Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

まとめ書き

2005-04-11 | Weblog
またもや更新が遅れました。
これは外泊と早朝バイトが原因。
その内容は下記にまとめます。

4月9日
プレミアでの2試合目。
この日はリザーブスタート。
相手は昨年の最下位なので、メンバーを落としているとのこと。
ホンマかいな?!
試合のほうは35-3で今季初勝利。
あのメンバーでこの大差はメンバーを落としたのも納得できるが、僕としては1試合でも多くの経験をつみたかっただけに、後半のみの出場は歯がゆかった。
この日もジャッカルを決めてやった。
相手はフィジアンかな?
とにかくデカイ奴だったが、小さい奴の仕事は密集でボールに絡むことと自覚している。
そのプレーの最中に相手プレーヤーが僕の目に指を突っ込んできたのでコンタクトが取れた。
見えんではないか!
仕方がないので片目をつぶった状態で残りの試合をプレーしたが、こちらではウインクは相手をおちょくるイメージが強いので、そのフィジアンは僕がジャッカルを決めてやったのでウインクしておちょくってると思っているようだ。
何か僕に向かって暴言を吐いているようだがフィジー語なんかわからない。
最後までウインクしてやった。

その日の夜は、現在英語を教えてもらっている大学生・太郎君のチームの船上パーティーへ。
船から見るオークランドの夜景はとてもきれいだった。
しかし、船は100人乗りくらいのあまり大きな船ではなかったせいか、メチャクチャ揺れるのだ。こうなったら揺れているのかどうか分からなくなるまで飲んでやれとビールをあおった。
しかも僕が他チームの人間と奴らが知ると飲ます飲ます。
おかげで船酔いにはならなかったが、酒にはかなり酔うはめに。
降船してからも、そのままメンバーたちとオークランド市街のパブやらクラブやら引っ張りまわされ、終了は4時。
飲酒運転で片道100kmの道のりは不可能と判断し、その日は太郎君の家に宿泊を余儀なくされた。

4月10日
太郎君の家で目覚めると、そのままインターネットカフェに直行し職探しと家探しに没頭。
何件かの物件をメモし、早速片っ端から電話。
ラグビーの聖地イーデンパーク近くのフラットに良いものを発見。
そこで暮らそうと思う。
そして職探し。
これも片っ端から電話していこうと、とりあえず有名店から。
NZで一番美味しいすし屋と「地球の歩き方」に書いてあった店に電話。
なんとか面接までこじつけることが出来た。
そして面接。
結果から報告すると見事合格!
翌日から働くことに。
英語での面接だったが、うまく自分をアピールできたようだ。

この日の晩はクリブの家でBBQ。
久しぶりの缶詰以外の夕食に取り乱してしまった。
とにかくステーキにがっついた。
「ジン!もっと食え!缶詰いるか?」
と冗談も交えながら、楽しい夜は過ぎた。
翌日はすし屋の初出勤。
しかも7時出勤。
現在の我が家からだと6時前には出発しなければ間に合わない。
そんな苦労も、もうすぐこの家とおさらばできると思えばなんて事はない。

4月11日
5時起床。
まだ夜明け前。真っ暗だ。
5時40分に車のエンジンをかけ出発。
朝霧の中、時速120kmでオークランドへ向かった。
夜露と朝霧でフロントガラスが曇る。
ワイパー作動!
あれ?
全然ふき取らないではないか。
前がほとんど見えない状態でとりあえず走った。
するとこんな朝から大渋滞。
NZは車社会で、渋滞は日常茶飯事。
朝の7時くらいからと聞いていたが、まだ6時半だ。
初日から遅刻は勘弁だ。
とにかく町へ急いだ。

なんとか遅刻せずにバイト先へ到着。
僕の担当は朝の仕込み。
といっても寿司ネタは触らず、ひたすらフィッシュ&チップスを仕込む。
それがおわればジャガイモの皮むき。
10kgのジャガイモをむき終わるのに1時間以上かかった。
そして賄い。
これだ。これを唯一の目標にジャガイモの皮むきや魚の骨抜きや皿洗いに耐えたのだ。
この賄いがまた美味!!
ついつい食べ過ぎた。
時給$9。
片道100kmの道のり。
パーキング料金$27。
ガソリン代と駐車料金を考えると、このバイトは行けば行くほど赤字になる。
もはやNZ経済は僕が支えているといっても過言ではない。

しかしそんな待遇も、美味しい賄いと、何よりこの家を脱出するためだと思えば何の苦痛もないのだ。

このブログを書いている最中、家主のデイブが「にんじん好きか?」と生にんじんを持ってきた。
僕をウサギと間違えているようだ。


写真は試合後。
次回はフル出場し、是非ともチームの勝利に貢献したい。