かもめ見聞録

奇跡の炎上大王バーンをなま暖かく見守っていた、千葉ロッテ応援日記。

縁故採用かな?

2018-12-30 00:00:01 | 千葉ロッテ
監督交代で好機到来の成瀬善久。実は独立リーグ行きを決めかけていた 【webスポルティーバ】

 2018年シーズン限りでヤクルトから戦力外になった成瀬善久が、来年2月にオリックスの入団テストを受けることになった。

 成瀬は2003年のドラフト6位でロッテに入団。2007年に16勝(1敗)を挙げてパ・リーグの最優秀投手となり、リーグ3位から日本一になった2010年の“最大の下克上“にも大きく貢献した。しかしヤクルトにFA移籍してからの4年間は思うような結果が残せず、プロ通算100勝を目の前(96勝)にチームを去ることになった。

 今オフの合同トライアウト参加後もNPB球団からの連絡はなかったが、思わぬ形でチャンスが舞い込んできた。テストに向けて「森永製菓トレーニングラボ」で汗を流す成瀬に、テストが決まるまでの経緯や意気込みなどを聞いた。

***

──オリックスの来春のキャンプで入団テストを受けることになりましたが、どのような経緯で決まったのでしょうか。

「12月初旬に、オリックスの新監督に就任された西村(徳文)監督から、『うちでテストを受けてみないか』と直々にお電話をいただきました。金子弌大(旧千尋・日本ハム)さんがオリックスを自由契約になって間もなくでしたかね。NPBでプレーすることが第一目標だったので、ふたつ返事で快諾したんですが......実はその時、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブス(GB)への入団を決めかけていたんです」

──栃木は成瀬さんの出身地でもありますね。栃木GBからはどんなオファーがあったのですか?

「戦力外になった後にどのような形で野球を続けるかを模索していた時に、ヤクルト時代の同僚で、小学校・中学校の先輩でもある飯原(誉士・栃木GBヘッドコーチ)さんが、『地元に貢献してみないか?』と声をかけてくれたんです。11月13日にトライアウトを受け、1週間待ってもNPB球団からの連絡がなかったので、『行きます』と口頭で伝えました。11月末に開催されたヤクルトの納会ゴルフコンペに参加した際には、小川(淳司)監督やチームメイトにも『来年は栃木でやります』と話しましたし、『そろそろ栃木で物件を探そう』と思っていたくらいです(笑)」

──ギリギリのタイミングだったんですね。西村監督とはロッテ時代にご一緒でしたが、どのような印象がありますか?

「僕がロッテに入団した時、西村監督は(ボビー・)バレンタイン監督が指揮を執るチームのヘッドコーチでした。2010年に監督に就任されてから話をする機会が増えましたね。西村監督はブルペンにもよく来てくれたので、投手陣の体や精神面の状態について相談することが多かったです」

──成瀬選手の一軍初登板は、入団3年目の2006年シーズンでしたね。

「その前年、チームは日本一になり、先発投手6人が2ケタ勝利を挙げていました。だから、『二軍でどんなに調子がよくても自分には出番がないかもしれない』と、絶望しかなかったです。数年後の“クビ“も覚悟していたんですけど、翌年の春季キャンプで一軍から声がかかりました。

 そこはもう別世界でしたね。入団当初に、選手寮の寮長から『二軍のぬるま湯体質に漬かったら一軍への道はない』と言われたんですが、それを実感しました。選手の練習に取り組む姿勢、言動にすごみがあり、ブルペンで投げる時のプレッシャーも段違い。そこでダメなら、『いらない』と判断されてしまいますから。チームメイトも“仲間“ではないと言いますか、一軍の選手枠を争うライバルでもあったので、常に危機感や緊張感がありました」

──そんな中で厳しい競争を勝ち抜いたわけですね。

「それは横浜高校時代の経験が大きかったと思います。練習はすごく厳しかったですけど、『継続は力なり』の大切さを学ぶことができたので。プロに入った後は、シーズンが終わったら自分で考えて調整をしないといけない。一軍に上がってからは『もっとやらなくちゃいけない』と意識が変わりましたが、オフでも野球のことを第一に行動する土台は高校時代に培われたものだと思います」

──その後はロッテで長く活躍されましたが、印象に残っている試合はありますか?

「ひとつは、横浜高校の大先輩である松坂大輔(現中日)さんと投げ合った2006年の西武との試合です。松坂さんは球界を代表するエースでしたから、『勝てたらうれしい』と思っていましたが、完全に力負けしました。間近で見る球は映像で見るよりはるかにすごくて、“平成の怪物“の恐ろしさを肌で感じましたね。

 もうひとつは、特定の試合ではないんですが、巨人戦には特別な思いがありました。子供のころから巨人ファンで、松井秀喜(現ヤンキースコーチ)さんが大好きでしたから、とくに東京ドームで先発する時は気持ちが昂りましたね。

 2010年の巨人戦初登板は、小笠原(道大・現中日二軍監督)さん、ラミレス(現・DeNA監督)さん、坂本(勇人)選手にホームランを浴びてノックアウト。でも、翌年からは連勝できました。初めて勝った試合の後に行きつけのお店で食事をしていて、『サービスです』と頼んでいないメニューを出された時に、巨人戦での勝利はそれほど価値があるんだなと思いました(笑)」

──その後、2014年にFA宣言してヤクルトに移籍しました。セ・リーグとパ・リーグの違いを感じることはありましたか?

「すごくありました。パ・リーグは、決め球を仕留めようとする打者が多いように思います。例えば、狙い球をチェンジアップと決めたら全打席で狙ってくる。結果は凡フライであっても“紙一重“で、『いつかは捉えられてしまう』という恐さがありました。

 一方のセ・リーグは、打てない球種を避けるか、“当てにいく“バッティングをする打者が多い印象です。それでも、神宮球場はセンターにフォローの風が吹いているので、ヤクルト時代は打ち取ったと思った打球がホームランになることも少なくありませんでした。神宮だけでなく、狭い球場が多いセ・リーグで、巨人の菅野(智之)投手があれだけ勝てるのはすばらしいです。仮にパ・リーグのチームで投げることになったら、どういう投球をするのか興味が湧きますね」

──ヤクルトでは4年間で6勝11敗、2018年は一軍での登板なしと苦しんだ原因も、リーグの違いにあったということでしょうか。

「そこは、生命線であるコントロールがうまくいかなくなったことが大きいです。いろんなケガをしてフォームを変えざるを得ないこともあって、徐々にコースが甘くなることが多くなりました。また、チームを移籍したことによる練習環境の変化も少なからず影響したように思います」

──具体的にはどういったところですか?

「ヤクルトに移籍してから、他の選手から『見られているな』と感じるようになったんです。『何かを盗みたい、参考にしたい』と思ってくれることは光栄なことです。でも、ロッテ時代はチームに緊張感を持たせるために、あえて若い選手とも適度な距離を保っていたので、移籍先のヤクルトでは自らアドバイスをするべきなのかと悩んでしまって。

 ベテランの石川(雅規)さんが気を遣ってくれて、自分をいじってくれたりしていい雰囲気を作ってくれましたし、練習量が多い石川さんから僕自身が学ぶことも多かったんですけど......『キャラを変えるべきなのか』『ちょっと無理をしてでも練習メニューを増やすべきなのか』といった葛藤から、なかなか抜け出せませんでした」

──それでも、今シーズンの終盤には調子が上がってきていたとも聞きますが。

「『今年は自分のことだけ考えよう』と割り切って練習しているうちに、130キロ前後まで落ちていたストレートの急速を、140キロ前後まで戻すことができたんです。コントロールが生命線とはいっても、軸となるストレートに力がなければ話にならないですからね。ストレートだけでなく、いろんなボールがイメージ通りに投げられるようになってきたという手応えはありました」

──その手応えがあったからこそ、現役を続けようと思われたのですね。

「正直、2017年シーズンのパフォーマンスが改善されないようであれば、引退しようと考えていました。でも、今年は状態がよくなったので、納得がいくまでやり切りたいという気持ちが強くなったんです。妻にも、『(プロ通算)100勝を達成したい』と伝え、それに向けてトレーニングしています。あとは、松坂さんの存在も大きいですね。あれほどの大投手がソフトバンクで苦しみ、中日に移籍して再び活躍されている姿は励みになります」

──最後にオリックスの入団テストに向けた抱負を聞かせください。

「西村監督からも『体を作ってきてくれよ』という言葉をいただいているので、しっかり投げられる状態にして臨みたいです。首脳陣やファンの人たちに『成瀬はまだまだやれる』と思ってもらえるよう全力でプレーします。仮にテストに受かったら、何年やれるかはわかりませんが、チームに貢献できるよう頑張りたいです。

 そして野球人生の最後は、栃木で終えたいと考えています。栃木GBのご好意で1月は球団の練習場を使用させていただくことになり、飯原さんも『(テストを受けられることになって)よかったね。でも最後は栃木に戻ってこいよ』と言ってくださった。お世話になった方たちに恩返しするためにも、野球人生を全うしたいと思っています」[了]




さてさて。
ナルニャンの復活はあるんですかね?(;^_^A

ロッテを出たころからすでに劣化が始まっていて、燕~ずでは完全な不良債権。

西村キャントクの元、また戦力として活躍するナルニャンが見られるなら、それはそれでうれしいことだとは思います(^▽^)/


まぁ…




そんな甘い世界ではないとは思うんですけどね…(;´・ω・)
相手はパの強打者たちですし。








…それでもロッテ相手なら1勝や2勝くらいできそうな気がしてならないww


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