次世代総合研究所・政治経済局

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誰か安倍にことわざを教えよ

2007年02月24日 13時13分58秒 | Weblog
 郵政落選の衛藤氏が安倍首相意向で復党し参院比例で公認される方針となった。党執行部は認めない方針だったが、首相の強い意向で転換したという。
http://www.asahi.com/politics/update/0224/001.html

 これには公明党もヘソを曲げるだろう。というのも江藤の地元大分県で公明の比例票が江藤に流れるからだ。最近の選挙では「選挙区では自民、比例区では公明候補を」と連呼するのが自民の選挙スタイルになってきているから、創価学会が本気にならないとすると自民の参院選ではキツくなる。

 江藤氏は安倍首相と昵懇の仲とのことだが、私情が優先する政治家には日本はまかせられぬ。前任者で「非情」に徹した小泉首相とは対照的である。閣内で安倍氏が軽んじられるのもむべなるかな、である。

 これで内閣支持率は低下の一途をたどるだろう。ひょっとすると参院選前には20%そこそことなるかもしれない。そうなったら総裁更迭だ。いまさら麻生でもないだろうし、ロクな首相候補のいない自民党が何でもアリと捨て身になれば、候補は小泉か石原慎太郎か竹中平蔵しかいないだろう。しかし、日銀総裁ねらいの竹中は当然固辞、以下民主党との泥仕合となるが、こうなると敵失で案外民主党が勝つかもしれない。

 安倍にはロクな友人がいないようだが、誰か「泣いて馬謖を斬る」の故事を教えてやったらどうか。

「泣いて馬謖を斬る」

出典『三国志』「蜀志馬謖伝」

 三国時代の武将である馬謖(ばしょく)が、街亭の戦いで諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)の指示に背いて独断で布陣し敗戦を招いた責任で処刑された。愛弟子であった馬謖の処刑に際し孔明は涙を流したという。他の武将達の中には「馬謖ほどの有能な将を」と処刑を慰留する者もいたが、孔明は「軍律の遵守が最優先」と処刑に踏み切った。





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