク(失われた連鎖)」として処理し、ある意味でそこで思考を止めているのが現実なのです。

 宇宙人ユミットは手紙の中で語ります。彼等は徹底した合目的論者です。例えば自然が宇宙線による突然変異だけで、これだけ複雑な構造物を作り上げられるはずはないと主張しています。手紙の中では、単なる偶然で生物を作り上げるというのは、猟銃をやみくもに発射して大理石を削り、パルテノン神殿の装飾レリーフを完成する様なものだと言っています。

 彼等が主張しているのは、生命とは初めから計画されて作り上げられたと言うのです。では誰が「計画」をしているのでしょうか。



◆二つの宇宙
 ユミットの科学によれば、宇宙というのは「二つの宇宙」から構成されていると言います。そのうち一つは、私達が過ごすこの宇宙の事を言い、四次元構造で出来ている宇宙を言います。四次元とは線・面・立体の三次元に時間軸が入った四次元を指します。
 そしてもう一つの宇宙というのは、この私達が認識している宇宙とは異なる次元に存在する構造を異にした宇宙の事を指し、端的に言えば私達の住む「この世」の宇宙の他、「あの世」の宇宙が存在すると言うのです。ユミットの科学によれば、宇宙というのは十次元まであると言いますが、宇宙とはこの2つの宇宙を指しています。
 そしてこの2つの宇宙というのは、互いに独立しているのではなく、交流しながら存在しています。問題は、「この世」の宇宙と「あの世」の宇宙がどの様に交流しているのか、そこを究明しなければなりません。

 ユミットの主張するこの二つの宇宙では、「あの世」の超物理的構造が、「この世」の物理的構造を操作し、「あの世」の主導理念に基づいて、「この世」で組織化して生命が発生していると言うのです。私達の科学では未だ「偶然」に生命は発生したと言う立場ですが、彼らの宇宙観では、理念が背景にあって生物は発生していると言うわけです。そして二つの宇宙の橋渡しをしているのが、生物であり、その生物には橋渡しをするための原子構造が備わっていると言うのです。

 また彼らは、「この世」はエントロピーの世界だが、「あの世」は非エントロピーの世界だと言います。この意味からすれば、「あの世」の宇宙は「この世」に対して情報を注入していると言い、この世に注入された情報によって、この世で生命は誕生していて、進化していると言います。

 またあの世の超物理的構造の中には、様々なレベル、様々な層があり、一つのヒエラルキーが構成されていて、彼らが言うには、「あの世」の宇宙には、惑星毎の司る構造が存在し、地球の進化については、この地球を司る構造の部分から情報が注入されていると言うのです。そしてこれによって発生した生命とは、やがて超物理的構造のあの世に対して、情報を逆に注入する様になります。この世で生活する生命の「目や耳」とは、あの世に対して情報を送るセンサーとして働くのです。

 生命の進化とは、こうした「この世」と「あの世」の情報の相互注入の中で進むと彼らは考えており、例えばある種族が「あの世」の情報を元に発生し、「この世」で生活をします。そして生活をする上で問題があれば、その情報を「あの世」に渡し、「あの世」ではその情報を元に「進化」の情報をこの世に注入、そこで「進化」が進むと言います。

 彼らユミットの考える進化とは、この様に2つの宇宙の相互関係によって進んでいると言うのです。

◆重力波と水分について
 またこの2つの宇宙の相互通信に、彼らユミットの科学では「重力波」と「水」がとても重要な役割を果たしていると言います。

 この本を出版された1990年代初頭には、地球上の科学で重力波とは理論的な内容であり、まだ実証されているものではありませんでした。しかし2015年に、この重力波については初めて観測されたのです。

(ついに捉えられた重力波-natureダイジェスト)

 また水について。ユミットの手紙を元に本書で著者のプチ氏は語ります。

「アンモニア、メタン、炭酸ガス、硫酸無水物など、水と同じ分子量の分子はどれもみな気体状なのが通常である。だが水だけは100度もの高温になるまで液体のままである。これは自然の、物理化学の大いなる謎のひとつである。なのに我々の体は地球上でもっともありふれたこの液体で出来ている。なぜ水が液体なのかを未だ解明できないでいるのは、何としても許しがたい事ではないだろうか。(中略)ユミットによれば、水は生命体のプロセスにおいて非常に積極的な役割を演じている。水の構造は複雑であり、情報を蓄積したり、遠距離に発信したりする機能が含まれているそうなのだ。」

 ここまで読んでいくと、先に紹介したJ.Lホイットン博士の中間世の事、また木内氏等の臨死体験にもつながるような記述も出てきていますが、それはもう少し後に語る事として、次は「意識」という事について、ユミットたちの主張を紹介いたします。

(続く)


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