次世代総合研究所・政治経済局

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ドビルパンの米国批判

2007年02月09日 21時58分02秒 | Weblog
フランスのドビルパン首相がイラクへの米軍増派をバカげており、イラク国内の騒擾は全ての外国部隊の撤退まで続く。イラク民主化まで撤退しないとなれば永久にその時は来ないと批判した。
http://www.ft.com/cms/s/8e82a9a0-b616-11db-9eea-0000779e2340.html

 同氏はまた、核兵器開発をイランが行っていることに対し、諸国は想像力が乏しいとも批判、中東について近視眼的になることを戒めた。

 首相みづから米国の政策を批判するとは、どこかの国のように米国のイラク政策を批判する大臣の「真意」を必死に押し隠そうとする政府とは大違いのようだ。

ついに地球温暖化の元凶であることを認めた中共政府

2007年02月09日 02時13分22秒 | Weblog
さすがに中共政府も地球温暖化に中国が影響を与えていることを間接的ながら認めた。
http://www.iht.com/articles/ap/2007/02/06/asia/AS-GEN-China-Climate-Change.php

中国の気象庁長官が「中国は国連気候変動会議の結論に賛成する。異常高温、海面上昇、旱魃、大風台風の発生などから温暖化を憂慮しているが、クリーンなエネルギーに転換するには(中国はエネルギー源の7割を石炭に依存)余りにコストがかかる。太陽、風力エネルギーへの転換を進め、向こう5年間で温暖化ガスを4%削減する」と言明したのだ。

 10年後には世界第1位の温暖ガス排出国となることが確実視されている中国、今冬の北京が30年振りの高温となっていよいよ認めたか、という感がある。報告書では向こう50年から80年間に中国で収穫される穀物が4割減少するとされていることも政府を動かしたようだ。事実、中国北部の旱魃はひどく河川からの蒸発が15%上昇し、最も影響を受けるのが上海だとの観測もある。

 それでもまだまだ油断できない。というのも、中国は京都議定書には参加していない上、昨年末、地方政府が排出ガスの過小報告をしたことが国内メディアによって報告されているからだ。

 いずれにせよ、隣国の大国からいらぬトバッチリを受けぬためにも同国の気候変動への取り組みについては今後とも注視していく必要があるだろう