次世代総合研究所・政治経済局

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やはりデタラメだった社会保険庁

2007年02月17日 22時24分10秒 | Weblog
やはりデタラメだった社会保険庁  内政
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基礎年金の番号モレなど記録の不備が5000「万」件あったことが判明した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070217AT3S1601M16022007.html

社保庁によれば、「基礎年金番号」が何らかの理由で付されていない年金加入記録が、昨年6月時点で5000万件もあることが明らかになった

 この調査は民主党の要求で実施したとのことで、そういう意味では民主党も功あったというべきだろう。

 このままでは年金が知らないうちに減額になっている場合や、支給されない場合や、他人に支給される場合が「日常茶飯事」になるだろう。というより既にもうそうなっているか。

 無責任な役人に任せると一事が万事この「ずさんさ」である。もはや警察と防衛、軍事以外は全て「完全民営化」ということでどうか。



ブッシュの火遊びは止められない?

2007年02月17日 01時24分05秒 | Weblog
 昨日のブログ記事で米国とイランの戦争の可能性について述べたが、ちょうど前後してブッシュ大統領がイラクの紛争にイランが国家的関与をしている可能性があることを示唆した。
http://www.iht.com/articles/2007/02/15/america/web.0215prexy.php

しかし、その「証拠」たるや誠にお粗末としかいいようがない。以下抄訳する(IHT2月16日電子版)

 ブッシュ大統領はイラン政府の一部局(Quds Force )がイラク国内のシーア派に爆弾を供与し、米軍170名を殺し600名を負傷させたと確信していると述べた。ただし、イラン政府高官が関与しているかどうかについては不明と述べている。

 情報筋ではイラン政府高官の関与を疑っているが確証がない。統合幕僚会議議長のペース将軍は、爆弾がイラン製であるからといってそのことがイラン政府の指示ということにはならないと述べた。広報担当のキャルドウェル少将は武器使用の因果関係の情報はイラクで拘留していたイラン人などからの情報だという。

ホワイトハウスはイランをイラク問題のスケープゴートにしようとしようとし、核問題で圧力をかけているのは新たな戦争の下準備だと批判する者もいる。

 ブッシュはイラン攻撃の可能性については否定しているものの、ゲーリー・シック コロンビア大教授(イラン問題)は、爆発や誘拐など偶発的な出来事による戦争突入の可能性について指摘している。(以上抄訳)


 そもそも91年の湾岸戦争にはじまり、イラク戦争でも制服組はいずれも開戦には消極的だった。イラク戦争についてはベーカーが座長をした研究グループが開戦前にペンタゴン(国防総省)が、陸軍参謀長のイラク侵攻後は数十万規模の軍の派遣が必要となるとした意見を黙殺したことが明らかになっている(IHT06年12月11日印刷紙面)

 ブッシュの火遊びもいい加減に止めさせないと米国そのものを崩壊させかねない勢いだ。