次世代総合研究所・政治経済局

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北朝鮮へのツケは中韓両国が払え

2007年02月23日 02時25分33秒 | Weblog
 6か国協議で合意された重油供与には米ロ両国とも積極的に加わるつもりがないようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/news/20070214i112.htm
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/news/20070216i201.htm

 ロシアのアレクサンドル・ロシュコフ外務次官は13日「重油5万トンの支援にロシアは加わらない」と語り、旧ソ連時代に北朝鮮国内に建設した発電所の更新など別の形でエネルギー支援を行う用意があると表明した。

 一方、米政府もエネルギー支援には加わらず、食糧などの人道支援だけを実施する方針で、重油5万トン相当の支援については、韓国が単独で実施すると解釈しているらしい。(95万トン相当の支援については、換算価格4億ドルを日ロ両国を除く米、韓、中3か国で均等負担)

 大いに結構。国内事情を優先して北をツケ上がらせた関係国にはキッチリと負担をしてもらいたいものだ。わが国は独自のミサイル防衛網開発宣言でもしたらいい。


 時に米国は国務次官のメグロポンテが来週東アジア諸国をする(FT電子版20日記事)
http://www.ft.com/cms/s/fb8aa396-c150-11db-bf18-000b5df10621.html

 日本では同氏の来日が話題となっているようだが、これは中韓両国訪問の「ついで」ということになるだろう。場合によっては平壌訪問の可能性すらあるらしい。その場合には2000年のオルブライト訪朝以来の米国高官訪朝となる。

 もっとも、6か国協議の合意でライス国務長官はタカ派から相当批判されているようで、メグロポンテ級の人物の訪朝は実際には難しくヒル国務次官補になるだろうとの見方もある。

 この時期だからこそ政府高官の訪朝が合意を進展させるという意見もあるようだが、では7年前のオルブライト訪朝は何だったのか。いずれにしても米国には自重を求めたい。




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