次世代総合研究所・政治経済局

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ちぐはぐな民主党の国家運営  

2007年02月06日 21時56分29秒 | Weblog
民主党が柳沢厚生相留任で与党・政府が一致したことを受け、審議拒否の方針を転換、近く国会審議に応じることとなった。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070206AT3S0501205022007.html

 柳沢氏の発言が不適切であることは論を俟たないが、それと審議拒否をすることとは別である。日経新聞は本日の社説で愛知知事選で民主党が勝てなかったのは審議拒否のせいだとまで述べている。

 そもそも今国会で審議すべきことは山積している。小沢代表が本気で「格差の解消」を考えているのならば予算委員会で積極的に政策を提案すべきであった。

 そうこうしているうちにあれほど強硬に賃上げに反対していた日本経団連の御手洗会長が業績の良い企業については賃上げを容認する趣旨の発言をした(本日日経新聞朝刊)
 
 中小企業についてはすでに昨年、労働分配率が上昇している(大企業は低下)労働分配率がすでに米国並みに低くなった日本、ただでさえ、大企業の労働分配率は中小企業に比べ製造業で25%、非製造業では35%も低い。(2006年9月15日日経記事)

 敵失依存の野党には存在価値がない。